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「バイオハザード アウトブレイク」がひと足早くプレイアブル出展
対応ソフトの充実ぶりを感じさせる「NETWORK GAMEING」ゾーン

会期:8月28日~31日

会場:Earls Court London

 PlayStation Experienceの会場で、オンライン対応のゲームが集まっているのがメインステージの奧に位置する「NETWORK GAMING」ゾーンだ。ここ英国を含んだ欧州地域では、すでに25,000台ほどのネットワークアダプタが出荷されており、今後発売されるタイトル次第で飛躍的な伸びも期待できる。

 欧州地域で販売されているネットワークアダプタはイーサネット用のRJ-45コネクタのみが付いているタイプで、プレイステーション 2対応のオンラインゲームを楽しむにはブロードバンドによる接続が前提。英国では、BTことブリティッシュテレコムをはじめとするプロバイダー数社が推奨プロバイダーになっている。BTの場合、月間のブロードバンド接続料金は29.99ポンド。日本円に換算すると約5,700円ほどになる。ちなみに欧州地域でのハードディスクユニット販売は現時点で未定。オンライン対応のゲームは、基本的にプレイステーション 2とネットワークアダプタ、そしてブロードバンド接続環境があれば楽しめるというわけだ。

 さて、この「NETWORK GAMING」ゾーンで試遊できるのは以下の13タイトル。

  • Amplitude
  • Batman : Rise of Sin Tzu
  • Destruction Durby Arenas
  • EverQuest Online Adventures
  • FIFA Football 2004
  • Gran Turisumo 4
  • Hardware Online Arena
  • Medal of Honor Rising Sun
  • My Street
  • Resident Evil : Outbreak
  • SOCOM : U.S. NAVY SEALs
  • Twisted Metal:Black Online
  • Warhammer 40,000 FIRE WARRIOR

 先日都内で開催されたPlayStation Meeting 2003の席で、「Resident Evil : Outbraek」こと国内タイトル名「バイオハザード アウトブレイク」を紹介したカプコンの常務執行役員である船水紀孝氏は、東京ゲームショウでのプレイアブル出展をコメントしていたが、ここロンドンのPlayStatin Experienceでひと足はやく実現した格好となる。

 「バイオハザード アウトブレイク」の試遊台は計8台が用意され、4台ずつの2セットでプレイできるようになっていた。使われていたのは、英語音声に日本語字幕の入った日本版をベースにしたものと思われるが、試遊していたプレーヤーはそれほど意に介すことなく、淡々とフィールドを駆け回ったりインベントリーのリストをチェックするなどバイオハザード慣れを見せている来場者が多かった。

英語音声に日本語字幕、インベントリーのアイテム表示なども日本語だったが意に介することなく淡々とラクーンシティをさまようプレーヤー
 イベント全体について言えることだが、トレードショウとは異なり開発スタッフや専任インストラクターが必ずしもそばにいるわけではないため、特にオンラインゲームではめいめい勝手なプレイに走りがち。なかには、ひとりだけさっさとシングルプレイモードで始めようとする人も少なくない。実際のプレイでは、同じエリアで同時にゾンビに襲われていたりするときは、助けてあげたりすることもできるわけだが、そうでないときは、時折ほぼ同タイミングで流れるムービーが共通フィールドでリアルタイムにプレイをしているという実感を与えてくれるようだ。日本国内ではマルチマッチングBBを使って、マッチングサービスを独自に展開する予定となっているが、欧州地域でどのようなマッチングサービスを使ってオンラインサービスが提供されるかは、現時点では不透明だ。

【Resident Evil : Outbraek】
(C) CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
※画面は開発中のものです


レカロのシートにステアリングコントローラを組み合わせた本格的なコクピットで、「Gran Turisumo 4」をプレイ
 レーシングゲームのエリアである「THROTTLE」だけではなく、ここ「NETWORK GAMING」のゾーンにも「GRAN TURISMO 4」の試遊台が設置してあるのを見逃してはならいないだろう。早速、オープニング画面で選べる対戦プレイのモードを選択してみたが、前述したとおりに来場者の多くはシングルプレイモードでさっさとコースインしてしまうため、試してみたくても対戦するプレーヤーが見つからない。プレイ開始を待つ他の来場者も少なくないためメンバーがそろうのを長時間待つわけにもいかず、数度チャレンジしてはみたものの、いずれも1人で対戦プレイのモードを走行することになった。

 現時点で「Gran Turisumo 4」のネットワーク機能に関す詳細は明らかにされていない。ただ、対戦プレイを選択して他のプレーヤーがグリッドに付くのを待つ際、筑波サーキットコースでは最大6人のエントリーを待つ状態になっていたので、多人数による対戦プレイの機能が含まれるのは間違いないと思われる。また、SCEEが主催するイベントで「NETWORK GAMING」のエリアにアサインされていることからも期待していいはずだ。これまでのシリーズではiLINK接続による対戦プレイを実現していたGran Turismoシリーズだが、プレイステーション 2本体の最新モデルなどではiLINK端子が廃されていることから、対戦プレイをネットワークアダプタベースにする可能性は高い。

 今回のデモバージョンで走行できたのは、5月のE3時に公開されていた筑波サーキット、ニューヨーク市街地、グランドキャニオンの3コースに、富士スピードウェイ、そしてイタリア市街地コースが加わった計5コースになっている。これまでもスクリーンショットなどで公開されていたイタリア市街地コースだが、実際に走行してみると、車1台すれ違うのがやっという感じの石畳の裏道をすり抜けるような走りなど、他のコースにはない楽しみがあった。

 「Gran Turismo 4」は、レーシングゲームを集めた「THROTTLE」のコーナーでも、SUBARUと共同開発した可動式の筐体や、レカロのシートとステアリングコントローラを組み合わせたコックピットなどを利用して、大規模にデモンストレーションされている。

【Gran Turismo 4】



 そのほか、昨年のPlayStation Experienceでもレポートした「Hardware Online Arena」がよりブラッシュアップされて8人対戦のモードでデモンストレーションされていたり、定番の「SOCOM : U.S. NAVY SEALs」、「EverQuest Online Adventures」などは、シートにゆったりと座ってプレイできるようになっていた。これら「NETWORK GAMING」ゾーンのタイトルについてはスクリーンショットを中心に紹介する。

【Destruction Derby Arenas】
車を壊しまくるレースゲーム「Destruction Derby」がネットワーク対応の「Destruction Derby : Arenas」として登場する。最大16人の同時プレイが可能。欧州地域では2003年10月に発売予定


【EverQuest Online Adventure】
欧州地域で9月26日に出荷される「EverQuest Online Adventure」。人気のEverQuestシリーズのコンシューマ向けタイトルとして米国でヒット中


【Hardware Online Arena】
昨年のPlayStation Experienceレポートで第1報を報じた「Hardware Online Arena」が、いよいよ欧州地域で9月26日に発売。最大16人でネットワーク対戦が可能


【My Street】
プレーヤーキャラクタを操って、仮想空間となる街中に用意されているさまざまなミニゲームを対戦プレイできる「My Street」。欧州地域では2003年10月に発売予定


【Twisted Metal:Black Online】
こちらも定番タイトル「Twisted Metal」シリーズがオンラインに対応して登場する


□PlayStation Experienceのホームページ
http://www.playstationexperience.com/
□London Games Weekのホームページ
http://www.londongamesweek.com/
□関連情報
【8月29日】PlayStation Experience開幕!
まるでテーマパークのような試遊エリアがいっぱい
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030829/pse01.htm

(2003年8月30日)

[Reported by 矢作晃]


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