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ナムコ、「テイルズ オブ~」シリーズ最新作
「テイルズ オブ リバース」と
「テイルズ オブ シンフォニア」をPS2で発売

【テイルズ オブ リバース】
発売日未定
価格未定

【テイルズ オブ シンフォニア】
発売日未定
価格未定



 株式会社ナムコの人気RPG「テイルズ オブ~」シリーズの最新作「テイルズ オブ リバース」と、ニンテンドーゲームキューブ用に昨年発売された「テイルズ オブ シンフォニア」がプレイステーション 2用に発売されることが決定した。

■ 2D表現をさらに追及? 「テイルズ オブ リバース」

ヴェイグ・リュングベル
1年前の事件をきっかけに寡黙となった主人公
 「テイルズ オブ リバース」は、「~デスティニー2」にひきつづき、いのまたむつみ氏がキャラクタデザインを手がける完全新作。

 遥か古代より、カレギアの地にはヒューマとガジュマ、ふたつの“ヒト”の種族が暮らしていた。

 知的活動に優れたヒューマと、身体的能力に優れたガジュマ。種族の間には大きな争いもなく、世界を守る七大聖獣と共に、人々は豊かで平和な日々を過ごしていた。だが、文明を発達させ、力をつけたヒューマがガジュマ支配を目論み、争いとなった。これを世界への脅威と見た聖獣の王ゲオルギアスは、ヒューマの説得を試みた。

 しかし、驕り高ぶったヒューマはゲオルギアスにさえも刃を向け、ガジュマへの攻撃もより一層激しく、残酷なものとなっていった。それに激怒したゲオルギアスはヒューマを滅ぼそうとし、ヒューマ攻撃に反対した他の聖獣たちと、壮絶な戦いを繰り広げた。

 戦いの末、六体の聖獣たちはゲオルギアスを倒し、「ゴルドバの月」に封印した。傷ついた聖獣たちは、間もなく転生のための眠りについた。
 人々はこれを「聖なる戦い」と呼び、語り継いだ。

 「聖なる戦い」の後、ヒューマとガジュマは再び共存の道を歩み始め、国を築いた。以後、目立った争いはなく、国は繁栄した。
 これがカレギア王国の歴史である。

 だが再び、カレギアを暗黒の闇が包め始めていた。
 誰も知らないところで……。

 主人公はヴェイグ・リュングベル。18歳のヒューマ族の男性で、身長183cm、体重は71Kgというなかなか立派な体格をした男性である。

 厳しい寒気と美しい景観の同居する、北辺の村スールズ。そのスールズで生まれ育った彼は、幼い頃に両親を亡くし、幼馴染みのクレアの家に引き取られ、実の家族同然に育てられた。

 だが、1年前の事件をきっかけに、心を閉ざし、周囲と言葉を交わすこともなくなってしまった。そのため、ともすると他人からは冷たい男と思われがちだが、本当は間違ったことを見過ごせない、熱いものを秘めている。村の暮らしは平和で、冒険など考えたこともなかった。

 ……しかし、彼とその周囲を襲った出来事は、彼からそんな穏やかな日々を根こそぎ奪い去ることになる。

 「テイルズ オブ~」シリーズといえば、単純明快で快活な主人公と、ちょっと勝気なヒロインという組み合わせが定番だったが、初公開の今回は主人公のみが紹介されるという異例のパターンになっている。これもストーリーに大きな関係があるのかどうかはわからないが、彼の精神に影響を与えたと思われる「1年前」の事件から、今までの主人公とはちょっと違った「寡黙な男」であるようだ。タイトルが「リバース」だけに、彼が本来の姿を取り戻すための戦い、そんなストーリーなのだろうか?

 同時に公開されたグラフィックからは、「~デスティニー」のような2Dマップとキャラクタのテイストが伺える。「~シンフォニア」から開発ラインが2つに分かれたといわれるテイルズスタジオ。シリーズのアプローチも2Dと3D、2つの側面から攻めていくのだろう。

「TOD2」を思わせるテイストだが、さらに立体感を感じさせる構図の「TOR」

(C)いのまたむつみ (C)2004 NAMCO LTD.

■ ロゴもマイナーチェンジ 「テイルズ オブ シンフォニア」

ロイド・アーヴィング コレット・ブルーネル
幼くして父母を亡くし、ドワーフの養父に育てられた ロイドの幼馴染み。「神子」として天使になるために旅に出る
 昨年8月にGCで発売された「テイルズ オブ シンフォニア」。「day after tomorrow」の「Starry Heavens」で始まるオープニング、「~ファンタジア」や「なりきりダンジョン」でキャラクタデザインを手がけた藤島康介氏の久々の登板、さらにグラフィックの3D化など、新たな「テイルズ オブ~」シリーズの姿を見せてくれた1作であることは読者の方々も記憶に新しいところだろう。

 PS2版は今のところロゴカラーが変更になったこと以外、大きな変更点に関しては明かされていない。公開された画像はPS2版のものということで、GC版に負けず劣らずの移植が行なわれていることは間違いなさそうだ。PS2版は「単なる移植にとどまらない何か」があるということで、シナリオやミニゲームの、料理などの追加が期待されるところ。
物語序盤のシーンだが、画像はPS2版のもの。GC版との差異を見つけることは難しそうだ

(C) 藤島康介 (C)2003 2004 NAMCO LTD.

□ナムコのホームページ
http://www.namco.co.jp/
□「テイルズチャンネル」のページ
http://www.namco-ch.net/taleschannel/
□製品情報「テイルズ オブ リバース」
http://www.namco-ch.net/talesofrebirth/
□製品情報「テイルズ オブ シンフォニア」
http://www.namco-ch.net/talesofsymphonia_ps2/
□関連情報
【4月12日】ナムコ、PS2用新作「テイルズ オブ リバース」と
「テイルズ オブ シンフォニア」のPS2版移植を発表
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040412/tales.htm
【4月8日】ナムコ、「テイルズ オブ~」公式サイト
「テイルズチャンネル」において
4月12日の2つの大発表を予告
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040408/tales.htm
【2003年8月31日】GCゲームレビュー「テイルズ オブ シンフォニア」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030829/tos.htm

(2004年4月16日)

[Reported by 佐伯憲司]


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ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

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