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★ピックアップ アーケード★

三国志大戦
連載【第1回】

  • ジャンル:リアルタイムカード対戦
  • 発売元:セガ
  • 操作デバイス:カード移動、トラックボール、計略ボタン、兵法ボタン、カード選択ボタン、スタートボタン
  • 構成:サテライト席4席+メインモニター
  • 料金:1プレイ300円(対戦勝利時、コンティニュー1回目200円、2回目100円)
  • 稼動日:稼動中

【ゲームの内容】

 「三国志」を題材にしたトレーディングカードゲーム。100種を超える武将カードの中から、最高8枚までを組み合わせてデッキを作り、計略や兵法を用いながら敵城の陥落を目指す。盤面に配置したカードを動かすことで、画面内の武将をリアルタイムに操作するというアクション性の高さが特徴だ。ゲーム終了後には武将カードが排出されるので、プレイを重ねて武将カードを集め、いろいろな部隊を作る試行錯誤の楽しみがある。



 3月から全国稼動が始まった「三国志大戦」。そろそろ近くの店舗でもプレイできるようになったのではないだろうか? 本作は、昨今のトレーディングカードゲームと同じように、情報量が非常に多いゲームだ。今回はまず、ゲームを始めるところから、基本知識までを説明していく。



■ スターターパックの購入

これがスターターパックの中身。武将カードはカードスリーブに入れて保護できる
 まずは備え付けのベンダー(自販機)で、スターターパックを購入しよう。価格は500円。スターターパックの中身は、君主カード(ICカード)1枚、武将カード4枚、カードスリーブ4枚、遊び方解説書となっている。プレーヤーの戦績などを記録する君主カードと、ゲーム中実際に動かす駒となる武将カード、ゲームをプレイするには最低限この2種類が必要となる。

 なお、ベンダーでは君主カード単体(300円)とカードスリーブ(30枚・200円)も販売されている。



■ 筐体説明

 筐体には複数のボタン、トラックボールなどが付属している。ここでは筐体の各デバイスの役目を説明する。

1. 君主カード挿入口
君主カード(ICカード)を挿入するスロット。

2. スタートボタン
ゲーム開始やコンティニュー時に押すボタン。

3. 計略ボタン
計略の使用時に押す。メニュー選択時は決定ボタン。

4. 兵法ボタン
兵法の使用時に押す。メニュー選択時はキャンセルボタン。

5. 盤面
武将カードを置くスペース。戦場全体を示し、武将カードによる入力を受け付けるメインデバイスとなる。

6. カード選択ボタン
選択している武将カードを切り替えるボタン。計略を発動させる部隊を、カードに触れることなく選出できる。

7. トラックボール
戦闘時はカメラの移動。メニュー選択時はカーソルの移動。




■ 画面説明

 戦闘中のメイン画面には非常に多くの情報が詰め込まれている。それら全ての情報を把握できれば、戦況の掌握も難くない。

1. 名前
プレーヤー情報、店舗名、位などが表示されている。

2. 自城ゲージ
自分の城の耐久力を示す。これが0になると敗北。

3. 残時間
戦闘の残り時間。0になると時間切れとなる。

4. 敵城ゲージ
敵の城の耐久力を示す。これを0にすると勝利。

5. ミニマップ
戦場全体を現すミニマップ。自軍の部隊は詳細イラスト付き、敵軍の部隊はシンプルな灰色のゲージで表示される。武将カード操作時は、移動先が緑色のカーソルで表示される。

6. 部隊
その部隊の兵種、武将の名前、兵力、武力が表示されている。兵種マークが赤色の場合は自軍、灰色の場合は敵軍となる。

7. 計略
現在選択している武将カードの計略を示す。

8. 士気ゲージ
貯まっている士気の量が表示される。計略で必要となる士気の数も右下の点の数で表示されている。

9. 兵法
ゲーム開始時に選択した兵法が表示されている。兵法を使用すると、効果が続いている間は表示が点滅。終了後は文字色が暗くなって使用できないことを示す。




■ 盤面説明

 盤面は正面の画面とリンクしており、盤面の武将カードを操作すると、画面内の部隊がその盤面に対応する位置へ移動する。

1. 敵陣
敵軍の陣地。戦闘開始時、このエリアには自軍の部隊を配置できない。

2. 敵城エリア
ここに自軍が入ると自動的に攻城ゲージが出現し、単位時間ごとに敵城へダメージを与える攻城モードとなる。

3. 弱点
城の中央にある城門部分。他の部分と比べ、ここを攻城すれば2倍近いダメージを与えられる。

4. 自陣
自軍の陣地。このエリアに自軍の部隊を配置してから戦闘開始となる。

5. 自城エリア
城の中。ここに部隊を配置することで、撤退した部隊を復活させたり、兵力を回復できる。




■ ゲームの始め方

 席に着いたらまず右側のスロットに君主カードを挿入し、クレジットを投入しよう。ただし、先にクレジットを投入しようとすると、認識してくれないので注意。

 君主カードが認識されクレジットの投入も済んだら、スタートボタンを押してゲーム開始。ゲームモードは全国のプレーヤーと対戦する「全国対戦」、同店舗内で対戦する「店内対戦」、COMと対戦する「一人用」の計3種のモードが用意されている。

 なお、初めての場合はモードを選択する前に、自分の分身となる君主名を入力することになる。君主名は君主カードに登録され、これ以降の変更はできない。

 その後は、チュートリアルで基礎を学ぶか聞かれるが、ここでキャンセルしてしまうとそのカードでは二度とチュートリアルができなくなってしまう。初めての場合はできるだけプレイしたほうがいいだろう。

 チュートリアルは全2回用意されていて、一度選択すると全て終わるまで他のモードはプレイできないが、基本的な操作はそれでマスターできる。

軍師が導いてくれるチュートリアルは基本知識を総ざらいしてくれる。一度はプレイしておきたい 君主名には平仮名や漢字だけでなく、英字や記号も使え、ゲーム内では「○○軍」という形で表示される


 料金形態は少し特殊で、チュートリアル、全国対戦、店内対戦、一人用の全てが300円。全国対戦のみ、敵軍に勝利することで、2回まで進軍可能で(計3戦)、そのコンティニュー料金が200円、100円と安くなっていく。つまり、勝ち続ければ3プレイ600円+カード排出3枚となり、勝てば勝つほど低料金でカードを入手できる。さらに、3連勝した場合は「討伐成功」となり、後述する兵法の経験値にボーナスが入る。

 店内対戦、一人用プレイ時は1戦目で勝利することで、追加料金なしで2戦目までプレイ可能だが、勝利の如何に関係なく、カード排出は1枚のみとなる。



■ ゲームの流れ

一度登録した武将カードや兵法は、既定回数勝利するか、敗北するまで変更できない
 モード選択後、使用する武将カードを盤面に置き、部隊を登録する。このとき、武将カードに記されている武将コストの合計が、8以下になるように編成しなければならない。武将カードの登録が終わったら、使用する兵法を選択して、準備は完了だ。

【戦闘準備】

戦闘準備の時間は30秒。30秒経過するか、互いに準備が整うかすれば、戦闘開始となる
 カードを置く盤面は手前側が自軍エリア、奥側が敵軍エリアとなっている。戦闘準備時間には自軍エリア側に部隊を並べ、配置を決めよう。

 敵側もこの時間に配置を決めており、戦闘開始まで敵軍の配置はわからない。

【戦闘】

 武将カードを動かすと、画面内の武将は盤面に対応した位置へと進軍を開始する。武将カードを動かす際は、メイン画面に表示される赤色のカーソルや、ミニマップに表示される緑色のカーソルを見て、移動する場所を確認できる。

 そして、自軍の部隊と敵軍の部隊が重なると、いよいよ交戦状態となる。交戦状態になると、部隊同士が完全に離れるまで、各武将の武力に応じて互いの兵力を削りあう。もちろん、武力の高い武将の方が敵軍の兵力を減らしやすいので、できるだけ武力の低い相手を狙うのが交戦の基本となる。

 また交戦開始時は、稀に武将同士の一騎討ちが始まることがある。一騎討ちが始まると画面が切り替わり、一騎討ちゲージが出現する。武将の武力差に応じたバーが流れてくるので、それを使って5回(=5合)攻撃し合い、より多く攻撃に成功した側が勝者となる。成否の判定は1合ごとにボタンを押したタイミングで優劣がつけられ、同等の場合は引き分ける。なお、武将が一騎討ちで負けた部隊は、たとえ兵力が残っていても即撤退となってしまう。

交戦状態になると移動速度が落ちるので、退却の判断は早めに 一騎討ちでは、タイミングよく計略ボタンを押して攻撃の強さを決める。攻撃の強さには、「失敗」、「弱」、「強」、「激」、「無双」という5段階が用意されている


【撤退と復活】

撤退した部隊にはドクロマークが付き、自城へ戻す指示が画面右下にも表示される。きちんと自城エリアにカードを配置しないと、復活準備ができず大幅なタイムロスとなる
 部隊の兵力が0になったり、武将が一騎討ちで敗北すると、その部隊は撤退となり戦闘不能となる。撤退した部隊は自城エリアに置くことで復活カウントが始まり、これが0になれば兵力が回復して出陣可能となる。

 なお、自城エリアでは少なくなった兵力の回復もできる。自軍で瀕死な部隊がいるなら、無理に戦って撤退してしまうより、一度自城に入れて回復することも視野にいれよう。

【攻城と決着】

敵軍を全滅させたときは連続して攻城するチャンス。敵軍が復活する前に、複数部隊で攻城しよう
 敵城エリアまで辿り着いた部隊には、攻城ゲージが現れる。攻城ゲージは徐々に増加していき、最大まで溜まると敵城にダメージを与えられる。ただし、交戦していたり移動している間はゲージが増加しない。敵城エリアにいさえすればゲージが減ることはないが、敵城エリアから離れてしまうとゲージ自体が消えてしまう。なお、真ん中の城門部分は弱点となっており、他の場所と比べて2倍近いダメージを与えられる。

 攻城して敵城を陥落することが最終目的なため、相手の城ゲージを0にすれば勝利となる。どちらも城を落とせないまま時間切れになると、より多く減らしている方の勝利となり、同点の場合は引き分けとなる。なお、全国対戦で引き分けとなった場合は敗退したときと同じように進軍できなくなる。

攻城されそうなときは、自部隊をぶつけて交戦状態にすればゲージの増加を止められる。また、交戦状態にせずとも弓攻撃を当ててゲージの増加速度を遅らせることもできる



■ 兵法について

 戦闘中ならいつでも使える大技。1回の戦闘中に1度しか使えないが、後述する計略とは異なり士気に縛られないという利点がある。戦闘が終了すると選択していた兵法にはポイントが入り、一定以上のポイントを稼げばレベルが上がって効果があがる。最初は「再起の法」しか覚えていないが、レベルアップ時に一定条件を満たしていると新しい兵法を覚える仕組み。覚えた兵法は君主カードに記録されるので、兵法を育て集めることも大事な戦略要素といえる。

 なおゲーム開始時に選択した兵法は、最初に登録した武将カード同様に、進軍が終了するまで変更することはできない。デッキを組む場合は武将カードだけでなく、兵法のことも考えて組み込んでいこう。

【再起の法】
最初から使用可能な兵法で、撤退している自部隊を全て復活させる。レベルが上がるにつれ、復活した時点で回復する兵力が増えていく
武力を上げるもの、移動力を下げるもの、兵力を回復するものなど、いろいろな兵法が用意されている



■ 計略について

 全武将が1つずつ持っている特殊な技で、自軍を強化するものや敵軍を弱体化するもの、特定範囲を攻撃するものなど、実にさまざまな種類がある。使用するには士気が必要で、そのとき消費する士気の量は計略によって異なる。士気は画面下の士気ゲージに表示されており、時間とともに上昇していく。計略発動までの流れは以下のとおりだ。

1. 画面下にある士気ゲージを見て、発動させたい計略の士気が溜まっているかを確認 2. 計略を使用したい武将カードを擦るか、カード選択ボタンで使用したい武将を選択 3. 画面左下に使用したい計略が表示されているかを確認し、計略ボタンを押す


 洋服の袖などが関係ない武将カードに触れてしまったり、武将カード同士がぶつかって思いがけない武将カードを選択したことになったりして、狙った計略を発動できない状況がたまにある。計略発動時にはくれぐれも落ち着いて決定ボタンを押そう。



■ 兵種

 「騎兵」、「槍兵」、「弓兵」、「歩兵」、「攻城兵」と全部で5つの兵種がある。それぞれ長所、短所があり、代表的な騎兵、槍兵、弓兵は、3すくみの関係になっている。

【騎兵】【槍兵】【弓兵】
一定距離を走り抜けると、白いオーラを纏った突撃体勢になり攻撃力が上がる。突撃体勢になっていると弓兵からの攻撃をあまり受け付けない反面、槍兵の槍部分で迎撃されてしまう。移動速度は全兵種中最も早いが、城に与えるダメージは最も低い 非交戦時はカードの向いている方向に巨大な槍のエフェクトを出す。突撃体勢になっている騎兵など、一定以上のスピードで接触してくる部隊を、その槍で迎撃して大ダメージを与えられる。移動速度は遅いため、遠距離攻撃をしてくる弓兵が苦手だ 停止していれば遠距離から攻撃できる。交戦状態になると弓が撃てなくなるため、弓の効きにくい突撃で切り込んでくる騎兵が苦手。移動速度は槍兵より若干早く、城に与えるダメージは、槍兵、歩兵とほぼ同程度
【歩兵】【攻城兵】
長所、短所が特にないバランスの取れた兵種だが、その反面どの兵種に対しても効果的な攻撃手段が存在しない。移動速度は槍兵と同じ。城に与えるダメージは、槍兵、弓兵とほぼ同じ 城攻のエキスパート的存在で城に与えるダメージが大きい。ただし移動速度は極端に遅い



■ 特技

 持っているだけで効果が発揮される特殊能力。「伏兵」、「防柵」、「魅力」、「勇猛」、「復活」と全部で5種類ある。カードによっては複数ついているが、逆に1つもついていないものもある。

【伏=伏兵】

戦闘開始時に城内に入れてしまうと伏兵の効果は発揮されない。また、伏兵の状態で計略を使用したり、敵軍の柵や城に触れると、伏兵の状態が解除される
 敵に姿を見せず、不意を突いて攻撃できる特技。敵部隊に接触すると姿を現わし、大ダメージを与える。ダメージは接触した敵との知力差によって決定し、自身の知力が高いほど与えるダメージが増える。ただし、伏兵のままでは兵種の特性を活かせず、移動速度も極端に遅い。よって、伏兵持ちのカードは、戦闘開始時にどこに配置するかが非常に重要となってくる。なお、伏兵の効果が得られるのは一度きりで、出現後は普通の部隊と同じように戦うことになる。

【柵=防柵】

武将カードの向きを自城エリアに向けても設置できる。これを利用すれば、柵を密集させて配置することもできる
 戦闘開始時に、敵軍の進入を妨害する柵を自身の前に設置する。何度か攻撃されると壊れてしまうが、兵法、または計略によって再建することもできる。弱点である城門付近に置いたり、敵部隊が侵入してくるルートを防いだりという使い方がある。伏兵同様、戦闘開始時に城内に入れてしまうとその効果を発揮できず、配置場所によっては自陣エリア内でも柵を置くことができない。

【魅=魅力】

 士気ゲージが0.5個溜まった状態で戦闘を開始できる。魅力持ちの武将を入れた分だけ加算されるため、例えば魅力持ちの武将が5人いれば、士気ゲージが2.5個溜まった状態で戦闘開始となる。魅力持ちの武将を数多くデッキに組み込めば、計略による先手を打ちやすい。

【勇=勇猛】

負ければ部隊が撤退してしまう一騎討ち。高武力で勇猛の特技があれば、即撤退の危機を回避しやすい
 一騎討ちが発動した際に、無双を必ず出せる金色のスペシャルターゲットが出現する。出現数はランダムなため、ときには5つ全てがスペシャルターゲットになっていることも。

【活=復活】

 撤退してから復活するまでにかかる時間が通常よりも短くなる。他の武将と比べ約2/3の時間で復活できる。



■ 武将カードの見方

 武将カードには、その武将のさまざまな情報が記されている。カードの持つ能力を最大限発揮できるよう、武将カードの見方をきちんと把握しておこう。

1. 所属勢力
所属している勢力。魏、呉、蜀、他と、全部で4勢力ある。

2. 武将コスト
その武将をデッキに組み込むのにかかるコスト。

3. 武将名
武将の名前。武将によっては、カードの裏面に字(あざな)も書かれている。

4. 兵種
その武将の兵種。

5. 特技
その武将が持っている特技。

6. 武力/知力
その武将の武力と知力。左が武力、右が知力となっている。

7. 計略
その武将が使える計略。

8. 必要士気
計略を使用するのに必要な士気の数。

9. 計略範囲
計略の効果範囲。イラスト入りで表示されている。

10. カードイラスト
さまざまなイラストレーターが手掛けたイラスト。

11. 武将エピソード
その武将の簡単な紹介が書かれている。

12. 計略効果時間
計略を発動してから終了するまでの時間。

13. 計略効果解説
計略の効果が表記されている。



【カードの種類】

 コモン、アンコモン、レア、スーパーレアと、カードのレアリティ(希少度)は全部で4種類。コモンが最も出やすく、アンコモン、レア、スーパーレアの順に出にくくなる。レアリティは枠の色によって見分けられる。コモンを「C」、アンコモンを「UC」、レアを「R」、スーパーレアを「SR」と表記している場合が多い。

カードのレアリティは枠の色で判断できる。左から順番に、コモン(白)、アンコモン(黒)、レア(銀)、スーパーレア(金)


(C)SEGA, 2005

□セガのホームページ
http://sega.jp/
□「三国志大戦」のページ
http://www.sangokushi-taisen.com/
□関連情報
【3月15日】セガ、AC「三国志大戦」稼動開始
全国対戦モードを搭載したリアルタイムカードゲーム
http://watch.impress.co.jp/docs/20050315/san.htm

(2005年4月19日)

[Reported by 三国志攻略チーム]


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