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「東京ゲームショウ2005」、今年は9月16日から18日まで開催 |
挨拶する辻本憲三CESA会長 |
【東京ゲームショウ2005】
9月16日~18日 開催
会場:幕張メッセ
今年も共催となる日経BP社の河村有弘代表取締役社長。「3つの課題」として、ファン層の拡大と国際化、情報発信を掲げた |
「東京ゲームショウ2005」は9月16日から18日の間、幕張メッセにて開催される。16日はビジネスデイで業界関係者、報道関係者などを中心に公開され、17日~18日が一般公開日となる。入場料は一般 (中学生以上) が前売り1,000円で当日が1,200円。小学生以下は入場無料。
業界関係者を招いて都内のホテルで行なわれた開催概要発表会で、辻本憲三CESA会長は「2004年は来場者が16万人ということで盛況だった。ゲーム業界は斜陽というイメージが流れていたが払拭でき、次なるステージに進んでいるという実感を得た」と挨拶。
「東京ゲームショウ2005」の開催規模目標としては、15万人以上の来場者を見込み、出展社数は130社、出展小間数は1,500小間としている。日経BPが共催になったときから同社の強みとしてビジネス方面へのアピール強化が挙げられていたが、この点に関しては年々着実に実績をあげており、ビジネスデイの来場者は増え続けている。今年もこの方針に変更はなく、各種企画を提供し、盛り上げていきたいとしている。
今年の強化ポイントのひとつは、キッズ・ファミリー層の取り込みということで、「キッズコーナー」の内容見直し、プロモーションの充実を図っていくという。これは、出展料にもあらわれており、キッズコーナーは一般ブースよりディスカウントされている。キッズ層はこれからのゲームファンを育てる意味合いもあるため、ゲーム業界として重要なターゲットといえるだろう。
一方、出展社を増やすための方策として、これまでも推進してきた「オンラインゲーム」、「開発ツール&ミドルウェア」に加え、「携帯電話プラットフォーム」を強化するという。「オンラインゲーム」については昨年も数多くのタイトルが発表されたが、CESAの統計によればプレイステーション 2用タイトルの出展数に次いで多いのがPCタイトルで、2003年の出展タイトル数比率が12.6%であるのに対して2004年には25.4%となっており、すでに2番目の勢力となっているという。
携帯電話プラットフォームについては、今年「モバイルコンテンツコーナー」が新設される。出展対象は携帯電話向けエンターテインメントコンテンツ、携帯端末、その他関連製品・サービスとなっており、どれほどのブース規模となるかわからないが、この新規コーナーを積極的に盛り上げていきたいとしている。
逆に、ここ数年実施されてきた「テーブルゲームスタジアム」などの企画については触れられていないため、今年は行なわれないようだ。
今年はE3において次世代ゲームハードの発表が行なわれる予定であることから、東京ゲームショウにおいても各ハードウェアメーカーからなんらかのアクションが起こされる可能性は高い。そういった意味では、PSPが発表されたことで注目度が増した昨年に引き続き、今年も楽しみな内容になりそうだ。
(2005年2月8日)
[Reported by 船津稔]
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