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ついに攻城戦、ドラゴンテイムを解禁!
エヌ・シー・ジャパン、「リネージュII」
正式サービスを6月25日に開始

2004年5月7日開催

正式サービス版パッケージ。セクシーなダークエルフのイラストが目印
 NCジャパン株式会社は、5月7日、東京・青山テピアにて、MMORPG「リネージュII」の正式サービス開始についての発表会を開催した。

 2004年2月11日よりオープンβテストを開始した「リネージュII」は、現在登録アカウント数350,000人、最大同時接続数35,000人。比較的ハイスペックを要求するオンラインゲームでありながら、初心者でもわかりやすいシンプルなシステムと美しい3Dグラフィックスにより、人気を集めている作品である。βテストにもかかわらず、パッケージを販売、こちらも好調な売り上げを博し、話題を集めている。

 発表会では、この作品の正式サービスを6月25日とし、それに伴い6月22日AM0:00に、オープンβテストを終了するという。なお、気になるサービス料金については、すでに内部的には確定しているというが、同社の戦略的事情により、具体的な発表は先送りされた。

 正式サービス開始とともに、「Chronicle1 -戦乱を呼ぶ者たち-」というアップデートが行なわれる。詳しくは後述するが、さまざまな要素、新マップが追加されることとなる。オープンβに参加していたユーザーデータはアカウント、キャラクタ、アイテム、所持金などすべてが引き継がれることとなる。

 本作をプレイするためのゲームクライアントソフトの提供方法は4つの方式が用意される。

1.正式サービス版パッケージ
商品名「リネージュII スターターキット Chronicle1 -戦乱を呼ぶ者たち-」
 エレクトロニック・アーツ株式会社が販売元で、6月14日発売。価格は3,129円。CD-ROM2枚組で、フルカラープレイマニュアル、30日間無料プレイチケット同梱。
※初回特典としてピクチャーCDレーベルとオリジナルマウスパッドが封入される。

2.無料CD-ROM
オープンβテストに参加し、キャラクタが20レベルのユーザー限定。6月上旬より公式サイトにて受付開始予定。

3.オートアップデート

オープンβテスター限定で、6月23日より開始予定。

4.ダウンロード
全ユーザーが対象。6月24日ダウンロード開始予定。

 また、正式サービスを記念して、ユーザーカンファレンスも開催される予定だ。5月下旬に東京、6月上旬に大阪の2回が予定されているという。正式な日時などは、今後公式ページなどで告知される。このほかにもゲーム内のイベントも企画されるようだ。

 今後のアップデートに関しても、具体的な予定が発表された。まず次のアップデートとなる「Chronicle 2」は、2004年11月に実装を予定。詳細は東京ゲームショウで発表されるという。こういったアップデートはこれからも1年に2回は行なわれるとのことだ。また、ノートパソコンでの推奨モデルの企画や、ベンチマークソフトの制作も予定されているという。
【スクリーンショット】
代表取締役社長キム・テクホン氏。「好評に自信を得た。新しいサービスも人気を確信している」とコメント アップデート計画などを説明した「リネージュII」ビジネスチーム チームマネージャー 越智雄一氏 韓国から開発室長ジェームス・ペッ氏と、リードプログラマーのヨンヒュン・パク氏が出席、質疑応答を行なった



■新世界、ボスモンスターなど、さまざまな要素を追加
「Chronicle1 -戦乱を呼ぶ者たち-」


追加される新世界。高レベル向けの、過酷な場所になりそうだ
 アップデートにより開始される、「Chronicle1 -戦乱を呼ぶ者たち-」。注目はなんといっても、「攻城戦」の実装だろう。「アデン」、「グルーディオ」、「オーレン」、「ギラン」というこの世界に存在する5つの城の所有権を、プレーヤー達が争うことになる。城を支配するためには、レベル4以上の血盟でなくてはならない。最初の1回目は、NPCが守り手となり、その後はプレーヤーが支配する城の覇権を奪い合うことになる。

 城主になるメリットについてはまだ明らかになっていないが、世界に5つしかない城を手に入れることができ、城内にガーディアンを配置するなど、自分たちの「陣地」を作り上げるといった楽しさは、非常に魅力的だ。「リネージュ II」プレーヤーの大きな目的のひとつであるといえるだろう。明確な目標が出来ることで、プレーヤー間に新しい流れが生まれることは間違いない。

 MAPが追加され、冒険の舞台も拡がることとなる。MAP上では、象牙の塔やギラン城、ドラゴンバレーの西側になる。退化した巨人達がすむという「巨人の洞窟」や、ドッペルゲンガーが出没する「鏡の森」など、高レベル冒険者の狩り場が多数出現。その中でも最も危険なのが、「アンタラスの洞窟」であるという。

 この洞窟の最奥部には、土を司るという巨大な竜「アンタラス」が出現する。レベル60以上の冒険者が対象となるこのモンスターとの戦いは、モンスター自身の大きさも含めて、今まで体験した戦いとはひと味違うものになりそうだ。ドロップアイテムにも期待できるとのことなので、血盟のイベントとしても楽しめそうだ。

 中級者に注目してもらいたいのは、新しい育成モンスター「ハッチリン」の存在だ。このシステムは、「ドラゴンテイミング」と呼ばれるもの。レベル35以上のキャラクタが対象となるあるクエストを達成することで、この動物の卵を入手、育てることができるようになる。Chronicle2以降のアップデートで、このハッチリンは騎乗モンスター「ストライダー」さらには、「ワイバーン」にまで成長する。いつか大空に羽ばたくことを夢見て、連れ歩く冒険者が多くなることだろう。

 他にも、アジトが約10箇所追加、新しいアイテムやスキル、クエストが追加される。また、真上から見ることのできる視点の追加や、所持アイテム量の増加、レベル制限が75まで上がるなど、細かいシステムもアップデートされる。他にも韓国でのアップデートを参考に、さまざまなゲームバランスが調整される予定だという。

 現在、オープンβテストに参加しているプレーヤーの平均レベルは20前後。しかし、上級プレーヤーの何人かは、すでにレベル60を達成、血盟レベルが4になる団体も少ないながら生まれている。高レベル冒険者向けの特典が追加されることで、意欲を燃やすプレーヤーも増えていくことだろう。

【スクリーンショット】
攻城戦の様子。韓国では数千人規模の戦いが実現したという。3Dグラフィックを使用したMMORPGで、ここまで大規模な戦いがどのように行なわれるのか、期待がかかる
巨大な竜アンタラス。攻略にはレベル60以上のパーティーが必要になるという
キュートな外見をしたハッチリン。右の写真は成長した姿であるストライダー。育成したプレーヤーは羨望の的になるだろう
攻城ゴーレム。高レベルのドワーフが多くの資材を投入して作ることができるモンスター
追加される新装備。高レベル冒険者向けだろうか?
アデン城 アデン城内部 アデン城の村
アンタラスの洞窟 アンタラスの洞窟入口 アンヘル滝
シーレンの封印 国境警備隊 国立墓地


Lineage II The Chaotic Chronicle is a trademark of NCsoft Corporation. NC Japan K.K. was granted by NCsoft Corporation the right and license to publish,distribute and transmit Lineage II The Chaotic Chronicle in Japan.
Copyright(c) NCsoft Corporation. All rights reserved.

□エヌ・シー・ジャパンのホームページ
http://game.watch.impress.co.jp/
□「リネージュ II」のページ
http://www.lineage2.jp/
□ニュースリリース
http://bbs.lineage2.jp/bbs/view.aspx?bid=1&iid=951
□関連情報
【4月27日】NCジャパン、経験値を一気に稼ぐチャンス!
「リネージュ II」ジョブチェンジ応援イベント開催
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040427/line2.htm
【4月12日】NCジャパン、「リネージュ II」アカウント30万突破
推奨PCプレゼントキャンペーンを実施
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040412/line2.htm
【2月26日】PCゲームレビュー「リネージュII」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040226/l22.htm
【2月9日】NC Soft CEO/プロデューサーインタビュー
「リネージュII」は日本人に愛されるために生まれたMMORPG
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040209/nc2.htm

(2004年5月7日)

[Reported by 勝田哲也]


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