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MQ、「Call of Duty 日本語版」発売記念イベントを開催
会場は大勢のユーザーで大にぎわい

12月23日開催

会場:アソビットシティ

 株式会社キッズステーションのゲーム部門メディアクエストは、12月18日に発売されたアクションシューティング「Call of Duty 日本語版」の発売記念イベントを秋葉原アソビットシティにおいて開催した。

スタッフは全員米独ソの軍服を着ていた。カメラ目線の女性は、MQ広報の安田祐子氏。ソ連軍のコスプレだ
大会の賞品はトンプソンやガバメントといったエアガンだった。「どこで使うのか」という気もするが、見ると欲しくなるから不思議
 「Call of Duty 日本語版」は、相次ぐDirectX 9世代タイトルの発売延期劇によって役者不足となった2003年のFPS界にあって、抜群の評価を集めたアクションシューティング。日本でも受注の時点で万単位を突破し、3万から5万の数字を見込むという、久々のヒット作となっている。今年のPCゲーム分野の年末商戦では事実上のひとり勝ちタイトルである。

 発売記念イベントでは、12名規模でデスマッチ大会を行なうという予定だったようだが、いざふたを開けてみると、予想どおり会場には50名以上の参加者が詰めかけ、急遽倍の24人規模の大会に変更となった。アソビットシティ6Fのオンラインゲームスタジアムにこれほどのユーザーが集まるのは稀だろう。

 大会は、24人のエントリー選手を2ブロックに分けての予選から始まった。ゲームモードは、目に入るものすべてが敵となるデスマッチモードでスタート。1位のプレイヤーが20フラグを先取した時点での上位6名が決勝戦へとコマを進める形式で行なわれた。

 大会のステージとして選択されたのは、本編のシングルモードでは、ドイツ軍の極秘司令部として描かれたCheatou。マップ中央には司令部として使われている建物が建っており、その周囲に開けたロータリーと、ガレージを兼ねた裏庭が設置されている。入り組んだ部屋と短い通路ではサブマシンガンのような連射が効いて弾をばらまけるタイプの銃が有利であり、逆に建物の周囲のようなひらけたところでは、単発でも射程の長いライフルタイプの銃が有利ということで、バランスの取れたマップだと言えるだろう。ちなみに今回の大会、スナイパーライフルに関しては威力が高すぎる(足だろうがどこだろうが、体に当たれば一発死判定になる)ため、サーバーサイドの設定でスナイパーライフルを選べないように選択していた。

 すでに英語版などを購入して遊び倒しているプレイヤーが多く、大会自体は非常にレベルの高いものとなった。Chateauでは建物前のロータリーやガレージに面したバルコニーにうまく陣を取ると、やられてRespawn(復活)した直後のプレイヤーを即座に倒せるなど、効率のいい敵の倒し方を知っているかどうかで、順位に大きな差が出ていた。

 また、武器の使い方にも手慣れており、今日初めて遊んだようなプレーヤーが、四方八方すべてが敵というデスマッチの状況に焦ってマシンガンを乱射しているのに対し、手慣れたプレーヤーは反動は大きいが連射ができて威力の高いアサルトライフル系の武器を使い、冷静に数発で確実に敵をしとめていったのが印象的だった。

 予選終了後、勝ち抜いた12人のプレーヤーに、取材に来ていたメディア陣を巻き込み、総勢16人で決勝が行なわれた。こちらは約12分の制限時間いっぱいに戦って、最終でのフラグ数を競う形式。印象的だったのは、ヤリ込んできているプレーヤー同士ということもあって、上位10人が団子状で最後まで進んだこと。

 デスマッチの場合、Respawn場所の運によっては立て続けでフラグを取れるのが特徴だが、そういったゲームモードにもかかわらず差が出なかったのは、決勝に残ったプレーヤーが「Call of Duty」を相当ヤリ込んでいるのが分かる大会だったといえるだろう。ちなみに一般枠として参加していた弊誌ライターのTyokutaが見事2位になった。ただし、プレスということで、賞品である東京マルイ提供のガバメントは没収され、1位、3位、4位の入賞者に東京マルイ製のエアガンが贈られた。

 ゲーム大会の前後は、16台全台使ってフリープレイが行なわれた。こうしたフリープレイは、大会前は優勝を狙うユーザーが熱心に最終調整に勤しむ一方で、大会終了後は潮が引くように人がいなくなるのが通例だが、今回ばかりは大会終了後も全台が埋まったままで、絶えず順番待ちが発生しているような人気ぶりだった。

 私も数回フリープレイに参加したが、大会に参加したユーザーが過半を占めるだけ合って参加者は軒並みうまかった。デスマッチでは毎回ビリから2、3番目の成績だったが、チームデスマッチなどでは上質のプレイを後ろから観察することができて、なかなかおもしろかった。ぜひまた大会を企画していただきたい。

 ちなみにフリープレイでは、「Call of Duty 日本語版」プロデューサーの加藤氏が、ルールの説明や、各モードやマップのセオリーなどをリアルタイムで解説してくれたのだが、頻繁にマップとモードを変えるため、戸惑ったユーザーも多いのではないか、という気がする。

 ただ、このあたりは微妙な問題で、プレイしているユーザーにとっては、1ゲームなど一瞬で、コロコロ変えられるのはたまらないが、観戦しているときは、どんどん変えてもらった方が、違ったゲーム展開が観察できておもしろい。いずれにしても、同作の吸引力の高さ、マルチプレイのおもしろさを再実感させてくれたイベントだった。

(C)2003 Activision,Inc.and its affiliates.Published and distributed by Activision Publishing,Inc.Activision is a registered trademark and Call of Duty is a trademark of Activision,Inc.and its affiliates.All rights reserved.Developed by Infinity Ward,Inc.This product contains software technology licensed from Id Software,Inc.("Id Technology").Id Technology (C)1999- 2000 Id Software,Inc.Distributed in Japan by Kids Station,Inc. under agreement with Activision.All other trademarks and trade names are the property of their respective owners.

□メディアクエストのホームページ
http://www.kids-station.com/game/
□「Call of Duty 日本語版」の公式ページ
http://www.kids-station.com/game/callofduty/index.html
□関連情報
【12月12日】PCゲームレビュー「Call of Duty 日本語版」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20031212/cod.htm
【12月1日】MQ、「Call of Duty 日本語版」の発売日を12月18日に前倒し
23日に発売記念ゲーム大会を開催
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20031201/cod.htm

(2003年12月24日)

[Reported by 中村聖司]


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