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「Xbox Championship Vol.5 ~Halo 2~」開催
大阪代表のGON氏が団体戦も個人戦も制す

3月13日 決勝戦開催

会場:スタジオアルタ

 マイクロソフト株式会社は、Xboxの人気タイトルで戦う全国大会「Xbox Championship Vol.5 ~Halo 2~」の決勝大会を、3月13日に新宿スタジオアルタにて開催した。

 第5回大会となる今回は、同社から昨年11月11日に発売されたFPS「Halo 2」を使い、個人戦と3人1チームの団体戦の2つの部門で行なわれた。今年1月29日から全国各地で地区予選を開催し、それを勝ち抜いた個人戦32名、団体戦9チームによって、全国一を争そった。個人戦の優勝賞金が50万円、準優勝者に30万円、3位にも10万円、さらに団体戦の優勝チームには旅行券15万円分、準優勝チームには旅行券9万円分となっており、シビアな雰囲気になるのではと思われたが、普段からXbox Liveで何度もやりあった相手だったり、ボイスチャットで会話したことのある人や、同じクランのメンバーといった縁が多く、非常になごやかな雰囲気の中、大会が開幕した。

組み合わせ抽選の様子。真ん中が自身も「Halo 2」を相当はまっているという「5番6番」の樋口和之さん。右にいるのが、同作を1度だけプレイしたという猿橋英之さん
ステージ上に8台のXboxとモニタが並べられ、そこで試合を行なった。真ん中のスクリーンにはゲーム画面のほか、プレイ中の選手の表情もリアルタイムに流された
 まずは個人戦と団体戦の1回戦がそれぞれ行なわれた。組み合わせ抽選は、ゲストとして登場した、お笑いタレントの「5番6番」さんが、参加者の名前の書かれたくじを引き、トーナメントに並べていく形式で進行。「5番6番」の樋口和之さんは、Xbox Liveでもかなりプレイしているそうで、くじに書かれた名前(ハンドルネーム)を読み上げながら、「この人にはさんざんやられましたよ」、「味方にするととても心強いスナイパーです」など、オンライン対戦した経験をもとに、コメントを付け加えていた。

 決勝大会も地区予選と同じく、個人戦は8人1組で対戦し、上位4名が勝ち抜け、「Slayer 25kill 6分」、団体戦も「Team Ball 3人×2チーム 2分先取」、使用マップも、1回戦「Lockout」、準決勝「Midship」、決勝「Ivory Tower」。

 個人戦と団体戦ともに、地区予選を勝ち抜いてきただけあって、画面上に人影が見えると1秒以内にどちらかがやられているほど激しく、かつハイレベルな戦いが繰り広げられていた。そして、準決勝に進出する個人戦16名と団体戦4チームが決定した (なお、団体戦は9チームのため、1チームだけ1回多く戦っている)。

 休憩時間を挟み、団体戦の準決勝が行なわれた。団体戦のルール「Team Ball 2分先取」とは、エリア内に用意された1つのボールをチームの誰かが累積2分間所持すれば勝利となるシステムで、ボールを持つ人、守る人と役割を決め、仲間同士で連携することが重要な要素となる。対戦は、同一クランのチーム同士での組み合わせもあったものの、お互いにボールを拾って逃げる役と護衛役とで見事な連携を見せる接戦となった。その結果、「チームひまわり」と「パセリ」が決勝に進出した。

 決勝戦に進出したこの2チームは、それぞれ東京代表と大阪代表という東西対決となった。試合は、開始早々に「チームひまわり」側が大きなミスを犯し、相手にボールを取られてしまった。これで一気にリズムを崩してしまった彼らは、しばらくの間、それぞれがスタンドプレーに走ってしまい、連携のとれた相手に次々と返り討ちに遭ってしまう。その後、なんとか立て直してボールを奪うも序盤についた大差はどうにもならず、意外にもあっさり、「パセリ」の勝利となった。

 引き続き行なわれた、個人戦準決勝第1戦目には、団体戦優勝した「パセリ」の2人が揃って登場、しかも双子ということもあり、注目を集めたが、1人は4位でぎりぎり通過したものの、もう1人は5位で惜しくも敗退となった。そして第2戦目も終わり、決勝進出者8名が決定した。

 決勝戦はまさに頂上決戦にふさわしく、ほとんど見えた瞬間に「瞬殺」という、観戦している側には非常に状況が把握しにくい展開。とはいえ、むやみに突っ込んでいくわけではなく、全員が引くときは引けるクレバーなプレイをしており、8人同時プレイにもかかわらず、銃撃の音が止むこともあったのが印象的だった。そんな緊迫した戦いを制し、2位に6ポイントの大差をつけて見事チャンピオンの座に輝いたのは「GON」氏。準決勝の4位で注目度が下がっていたが、終わってみれば、団体戦と個人戦の2冠達成となった。

団体戦を制した「パセリ」チームの3人。右の2人は実は双子だとのこと 惜しくも決勝で敗れた「チームひまわり」の3人。プレイ中、声援に反応するなど余裕を見せていたのだが…… 個人戦決勝のスコア。1位と2位が6ポイント差あるが3位ともさらに5ポイント差ついている。3位争いは3人同点という大混戦
団体戦入賞の2チーム。記念撮影でポーズ(笑)を決めてくれた 個人戦の優勝者のGON氏を真ん中に、左が準優勝のDF氏、右が3位のプラズマ氏 入賞者全員で記念撮影

ビンゴ大会の賞品として登場した「マスターチーフ」の巨大フィギュア
 1回戦の後の休憩時間では、ほぼ全部の参加者が、クランのメンバーやオンライン対戦で知り合った人同士などであいさつを交わしたり、親交を深め合っている中、「5番6番」の樋口さんも参加者に混じって「Halo 2」談義に花を咲かせいた。また、特大フィギュアや特大ポップなどの豪華賞品が用意されたビンゴゲームで盛り上がった。



□Xboxのホームページ
http://www.xbox.com/ja-jp/
□「Halo2」のページ
http://www.xbox.com/ja-JP/games/halo2/
□「Xbox Championship Vol.5 ~Halo 2~」のページ
http://www.xbox.com/ja-JP/event/championship/halo2/default.htm
□関連情報
【2004年11月29日】Xbox「Halo 2」を使った「Xbox Championship Vol.5」開催
賞金総額は100万円規模以上の賞品
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20041129/halo2.htm
【2004年3月7日】「Xbox Championship Vol.4 ~DEAD OR ALIVE 3」
団体戦、個人戦ともに関西勢が制覇
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040307/ms.htm

(2005年3月14日)

[Reported by 滝沢修]


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