【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】

「NINTENDO DS PREVIEW」ソフト体験レポート
~ライセンシータイトル編~

10月7日 開催

 ニンテンドーDS対応タイトルが試遊スペースに19タイトル展示されていた「NINTENDO DS PREVIEW」。本稿では、ライセンシー11タイトルの試遊レポートをお届けしよう。


■ 頭脳に汗かくゲームシリーズ! Vol.1 COOL104JOKER & SETLINE(アルゼ)

 どちらもメダルゲームとして好評を博したタイトル。トランプゲームの「COOL104JOKER」は、配られた5枚の手札を元に、山に重ねられたカードと“同じ絵柄”もしくは”同じ数字”を出していくというもの。詰まった場合は、1回だけジョーカーが使える。すべてのカードを重ねるかボーナス役を完成させれば、ゲーム内の仮想通貨「ルゼ」が獲得できる。

 セットラインは、6角形のタイルを引いてボードに置いていくパズルゲーム。タイルには3本のラインが描かれており、同じ色のラインがボードの両端につながるとライン完成となり得点が加算される。ボード上にすべてのタイルが置かれた時点で総合得点とボーナス点が算出され、それに応じた「ルゼ」が獲得できる。

 どちらもタッチペン通信機能は「SETLINE」の対戦プレイのみ対応。Vol.1とあるように続編のリリースが予定されており、ニンテンドーDS本体ふたつとVol.1、Vol.2のカートリッジがあれば、通信機能を利用することでVol.1で貯めた「ルゼ」をVol.2に持ち越すことが可能になるという。12月2日発売予定。価格は未定。

【スクリーンショット】
- COOL104JOKER -- SETLINE -


(C)ARUZE CORP. All Rights Reserved.


■ ザ・アーブズ シムズ イン ザ シティ(エレクトロニック・アーツ)

 シングルプレイ専用のアドベンチャーゲーム。通常“シム”シリーズといえば自由度の高い作品をイメージするが、本作はPS2「シムピープル お茶の間劇場」のように与えられたミッションをクリアしていくスタイルが採用されている。

 本編はストーリー仕立てになっており、プレーヤーの分身たるシムは「とある大きな陰謀に巻き込まれて失職する」という、かなり切ないシチュエーションからゲームスタート。“ベッドで寝る”や“自動販売機で買い物をする”といった簡単なものから、住人たちの依頼まで幅広いミッションをこなして住人たちの信頼を勝ち得ることで、シムは少しずつ人生設計を立て直していく。しかし、そうしたシムの行動を快く思わない黒幕は、ことあるごとにさまざまな妨害を仕掛けてくる。従来シリーズの「ほのぼの」路線とは一味違う、スリルとサスペンスに満ちた展開がプレーヤーを待ち受ける。

 ゲーム本編には、随所にミニゲームが挿入されている。ミニゲームは、黒幕云々といった展開からかけ離れた「お気軽、お手軽、おバカ」の3拍子が揃った脱力系が多いようだ。プレビュー会場では、上のスクリーンに映った寿司と同じネタを選んで切るものや、単にスクラッチを削るといった“早いもの勝ち”的なミニゲームがプレイできた。なお、本編は本体側のキーを使用するが、ミニゲームはタッチペンだけでプレイできる。12月2日発売予定で、予価は5,040円。

【スクリーンショット】


(C) 2004 Electronic Arts Inc. Electronic Arts, EA, EA GAMES, the EA GAMES logo, Sims in the City are trademarks or registred trademarks of Electronic Arts Inc. in the U.S. and/or other countries. All rights reserved. All other trademarks are the property of their respective owners. EA GAMESTM is an Electronic ArtsTM brand.


■ テニスの王子様 2005 CRYSTAL DRIVE(コナミ)

 週刊少年ジャンプに連載中の人気コミックをモチーフにしたゲーム。すでに発売されているGBA版「テニスの王子様 2003」、「同2004」の続編にあたり、2003~2004それぞれ別個に収録されていたキャラクタが1本にまとめられているのが特徴で、新キャラクタを加えると全64キャラクタが使用できる。

 ゲーム本編は、コートを後方から見下ろしたオーソドックスなスタイルを採用。シングルプレイはもとより、GBA版で要望が多かったという団体戦モードが初登場。好きな選手とコーチを選んでオリジナルチームが作成できる。また、原作で登場した“無我の境地”がゲームシステムとして採用されている点も見逃せない。特定の条件を満たすと、タッチスクリーンに5つの丸印で“無我の境地”が表示され、順番に押していくとコマンド入力が成功する。

 プレイ中は随所にカットインが挿入されるほか、キャラクタボイスも実にクリアで聞き取りやすい。ファンにはたまらない仕上りになりそうだ。12月発売予定で、価格は未定。

【スクリーンショット】


(C)許斐剛 TK WORKS/集英社・テレビ東京・NAS
(C)2004 KONAMI & Konami Computer Entertainment Japan


■ きみのためなら死ねる(セガ)

 刺激的なタイトルと、公式サイトで聴くことができる珍妙なBGMが話題を振り撒いた怪作。平凡でパッとしない主人公の男の子が、ナイスバディで魅力的な彼女に恋をしてしまう。少年は彼女に振り向いてもらいたい一心で、さまざまな試練に立ち向かう。やがて、少年の心が“奇跡”を起こす。衝撃と感動うずまくラブストーリー……になるというのだが、具体的に“何をどうすると愛の奇跡が起こるのか”は、スクリーンショットを見ていただければ一目瞭然。サイケデリックな色調とポップアートが融合したようなグラフィックのもと、さまざまなストーリーゲームをクリアしていく、というわけだ。

 ただ、公式サイトのBGMでおおかた推察がつくように、ゲームの内容が普通ではない。各ゲームの冒頭で“なぜこんな事態に陥ったのか”という状況説明が4コマ漫画ふうに解説されるのだが、どれも実にバカバカしくて味のある内容。プレビュー会場では、飲み込んだ金魚を口から吐き出させる、タッチスクリーンに“本当に”息を吹きかけてロウソクを消す、彼女に襲い掛かる暴れ牛の群れを退治するといった内容のゲームがプレイできた。

 文字だけで判断すると「なんだそれ。そんなのが面白いのかよ」と悪態をつかれるかもしれないが、金魚がピチピチと体内の奥に消え去りそうになったときの焦燥感、蝋燭に息を吹きかける際も連続でやりすぎると脳が酸欠になる演出が入ったり、暴れ牛のボスキャラがいたりと、いずれも“ヒネリ”がきいているのがポイント。単なるゲームの集合体と侮るべからず。12月2日発売予定で、予価は5,040円。

【スクリーンショット】


(C)SEGA,2004


■ ぷよぷよフィーバー(セガ)

 画面上から落ちてくる“ぷよ”をくっつけて消す、定番の落ちモノパズルがニンテンドーDSに登場。「ぷよぷよフィーバー」は、相手の攻撃を相殺するごとに蓄積されていくフィーバーゲージが特徴で、これがMAXになるとフィーバーモードに突入。フィーバー時は連鎖の種が落ちてくるので、ぷよを適切な場所に置くだけで連鎖が大爆発。フィーバーを上手に利用すれば、ぷよ初心者でも派手なプレイが楽しめる。

 これまでにもさまざまなプラットフォームでリリースされてきた「ぷよぷよフィーバー」だが、ニンテンドーDS版の特徴は、2画面になったことで上に対戦相手の画面が常に表示されること、ワンカートリッジで複数同時対戦が可能になったこと、タッチスクリーンで直感的な操作ができることなどが挙げられる。

 タッチスクリーンで“ぷよ”を回転させる場合、少し上になぞってから“ぷよ”を回転させたい方向にすぐなぞるという手順が必要。チョチョイという感じで“ぷよ”がクルリと回る様子は、とても直感的でわかりやすく楽しいのだが「ぷよぷよフィーバー」でガチンコ勝負をする場合、ちょっとした操作の遅れが致命傷になりなねないだけに、常に真剣勝負モードの人には不向きかもしれない。ただし、CPU戦、あるいは上級者が初心者にハンデをつけたいときなどは、こちらのほうが新鮮味があっていいだろう。正確にプレイしたい場合は、ボタンを使っても操作できる。12月24日発売予定で、予価は5,040円。

【スクリーンショット】


(C)SEGA,2004


【ZOO KEEPER】
(サクセス)
【エッグモンスターHERO】
(スクウェア・エニックス)
【研修医 天堂独太】
(スパイク)
(C)2004 BUDDIEZ,INC LICENCED to SUCCESS (C)SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. (C)2004 Spike All Rights Reserved.
隣接する動物を入れ替えて、同じ動物を縦か横に3匹以上並べて消していく人気のパズルゲーム。タッチスクリーンによる操作感が秀逸で、個人的には過去にリリースされたどの「ZOO KEEPER」よりも遊びやすかった。シリーズ初の通信対戦プレイも楽しめるなど、パズルゲーマーには迷わずオススメの逸品。12月2日発売予定で、価格は未定 惰眠をむさぼる主人公の王子を鍛えるべく、大臣のセバスチャンが某島へ王子を連れ出すという、実に「半熟」シリーズらしい魅力タップリのRPG。通常はフィールドマップを移動するが、敵との遭遇時は“スクラッチバトル”に移行。タッチスクリーンで王子を動かす大混戦を展開。エッグモンスターの戦いは、9分割されたタッチスクリーンで技を決定し、敵の急所を狙う“おさわりバトル”システム。出展バージョンはギリで間に合わせたといった印象だが、今後に超期待! 発売日、価格ともに未定 アドベンチャーと診療パートで構成された病院アドベンチャーゲーム。名称が不安をかもし出す大学「藪医大」を卒業したばかりの研修医「独太」が主人公。なぜか超一流の「聖命医大付属病院」で働くことになるが、次々と訪れる急患に大慌て。患者の問診、先輩の助けを借りて詳細なカルテを作り、手術を成功させる。タッチスクリーンは、問診や治療パートで大活躍。ミスしたときの焦りが、スタイラス先端部分の震えを誘う……。12月2日発売予定で、予価は5,040円

【パックピクス(仮称)】
(ナムコ)
【ミスタードリラーDS(仮称)」】
(ナムコ)
【メテオス】
(バンダイ)
(C)1980 2004 NAMCO LTD., ALL RIGHTS RESERVED. (C)1999 2004 NAMCO LTD., ALL RIGHTS RESERVED. (C)Q ENTERTAINMENT (C)BANDAI
一筆書きで描いたパックマンがそのまま画面で動き出す。詳細は10月1日に掲載された本誌記事を参照。まだ完成度が低いので何ともいえないが、一筆書きの手順さえ間違わなければ、かなり適当なパックマンでも動き出すのが抱腹絶倒モノ。超小さいパックマン、微妙にラインをゆがめて「これ本当にイケるのか?」といったインタラクティヴな楽しさ満載。絵心のない人ほど楽しめそうな気さえする。発売日、価格ともに未定 大人気の穴掘りアクションゲーム。こちらの詳細も10月1日掲載の本誌記事を参照していただければ幸い。タッチスクリーンによる操作感は、はじめて「ドリラー」をプレイした時の衝撃と、直後に襲い掛かってきた中毒性を思い起こさせてくれる。あれだけドリラーをやったのに、タッチスクリーンとタッチペンにデバイスを持ち替えただけで、これだけの中毒症状が再発するとは……まさに“恐るべし!”としか言いようがない。12月2日、5,040円で発売が決定した 画面上から落下して少しずつ積みあがっていく隕石を、タッチペンで上下を入替えんまがら同じ種類を縦または横に3つ以上くっつけるパズルゲーム。くっついた隕石はロケットに変化してに打ち上げられるが、その上に他の隕石がたくさん積まれていると重さに耐えかねてジリジリと落下。下からロケットで押し上げたり、積み重なっている隕石をロケットに変えるなど、多彩な戦略が楽しめる。従来の落ちゲーとは異なる力強い達成感が魅力。上スクリーンで展開するグラフィックの美しさにも要注目。発売日、価格ともに未定


□任天堂のホームページ
http://www.nintendo.co.jp/
□アルゼのホームページ
http://www.aruze.com/
□エレクトロニック・アーツのホームページ
http://www.japan.ea.com/
□コナミのホームページ
http://www.aruze.com/
□セガのホームページ
http://sega.jp/
□サクセスのホームページ
http://www.success-corp.co.jp/
□スクウェア・エニックスのホームページ
http://www.square-enix.co.jp/
□スパイクのホームページ
http://www.spike.co.jp/
□ナムコのホームページ
http://www.namco.co.jp/
□バンダイのホームページ
http://www.bandaigames.channel.or.jp/
□ニンテンドーDSのページ
http://www.nintendo.co.jp/ds/index.html
□関連情報
【10月7日】「NINTENDO DS PREVIEW」ソフト体験レポート。任天堂タイトルが提案する「新しい遊び」を堪能
http://watch.impress.co.jp/docs/20041007/nds1.htm
【10月7日】任天堂、「ニンテンドーDS」のソフトラインナップを公開
http://watch.impress.co.jp/docs/20041007/dslist.htm
【10月7日】任天堂、「NINTENDO DS PREVIEW」開催「FF III」が初移植、新作「ポケモン」も
http://watch.impress.co.jp/docs/20041007/nds.htm

(2004年10月7日)

[Reported by 豊臣和孝]


Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の無許諾での転載、使用に関しましては一切お断わりいたします

ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

Copyright (c)2004 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.