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【東京ゲームショウ2004】TGS2004ブースレポート~コナミ編~その3 |
会場:日本コンベンションセンター(幕張メッセ)
入場料:1,200円(前売1,000円)、小学生以下無料
コナミPSPタイトルは、先日お伝えした「METAL GEAR ACID」のほか、「麻雀格闘倶楽部(仮)」と「コーデッドアームズ」がSCEJブースとコナミブースにプレイアブルで出展された。PSPタイトルのできばえを中心に、最大級の出展数を誇るコナミブースのレポートを締めくくりたい。
■ PSP「麻雀格闘倶楽部(仮)」
2004年9月1日現在、累計会員193万人を誇る業務用ネットワーク麻雀タイトルのPSP版「麻雀格闘倶楽部(仮)」。段位システムや、詳細なデータカテゴリなどを完全移植しており、通信機能を使って4人同時対局が可能。SCEJブースでは2つ出展されていて、隣り合った2つで通信で対局を行ない、説明員が客につきそって解説を行なっていた。
業務用にはないオリジナル要素が多数追加されている。中でも大きいのは、業務用では変更できないルールを、PSP版では独自に設定できるという点。あとは、麻雀に関するクイズ問題集があり、麻雀の基礎知識を遊びながら増やしていける。
「麻雀格闘倶楽部モード」では業務用と同じルールで麻雀を行なうことができ、「自由ルール対局」では、喰いタンのありなし、あがり、点数、清算などさまざまなルールを独自に設定して対局ができる。通信機能を使って4人同時対局が可能。また、対局した内容のリプレイファイルや牌譜をメモリースティックに保存することもできる。
「クイズモード」は、PSPオリジナル要素。最初にずらっと並んだ10問1セットの問題集を選択し、10問のクイズに答える。正解率が80%を越えると合格となる。問題の内容は、例えば、風牌と呼ばれるものはどれか? といった問いに、四択の回答(牌)を選んで答えるといった感じで麻雀の基礎知識を増やしていける。
「オプション」では、対局して保存したリプレイデータを閲覧することができる。相手の打ち筋を研究することができるというわけだ。
そして「麻雀ガイド」は、業務用と同じゲームの遊び方の解説書「ファイトクラブガイド」を読める他、PSP版オリジナルとして、役の名前を含むさまざまな麻雀用語集が収録された「麻雀用語集」がある。これは、持ち歩けば麻雀辞典として役に立ちそうだ。また、ここで役の名前などを覚えてクイズをすれば学習効率も上がりそう。
会社の昼休みにちょっと対局という遊び方もできるし、麻雀を打つには打てるがまだ知らないことも多い初心者は、これをきっかけにより麻雀に親しんでいくとっかかりとなるだろう。
【「麻雀格闘倶楽部(仮)」】 | |
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■ PSP「コーデッドアームズ」
武装ハッカーとなって暴走した戦略システムの最深部に潜攻し、襲いくる攻性プログラムと戦うFPS「コーデッドアームズ」。開発度は25%。
TGS出展バージョンでは、香港のような雰囲気のステージをプレイできた。さびれた夜の街には、漢字が踊るネオンの看板が所狭しとひしめいていて、そこに現れた得体の知れない敵を銃撃する様はまさにサイバーパンクといった雰囲気。
プレーヤーの攻撃は、Lボタンで銃を撃つ。デフォルトの武装は、装填数60発のマシンガンを所有しており、ボタンの押しっぱなしで連射ができる。画面中央に円形のサイトが常時表示されており、敵の方にこのサイトをむける(視点を敵に向ける)と、ロックして射撃ができるが、あまり敵を追ってくれないので、意識して視点を敵に向けつづける必要がある。
また、敵を倒したときに出現する赤い武器アイテムを拾うことで武器が増える。出展版ではもう1つレーザータイプの武器を使用できた。ロックオン表示などは変わらないが、Lボタン押しっぱなしでチャージショットが可能。最大装填数24発でリロード時間も長いが、威力は強い。武器はもっとたくさん用意されるとのこと。武器を取得していくと、武器チェンジは左右ボタンで切り替えができる。リロードは方向キーの下で行なう。
操作した感じだが、最初に操作タイプを2種類から選べる。Aタイプは、アナログスティックの左右で左右移動、上下で全身後退。右の△、×、□、○ボタンの配置通りに、上下左右方向に視点を移動させられる。Bタイプでは、アナログスティックの左右と、右の□、○(視点の左右移動)の内容が入れ替わる。
個人的にはAタイプの方がとっつきやすかった。ボタンを押した長さだけ視点が移動する(△を押し続ければ天井を向く)のは、ちょっと馴染みがないため、最初は細かい操作ができなかった。だが前述のロックオンサイトがあるので、そこまでシビアに敵を狙う必要はない。
登場する敵は、装甲をつけたような人型の敵、多関節の足で四足歩行する一見クモのように見える大型の敵、空中を浮遊するカブトガニみたいな形状の敵などがいた。攻性プログラムという設定なので、倒した後は少したってから光の線になって散って無くなるのが美しく、いかにもデータが消えたという感じになっている。
実際遊んでいると、気が付くと夢中になって画面に近づいてしまうほど、小さい画面ながら結構迫力を感じた。壁に設置されているガスボンベも漢字で何やら書いてあったり、ダメージを受けるとドット風味の赤いエフェクトで教えてくれたり、雰囲気は非常に好感触。他のステージも早く見てみたいところだ。
【「コーデッドアームズ」】 | |
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■ PSP「イース -ナピシュテムの匣-」(映像展示)
先日お伝えした名作アクションロールプレイングゲーム、PS2「イース -ナピシュテムの匣-」の最新作が、PSPにも登場する。こちらは短い映像のみの出展で、コナミブース裏手のモニターとブース中央のランブルローズステージ裏側のモニターで映像が放映された。発売日、価格ともに未定。
【「イース -ナピシュテムの匣-」】 | ||
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■ PS2「EUROPIAN CLUB SOCCER Winning Eleven Tactics」(映像出展)
プレーヤーがサッカー監督となってクラブを指揮する監督戦略シミュレーション、ウイニングイレブンシリーズ最新作、「ウイニングイレブンタクティクス」の映像展示が行なわれていた。
本格監督シミュレーションの第2弾となる本作は、仮想ヨーロッパ・サッカー界を構築し、6リーグを同時にシミュレイトする。全116クラブに監督として就任が可能。試合中も、複数選手に指示を与える「グループ戦術」などが新たに追加されている。
監督業を前作以上に突き詰めて、サッカー監督としての苦楽を表現する内容となっているということだ。発売日、価格ともに未定。
【「EUROPIAN CLUB SOCCER Winning Eleven Tactics」】 | ||
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(2004年9月26日)
[Reported by 河本茉澄]
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