利用料金：30分300円より

　株式会社メルコオンラインエンターテインメントが展開する「ファイナルファンタジー XI」専門のゲームカフェ「リアル・ヴァナ・ディール」が本日正式オープンした。さっそく初日の様子を覗いてきたのでその模様をお伝えしたい。「リアル・ヴァナ・ディール」そのものについては、すでに潜入レポートで詳しく紹介しているので、本稿では初日の模様に内容を限ってご紹介していきたい。

白で統一された明るい店内。手前には協賛のIntelとATIの最新ハードが展示されている。PCの更新は年2回を予定

店内にはスクウェア・エニックス代表取締役社長 和田洋一氏を始め、業界各社から贈られた花が飾られていた

会員になってみた。会員番号は88番。先着250名にスクウェア・エニックス製オリジナルFF11カレンダーがプレゼントされる

　「リアル・ヴァナ・ディール」は、秋葉原の大通りから1本裏道に入り、大通り側に奥まった箇所にある建物の2階にある。かつてPCパーツショップが入っていた店舗で、周囲にはTWO TOPやOVER TOPといった大小のPCパーツショップが軒を並べている。

　店内は、「FF 11」のパッケージをイメージしたホワイトカラーで統一され、モグハウスを模した休憩室を除けば、装飾品のたぐいは一切置かれていない。ニコニコしながら店内のすみずみに目を配らせているヒュームのコスプレをした女性店員がいなければ、まるで事務所か何かのようなシンプルさだ。

　「リアル」なのだから、店内を丸ごとジュノのデザインにしてほしい、とまでは言わないが、せめて「FF 11」をイメージさせるようなデザインポスターやアイテムを設置すべきではないかと思うのだが、店内は白で統一し、装飾品は置かないというのは、意外にも同店を監修するスクウェア・エニックスの方針なのだという。

　オープン直後の昼過ぎに店に着いたときには、予約が1に対して、飛び込みが2の割合で、全22台あるPCのうちの約6割ほどが埋まっていた。来場者は全員男性で、なにはともあれひとプレイといった印象のFFファンが友達連れで集まり、「凄く綺麗」、「もう自宅のPS2では遊べない」などなどさまざまな感想を述べ合っていた。

　店のスタッフは、オープン直後の関係から応援に来ていたメルコオンラインエンターテインメントの関係者を除くと、男性店員が1名に女性店員が2名。すでに述べたように女性店員はコスプレをしており、初日のコスプレは女ヒュームの初期装備と種族装備だった。胴と脚装備はもちろん、両手、両足に至るまでフル装備で整えられており、ディテールも抜群で思わず注目してしまう。

　残念ながら女性店員の撮影は、一般、報道を問わず厳禁ということなので、見たい人は直接店舗にいくしかないようだ。余談だが、髪型とカラーで雰囲気を表現すると、初期装備の女性は女ヒューム2Bのイメージ、種族装備の女性は女ヒューム3Bのイメージで、元々人間の服だけに普通に似合っていた。女性アルバイトは3名おり、残る1名がミスラの初期装備を着ることになるようだ。

　さて、メルコオンラインエンターテインメントの代表取締役二松氏と雑談を交わしているうちに、次から次に人が来店し、3時前には早くも満席になってしまった。これには女性店員のひとりも「満席クポー!」と喜びを露わにしていたが、これから夜にかけて来店者はもっと増えるだろうから、初日はまずまず大成功といった印象だった。

　しかし、二松氏によれば、週末はLS単位の団体客を含めて予約が多いとしながらも、平日が予想以上に悪いということだった。なお、予約可能なのは全席の半分までで、残り半分は当日来場者用に空けているということなので、予約リストに×印がついていても、直接行けばほぼ確実にプレイできるようだ。

　ところで、満席になって改めてプレイゾーンを回ってみると、ゲームセンターのようなうるささが気になった。「リアル・ヴァナ・ディール」では、友人とのコミュニケーションを図ってもらうという目的からスピーカーでのプレイを前提にしており、ヘッドフォンはおいていない。

　実際にゲームをプレイしている人たちはそうでも無さそうだったが、近い将来、来場者のほとんどがテスト的なプレイではなく普通にプレイし始め、Call音を連発させながらPTプレイするような状況になったとき、さすがに大多数がうるさいと感じるのではないか。ヘッドフォンの持ち込みは可ということなので、特に音を気にする人は持っていくといいだろう。

　最後に、二松氏からとっておきのGAME Watch読者特典を頂いたので紹介しておきたい。現在「リアル・ヴァナ・ディール」では、オープン記念として12月31日までに入会すると、もれなく30分間の無料プレイ権とフリードリンクがサービスされる。これを受付時に「GAME Watchの記事を見た」というと無料プレイ時間が1時間になるというもの。ぜひご活用頂きたい。

オープン直後の店内の様子。その後1時間もすると満席になった。開放感のあるレイアウトになっている反面、セキュリティやプライバシーの面でやや不安が残る

店内では性能とコストパフォーマンスを重視したビデオカードを即売している。ブランドは二松氏が以前手がけていた「玄人志向」のみ。安さがウリという

初日の時点では使われていなかったがプロジェクタとスクリーンも設置されていた。イベントで使用されるほか、年末などはテレビ映像を映したりもするそうだ

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Title Design by Yoshitaka Amano/CG Art by Yusuke Naora,SQUARE Visual Works.
Copyright (C) 2003 MELCO Online Entertainment Corp. All Rights Reserved.

□リアル・ヴァナ・ディールのホームページ
http://www.realvanadiel.jp/
□関連情報
【12月8日】「FINAL FANTASY XI Play Zone REAL VANA'DIEL」
潜入レポート。明るく清潔な店内で快適な「FF XI」プレーが可能
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20031208/realvana.htm
【11月7日】メルコオンラインエンターテインメント
秋葉原に「FF XI」専用ゲームカフェ開店
「FINAL FANTASY XI Play Zone REAL VANA'DIEL」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20031107/realv.htm

(2003年12月12日)

[Reported by 中村聖司]

GAME Watchホームページ

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