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「2004 コナミ・タカラ新商品合同発表会」開催 |
コナミ株式会社と株式会社タカラは、2004年に発売を予定している商品を一堂に集めた合同展示会を流通関係者に向けて発表した。会場にはタカラが14日に発表した、希望の夢を見ることを手助けする機械「夢見工房」と、暗記をより効率的に行なうために開発された「暗記エンジン エムサピエンス」も早くも展示されていた。
タカラのブースでは2003年来、総合エンタテインメント企業としての性格を強めており、玩具の枠にとらわれない幅広い商品の開発販売を手掛けており、今回の展示会でも液晶テレビやDVDプレーヤーだけでなく、小型電動自動車からハロゲンヒーターまで出展されており、そういった意味でも面白い内容となっていた。
今回のレポートでは、そんな中からトイ関連製品を中心に興味深い商品を追ってみた。
■ 手軽にギターを楽しめる「WE LOVE GUITAR」
ドラムもスティックだけで楽しめる「WE LOVE DRUM」
2003年にトミーがバイオリンをゲーム感覚で楽しめる玩具「evio」を発売しヒットを記録した。ヤマハも玩具とは言えない値段だが、ギターを弾く楽しみを手軽に体験できるイージーギター「EZ-EG」を発売しており、さらにトランペットやウクレレなど楽器の幅を広げようとしている。
そういった音楽を楽しむ分野に対して、タカラがアプローチした商品「WE LOVE GUITAR」と「WE LOVE DRUM」が発表された。「WE LOVE GUITAR」は文字通りギターが手軽に楽しめる商品で、3月に9,800円での発売が予定されている。「WE LOVE DRUM」はドラムのスティックをドラムを叩くようにすることで音を奏でる商品で5月に2,980円で発売される予定となっている。
「WE LOVE GUITAR」は、ウクレレ程度の大きさだが、デザインはエレキギターっぽいものでなかなかカッコイイ。側面には電源とヘッドフォンの2つのジャックが用意されている。
この商品には大きく分けて2つの楽しみ方が用意されていて、そのひとつ「デモプレイ」では、収録されている24曲のリズムに合わせ弦の部分 (プレイスイッチ) に触れるだけで、ギターを弾いているかのような楽しさを味わうことができる。収録されている曲は「時代 (中島みゆき)」や「ぼくたちの失敗 (森田童子)」といった渋いところから、「イエスタディ (ビートルズ)」、「ホテルカルフォルニア (イーグルス)」といった洋楽も収録されている。もちろん最近のヒット曲として「TSUNAMI (サザンオールスターズ)」、「桜坂 (福山雅治)」なども押さえられている。
もうひとつの楽しみ方「ノーマルプレイ」では、ネックの部分にある各コードボタンを押しながらプレイスイッチに触れ選んだコード音を演奏する、より本当のギターに近い楽しみ方となる。このノーマルプレイでは、さらにオートとマニュアルが用意されていて、それぞれ難易度も変わってくる。
カラーリングはブルーとブラウンの2種類が用意される。トミーの「evio」はカセットで曲を追加できるが、こちらは追加することはできない。
「WE LOVE DRUM」については、ドラマーの人がよくスティックだけを振り、演奏の感覚をつかむような動作をしているのを見て制作されたようだ。スティックを振ると、“ドンドン”といった音が奏でられる。原理も単純なものなのか、「WE LOVE GUITAR」に比べ低価格となっているのが特徴。奏でることのできるのは、ドラム、スネア、シンバルの3種類の音色となっている。カラーリングはメタリックブルーとパールホワイト。
■ フワフワ楽しい室内飛行船「SKYSHIP」にカメラがついた
何度かお伝えしてきた飛行船のラジコン「SKYSHIP」だが、これまではジミー大西がデザインするなど、デザイン面による商品の拡充だったが、このほどついに大幅にバージョンアップされることとなった。というのも、客席部分にCMOSカメラを搭載。コントローラ側に映像を飛ばしコントローラからテレビにケーブルを繋げれば、なんと飛行船からの映像をテレビに映し出すことが可能なのである。6月に19,800円で発売される予定となっている。
カメラが搭載されたことにより、本当に飛行船を運転している気分を味わうことができる。搭載されているのは25万画素のCMOSカメラ。映像送信距離は5mとなっている。会場で見た限りでは非常になめらかな感じだ。カラー画像と言うことだが、カラーの色味が少し地味なのが残念。しかし、25万画素程度では仕方ないところだろう。会場で見た感じでは、動画として十分楽しめるクオリティだった。
カメラがついた以外は従来製品と変わりがない。操縦については10mまでは操縦可能となっているので、あまりに離れると操縦は可能だが、映像は途切れてしまうこともあるのかもしれない。
【BIRDS EYE VIEW SKYSHIP】 | ||
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客席の部分にカメラがセットされている。搭載されているのは25万画素のCMOSカメラ | この程度の画像が表示される。カラー画像で、会場で見た感じではなかなかなめらかな画像だった |
■ その他注目の製品
写真撮影禁止ということで許可が下りなかったが、「ロックマンエグゼ 4」と連動した「ロックマンエグゼ アクセス バトルチップゲート」がある。GBAに接続することでバトルチップがゲームに反映される。玩具との連動が可能になったことでより楽しみ方が増したと言える。
OLなどを対象にしている「だめんずうぉ~か~ レディ」、「同 ボーイズ」もなかなか凝った作りとなっている。基本的には携帯の判定機で、設問に答えていくことでダメ男、ダメ女を判定してくれる。しかしAI機能を搭載しているということで、使用頻度によって入力項目数に変動がある一方で、解析結果も変わってくると言う。ある意味、面子は同じでも何度でも楽しめる仕様となっているわけだ。
(2003年1月15日)
[Reported by 船津稔]
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