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【連載第12回】ゲームライフに役立つグッズをレポート
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自分に合ったPS2コントローラを探してみよう(前編) |
当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、今後も鋭意努力していく所存である。
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■ シンプルな「純正品」と特徴的な「サードパーティー製品」、あなたはどっち!?
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おなじみのアナログコントローラ「DUAL SHOCK2」。コントローラを買い換える際には、これを買うかサードパーティー製のものを買うか悩むところだろう |
コントローラを購入する際に、「純正品」と「サードパーティー製品」のどちらか一方選ぶとなると、読者の方々はどちらを選ぶだろうか? それぞれに購入する利点があるため、誰しも1度は悩んだことがあるのではないだろうか? 何か決定的な違いがないかぎり、コントローラ選びには時間がかかってしまいがちだ。
純正のコントローラ(アナログコントローラ/DUAL SHOCK2)を購入する利点、それは何と言っても“純正である”ということである。PS2に付属しているコントローラそのものだけに、変わらぬ使用感であること、そして、純正ゆえのメーカーの動作保障、という点が大きい。一方、サードパーティー製のコントローラを購入した場合の利点は、“純正品にはない工夫がされている”ということである。サードパーティー製のコントローラはグリップ感を向上させる構造になっていたり、連射機能が搭載されていたりと、純正品にはない魅力がある。
購入者としては、使い慣れている純正のコントローラを選ぶべきか、工夫されているサードパーティー製のコントローラを選ぶべきか悩みどころだろう。
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写っているコントローラは全てサードパーティー製のものである。形状や使用感にそれぞれ特徴がある |
当研究所員がよく足を運ぶ家電量販店では、サードパーティー製コントローラの見本に触れることができるのだが、そこでコントローラを吟味している青年ゲームファン達を発見した。どうやら彼らも、どちらの利点を選ぶべきか悩んでいる様子である。
彼らはサードパーティー製の見本コントローラをカチャカチャといじり、「結構いいかも。持ちやすいし」と話していた。この流れはサードパーティー製のほうを“お買いあげ”かな? と思っていると、「でもさ、やっぱ純正が無難だよねー」と言い始めたではないか! そして彼らは“無難”だと判断した純正のコントローラを購入して帰ったのであった。
彼らが言った“無難”とは、もちろん「サードパーティー製のコントローラに難があるからやめよう」という意味ではない。使いやすそうとは感じているものの、今一歩サードパーティー製のコントローラに踏み出すことができないために、純正のコントローラを購入し、安定した結果を得ると言う意味である。コントローラはあまり何個も購入する製品ではないため、彼らは使い心地の知れている純正のものを選んだのだろう。
この「使いやすそう」というイメージは、ゲーム環境を向上させるためには必要不可欠な感覚である。もちろん当研究所は、「便利そう」なグッズがあるのに見過ごす訳にはいかないのだ! 早速サードパーティー製のコントローラを入手し、使いやすいのかを実際に試してみることにした。
■ 魅力的な5種類のコントローラを余すところなく紹介
今回入手したサードパーティー製のコントローラは、サイバーガジェット「CYBER・アナログコントローラ光」、同じくサイバーガジェット「CYBER・アナログ連射コントローラ」、ゲームテック「バトルパッドターボ2」、HORI「アナログ振動パッド2ターボ」、フジワーク「アナログ連射コントローラ」の5種類だ。サイバーガジェット、ゲームテックのものはいわゆる非ライセンスもので、HORIとフジワークのものは正式に許諾を受けたライセンス製品になっている。
・サイバーガジェット「CYBER・アナログコントローラ光」
サイバーガジェット「CYBER・アナログコントローラ光」は、製品名に「光」とあるように、使用時に本体とロゴがピカピカと発光するコントローラである。この発光を制御するスイッチは搭載されていないのだが、眩しくてゲームができないということはないので安心してほしい。この製品は紹介する5製品の中で唯一発光するタイプであり、また唯一連射機能を持たないプレーンなタイプのコントローラでもある。
このコントローラは方向キーに“クロス型”を採用することで操作性が向上し、左右にラバーグリップを張ることでグリップ感もアップさせているのだが、大きな特徴はコントローラの裏にある。純正のコントローラならL1、R1ボタンがL2、R2ボタンと並んでいるのだが、本製品ではL2、R2ボタンに段差が付けられているのだ。これはコントローラを握った際に、自然と中指がL2、R2ボタンにかかるように設計されているためである。
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サイバーガジェット「CYBER・アナログコントローラ光」は美しく光るコントローラである。カラーバリエーションはブルーライト、レッドライト、グリーンライトの3種類。ケーブルの長さは2.4m。価格は2,680円 |
・サイバーガジェット「CYBER・アナログ連射コントローラ」
サイバーガジェット「CYBER・アナログ連射コントローラ」はユーザの声から生まれた製品であるため、製品の至る所に工夫が施されている。例えば、90度に曲がったグリップ部分は特に工夫されている点だ。このグリップ部分に薬指と小指をかけることで、コントローラの操作に無駄な力が入らず疲れにくくなるという訳だろう。
ボタン配置についても工夫がされている。コントローラを握ると、左側では親指が方向キーの真上に来るように、右側では4ボタン(○、×、△、□)の中心に親指が来るように設計されている。ボタンが少し斜めになっているのは手にフィットさせるためだろう。さらに、コントローラ中央のサイバーガジェットロゴ下には切り替えスイッチが搭載されているのだが、これはハード側で振動機能の強弱を“OFF”、“LOW”、“HI”の3段階で制御するスイッチである。つまりソフト側で振動“ON”、“OFF”をいちいち設定しなくとも、手元で簡単に制御できるという訳だ。
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サイバーガジェット「CYBER・アナログ連射コントローラ」である。90度に曲がったグリップ部分が特徴的だ。カラーバリエーションはメタリックグリーン、スパークリングシルバー、ピュアホワイト、シャドウブラック、エレメンタルレッドの5色。ケーブルの長さは2.4m。価格は2,160円 |
・ゲームテック「バトルパッドターボ2」
ゲームテック「バトルパッドターボ2」の特徴をお伝えする前に、この製品の大きな特徴を書かせていただこう。それは他製品よりも安い1,480円という価格である。紹介する製品の中で2番目に安いサイバーガジェット「CYBER・アナログ連射コントローラ」(2,160円)と比べると、680円も安いのだ。コントローラにあまりお金をかけたくない方にとっては、もってこいの一品だろう。
本体に施されている特徴として、ボタン類とアナログスティックとの段差が無く、独自のフラット形状をしているところが挙げられる。見た目には物寂しいような感じもするが、使用感に段差の有無はそれほど関係ないだろう。本体には連射機能の他に「スローモーション機能」が搭載されている。コントローラのスタートボタン上部にある“SLOW”を押すと、スタートボタンを連射している状態なり、擬似的にスローモーションがかかるのだ。ちなみに、この「スローモーション機能」は、スタートボタンがポーズ機能に割り振られているゲームのみ動作するので注意してほしい。
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低価格がウリのゲームテック「バトルパッドターボ2」である。他のコントローラに比べて、落ち着いた色づかいのコントローラだ。カラーバリエーションは、ブラック、ブルー、レッド、ホワイトの4色。ケーブルの長さは2m。価格は1,480円
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・HORI「アナログ振動パッド2ターボ」
HORI「アナログ振動パッド2ターボ」は、本体のボディ部分にツルツルとしたコーティングが施されており、どこか高級感のある仕様になっている。ツルツルでは指が滑るのではと思ってしまうが、ボタン類にはこのコーティングはなく、しっかりとボタンを押せるようになっているので安心してほしい。
本体中央には2つのつまみがあるのだが、これはHORI「アナログ振動パッド2ターボ」の特殊機能を操作する重要な部分なのだ。左側にある“ANALOG CONTROL”のつまみはアナログスティックの感度調節をするためのもので、つまみを右にした場合アナログスティックの感度が上がり急な動作ができるようになる。逆に、つまみを左側にした場合アナログスティックの感度は緩やかになり慎重な操作に適した動きができるようになるのだ。ちなみに、つまみを中央にした場合は通常の感度になる。
続いて右側にある“SPEED”のつまみについて説明しよう。このつまみは、連射速度の切り替えをするスイッチになっている。つまみを左側にすると秒間約5回の連射を、中央にすると秒間約12回の連射を、そして右側にすると最大速度の秒間約20回の連射が可能になるのである。SCEIのライセンス商品である証の「Playstation」ロゴが入っている。
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ツルツルとしたコーティングが施されている、HORI「アナログ振動パッド2ターボ」。カラーバリエーションは、シルバー、ブラック、ホワイト、レッド、ブルーの5色。ケーブルの長さは2.0m。価格は2,280円
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・フジワーク「アナログ連射コントローラ」
フジワーク「アナログ連射コントローラ」は、紹介する5種類の中で一番純正に近い形状をしている。もちろん“近い”だけであって、使用感を向上させる独自の工夫が施されている。本体のグリップは親指の付け根がコントローラにぴったりとフィットするよう、グリップ側が大きくフラット形状になっているのだ。また、本体裏側には握った際に小指と薬指をかけれる窪みが用意されており、コントローラをしっかり持つための重要なポイントとなっている。
次はボタン類についてふれていこう。他のコントローラと大きく違うところは、方向キーが十字型ではなく円形になっている点である。円形にすることで、十字型では押しづらかった斜め方向が補助されているのだ。また、連射機能を有効にする“TURBO”ボタンは中央左上にさりげなく設置されている。そのため“TURBO”ボタンが目立つことはなく、純正のコントローラとあまり変わらないスタイルになっている。中央に「Playstation」ロゴが入っているSCEIのライセンス商品。
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純正コントローラの形状に近いフジワーク「アナログ連射コントローラ」。純正と見間違える人もいるのではないだろうか。カラーバリエーションはレッド、シルバー、ブラック、ピンク、ブルー、ホワイトの6種類。ケーブルの長さは2.4m。価格は2,590円 |
紹介したコントローラはどれも持ちやすく、そしてボタンを押しやすいように工夫されている。読者の皆様の中には、今回紹介した製品の中に「あっ、このコントローラ使いやすそう」と感じる製品を見つけることができた方もいるのではないだろうか?
仕様がわかると、次は使用感が知りたくなってくるところだが、残念ながら今回のゲームグッズ研究所はここまで。次回はこの5製品を使い、実際のゲームで使ってみた使用感についてお伝えする。また、24日発売となった株式会社セガのPS2用コントローラについても次回でお伝えする予定だ。
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□プレイステーションのホームページ
http://www.playstation.jp/
□サイバーガジェットのホームページ
http://www.cybergadget.co.jp/
□ゲームテックのホームページ
http://www.gametech.co.jp/
□HORIのホームページ
http://www.hori.jp/
□フジワークのホームページ
http://www.fujiwork.co.jp/
(2005年3月24日)
[Reported by ゲーム環境向上委員会]
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