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Halo 2のプレイアブルデモをメディア関係者などに公開
5対5の対戦モードをいち早く体験

Halo 2のプレイアブルデモが、Bungieの関係者による解説を交えつつ、クローズドブースで公開された
[会期]
5月12日~5月14日(現地時間)

[会場]
Los Angeles Convention Center


 Microsoftブースのクローズドスペースにおいて、「Halo 2」のプレイアブルデモがメディア関係者や小売り関係者などに対してのみ公開された。このクローズドスペースでは、開発メーカーであるBungieの関係者によって、「Halo 2」の簡単な説明が行なわれるとともに、来場者を含めた5対5のマルチプレイモードの体験プレイが実施された。

 展示スペースは、照明がほとんど落とされて非常に暗くなっており、ディスプレイのあかりだけで照らし出されるといった様子であった。そして、試遊台が8台用意され、Bungieの関係者が操作する2台を含めた10台のXboxによって、5対5の対戦プレイが行なわれた。

 まず初めに、Bungieの関係者によって「Halo 2」の説明が行なわれたが、その説明内容は、10日に行なわれたメディアブリーフィングでのものと全く同じであった。新しい攻撃スタイルである2丁拳銃スタイル、新しいビークルのホバーバイク、ホバーバイクにまたがっている敵を振り落として奪うといったアクション、ビークルの破壊など、「Halo 2」に新たに盛り込まれた要素の解説が中心。その後、今回のプレイアブルデモの舞台となるマップを、カメラを移動させながら説明。さらにその説明の後に、実際のデモプレイに移る、という手順であった。

 デモプレイは、5対5で、1旗のフラッグの攻防戦というスタイルで行なわれた。一方のチームがフラッグを防御し、もう一方のチームがフラッグを奪いに行く、というものだ。このルールで、攻守を入れ替えて数プレイ体験できた。

 新要素に関してだが、特に2丁拳銃は火力が大幅に増して非常に有効な攻撃手段となると感じた。また、銃と剣などといった異種の武器の組み合わせも可能となっているので、攻撃スタイルの幅が拡がる。ただし、武器によっては1つしか持てないものもあるようなので、そのあたりの組み合わせには注意が必要なようだ。また、ホバーバイクはジープよりも断然操作性がよく、気分良く操作できる。もちろん武器も搭載しているため、かなり有用性の高いビークルと感じた。

 操作性は、前作と全く変わらない。左右のアナログスティックで移動と視点のコントロールを行ない、右トリガーで武器を撃つ。2丁拳銃スタイルの場合には、右手武器が右トリガー、左手武器が左トリガーに対応する。また、敵にやられて爆風で吹き飛ばされるといった部分も、前作と同じだ。ロケットランチャーがすぐ横に着弾して、空高く飛ばされる様子などもしっかりと受け継がれている。

 プレイした率直な感想は、とにかく燃える、ということに尽きる。前作「Halo」の対戦プレイも燃えたが、基本的には、プレーヤーがどこかに集まってプレイする必要があった。それに対し「Halo 2」ではXbox Liveに対応し、家庭にいながら世界中のプレーヤーと対戦できるため、前作とは比べものにならないほど、本格的なネットワーク対戦が楽しめることになるだろう。事実Bungieは、「Halo 2」の最大の売りを、Xbox Liveを利用した対戦プレイとしているほどで、「Halo 2」をプレイするなら、対戦プレイは避けて通れないと言っていいだろう。とはいえ、前作同様、キャンペーンモードも骨太のシナリオでしっかりと作り込まれていることは間違いないため、オフラインでも十分に楽しめる作品となって登場することになるだろう。

 ところで、前作「Halo」の時もそうであったが、開発元のBungieは、発売までほとんど細かな情報を出さないという一貫した姿勢を取っている。それは「Halo 2」に対しても同じで、メディアブリーフィングなどで公開された情報以外、例えば、キャンペーンモードがどういった構成になっているかとか、新しい敵や武器としてどういったものが登場するのか、といったことに対する具体的な情報は一切提示していない。また、聞いたとしても全く答えてくれない。初プレイ時にプレーヤーを驚かせるため、とBungie側は説明しているが、我々ユーザー側からしてみると、ややもどかしい部分でもある。

 また、今回メディア関係者など、一部のユーザーのみのクローズド公開となったのは、まだ開発が完全に終了しているわけではなく、中途半端な状態でユーザーにプレイしてもらいたくなかったからだそうだ。とはいえ、来場者のほとんどは「Halo 2」のプレイ画面を見られないわけで、そういった意味ではやや残念であった。

 ちなみに、北米での発売は今年の11月9日と発表されているものの、日本での発売時期はまだ未定となっている。ただ、日本語へのフルローカライズを施した上で、年内の発売を目指しているそうなので、ファンは期待して待っていよう。

来場者4人とBungieの関係者1人の5人でチームを組み、5対5の対戦プレイが行なわれた 冒頭の解説は、基本的に10日のメディアブリーフィングのものと全く同じで、まず2丁拳銃スタイルが紹介された 新しいビークルのホバーバイク。武器も用意され、扱いやすいビークルだ
敵ビークルを奪うときには、このように乗っている敵を蹴落として奪うことになる 今回のプレイアブルデモの対戦内容。1旗のフラッグの攻防戦だ プレイ感覚は前作と全く変わらない。前作をプレイしたことのある人なら、違和感なくプレイ可能だ
このように、ジープがプロペラに巻き込まれ持って行かれている。物理エンジンはしっかりとしているようだ ホバーバイクは、操作しやすく、スピードも出せるため、非常に重宝するビークルになるだろう 2丁拳銃スタイルでは、火力が大幅に増すため、対戦時は特に有効だろう
武器を使って殴る、というアクションももちろん受け継がれている 画面には、敵の位置や味方の位置、フラッグの位置などがアイコンで表示される


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□Microsoftのホームページ
http://www.microsoft.com/games/
□Xboxのホームページ
http://www.xbox.com/ja-jp/
□「Halo2」のページ
http://www.xbox.com/ja-JP/games/halo2/
□関連情報
【5月11日】Xbox 2004 E3 Briefingレポート
新作タイトルやXbox Liveの新サービスなどを発表
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040511/xbox.htm
【5月11日】Xbox 2004 E3 Briefingレポート
新作タイトルやXbox Liveの新サービスなどを発表
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040511/xbox.htm
【5月11日】マイクロソフト、Xbox「Halo 2」北米地域で11月9日に発売決定!
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040511/halo.htm

(2004年5月13日)

[Reported by 平澤寿康]

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