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「PRIDE GP 2003」新システム紹介
- 重要性が増したポジション取りを再現 -

今秋 発売予定(PS2)
今秋 稼動予定(AC)

価格、料金:未定

一昨年のルール変更で一躍重要度が増したヒザ蹴り。本作でも勝敗を大きく左右するはずだ
 人気の総合格闘技イベント「PRIDE」をテーマにしたプレイステーション 2、アーケード「PRIDE GP 2003」は、今年のPRIDEのマット事情を反映しているのが特徴。ここでは、新システムに関する要注目のポイントをご紹介しよう。

 操作系は、前作同様に1レバー(方向キー)+4ボタン(左右パンチおよびキック)方式を採用。レバーを素早く入力するとステップ。同時に押すボタンの組み合わせにより、タックルや関節技の攻防、キャッチ、パスガード、エスケープ、スィープなどをそれぞれ使いわけていく。

 新システムは、「4点ポイントポジション」と「サイドポジション」の追加。「なんだ、単にポジションが増えただけじゃないか」などと侮るなかれ。どちらも一昨年のルール改正により飛躍的に重要度が増したポジションであり、これを軽視することは“「PRIDE GP」での勝利を放棄するに等しい”といっても過言ではない。

 ルール改正とは、多くの総合格闘技で禁じられている「うつぶせで倒れている相手に対する、頭部および顔面への打撃を認める」というもの。一歩間違えば取り返しのつかない事故が起こってもおかしくないルール変更だけに、格闘技ファンの間ではいまだに賛否がわかれているが、逆説的にはそれだけ勝敗に大きく影響することの証左でもある。

 「4点ポイントポジション」は、相手のタックルをカットしてそのまま上から覆いかぶさる状態を指す。4点ポジションであれば打撃を喰らう心配がないため、ルール改正以前は、寝技を得意とする選手は隙あらばタックルを狙うのが常套手段となっていた。

 ところが、4点ポジションの相手に対する打撃が解禁されたことで、前述のセオリーは根底から崩れ去る。タックルを切られると、4点ポジションで動きを封じられたまま、頭部に強烈なヒザ蹴りを叩き込まれることになるからだ。下の選手はガードが取りにくく、さらにはクリーンヒットせずともダメージを蓄積させられる。果たして、ゲーム中ではどのように再現されているかが気になるところだ。

 「サイドポジション」は、柔道でいう「横四方固め」に近い状態で、ここからはヒザによる打撃はもちろん、首、腕、足とさまざまな攻撃の流れが考えられる。実際の試合では、ヒザ攻撃だけでも頭部、脇腹と狙いを変えるだけで下のポジションになっている選手には相当辛い。

 従来のガード、マウント、バックマウントにこれらのポジションが加わることで、本作におけるグラウンドの攻防は、さらに緊迫感のある白熱したものになるだろう。

【4点ポイントポジション】
タックルを切ることに成功したら、そのまま上から体重をかけて相手を潰す。上半身の動きを制限された下の選手は、ガードすることさえままならない
【サイドポジション】
上半身で相手をコントロール。首、腕、足……あるいはヒザによる打撃か。下の選手にはひたすら厳しいポジション


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(C)CAPCOM CO.,LTD. 2003 ALL RIGHTS RESERVED.

□カプコンのホームページ
http://www.capcom.co.jp/
□「PRIDE」オフィシャルサイト
http://www.so-net.ne.jp/pride/
□関連情報
【2003年9月1日】アーケードに参戦! カプコン、「PRIDE GP 2003」8人の選手を紹介
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030901/prd.htm
【2003年2月8日】選手の技を忠実に再現 PS2「PRIDE」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030208/prd.htm

(2003年9月1日)

[Reported by 北村孝和]


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