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ナムコ、「Counter-Strike NEO Ver.2」を今夏に全国展開
新コンソールデザインを発表 βテストは今春を予定

2月15日発表



 株式会社ナムコは、実験店舗LEDZONEにて試験運営を行なっているアクションシューティング「Counter-Strike NEO」の最新バージョン「Counter-Strike NEO Ver.2」を6月以降、日本全国を対象に本格展開していく方針を明らかにした。ゲームの具体的な仕様や利用料金については未定となっている。

今回発表された新しいコンソールデザイン。これはCGだが、実機にほぼ近いという
 「Counter-Strike NEO Ver.2」は、現在、NVIDIA nForce2ベースのアーケードゲームプラットフォーム「System N2」向けに開発を進めている「Counter-Strike NEO」の最新バージョン。ゲームエンジンは、Valve Softwareの「Counter-Strike Condition Zero」をベースに独自のリファインを施したオリジナルエンジンで、Valveの主力エンジンであるSource Engineではなく、「Half-Life」エンジンの延長線上のタイトルとなる。

 ゲーム内容については、「世界観、ストーリー、ゲームルール、マッチングシステム、マップ、ビジュアルのすべてを刷新した完全新作の多人数参加型FPS」になるという。要するに、Valveが正式リリースしているCSの最新バージョンである「Counter-Strike: Source」とは別ベクトルの新作ということになる。気になるマップについては、既存マップのリファインを含む新マップがメイン。レベルデザインについては、コミュニティの意見を十分に反映させた内容になるという。

 ハードウェアはすでにNVIDIAを通じて発表されているように、マザーボードはnForce 2ベース、グラフィックスはGeForce FXの上位クラス、OSはLinux、グラフィックスAPIはOpen GLという構成。「Counter-Strike NEO Ver.2」は、「Counter-Strike: Source」とは、ソフト、ハードの両面でまったく仕様の異なる新しいCSフランチャイズということになる。

 今回新たに発表された新コンソールのデザインは、基本的に既存のコンソールデザインをベースにしたアーケードスタイルの仕様になっている。インターフェイスは、有線式のキーボードとマウスというところまでは同じだが、モニタは19インチCRTから、液晶に変わっている。初代コンソールで人気の高かった足元の振動装置(トランスデューサー)や低音再生用のスーパーウーハーは継続して搭載されており、テーブルは、全面マウスパッド加工というユニークな設計。コミュニティの声に応える仕様となっている。

 気になる液晶の画面サイズは、CGデザインから推定する限り、17インチ相当と見られ、解像度は1,024×768ドットを維持しそうだが、CRTと液晶は、応答速度やリフレッシュレートなど、ゲームプレイ上無視できない部分に多くの違いがある。同社によれば、「最終仕様はほぼ確定しているが、CSコミュニティに対する理解促進が先」とし、現時点では具体的な仕様については未公表となっている。

 「Counter-Strike NEO Ver.2」の基本仕様はおおむね上記のとおりとなるが、「Ver.2」が現行バージョンと本質的に異なるのは、既存のLEDZONE3店舗にとどまらず、正式に全国展開していく方針であるところだ。従って、課金システムも大きく変わる。

 具体的には、IDとパスワードを利用したログイン方式から、非接触式のICカードによる自動認証方式になる見込みで、課金も店ごとに行なう必要がある。ただし、ユーザーデータそのものは、専用のデータサーバーを備え、どこの店で利用しても自分のデータでプレイを継続することができる。

 同社では、引き続きLEDZONEの公式サイトを通じて最新情報を公開していく方針としている。

(C) 2005 NAMCO All Rights Reserved.

□LEDZONEのホームページ
http://www.ledzone.com/
□関連情報
【2003年4月2日】ナムコ、「カウンターストライク ネオ」を正式発表
4月下旬より実験店レッドゾーンにて試験公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030402/csneo.htm

(2005年2月17日)

[Reported by 中村聖司]


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