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「2003東日本玩具見本市」開催
各社、クリスマスシーズンを飾る玩具を出展

会期:8月27日~28日

会場:都立産業貿易センター台東館

 東京玩具人形問屋協同組合は、クリスマス商戦を中心に下半期に発売される玩具の商談会「2003東日本玩具見本市」を都内で27日と28日に開催する。毎年8月末に開催されるこの商談会は、業界関係者を対象としたもので一般のユーザーは入ることはできない。

 今年の展示会においての特徴としては版権ものが大きなウェイトを占めている印象だった。ウルトラマンや仮面ライダー、年末に映画が公開されるゴジラ、アニメ、コミックといった作品の版権に絡んだ定番玩具類が多く、目新しい商品展開は少なく感じた。

 そんな中注目を集めていたのは、9月19日の発売を予定しているスクウェア・エニックスの「剣神ドラゴンクエスト 甦りし伝説の剣」。すでにユーザー体験会が日本全国で開催されているが、販売店が集まるこの商談会でも狭いブースに多くの人が集まり熱い注目を集めていた。剣型のコントローラを振り敵を斬りつけたときの爽快感は体感ゲームなだけにこれまで以上にりあるで、「ドラゴンクエスト」の世界にどっぷりとはまることができる。

 グラフィックもこれまで通り可愛らしく、テレビにつなげるだけですぐにプレイすることが可能なだけに、子供から大人まで気軽にプレイできることからヒットすることだろう。ちょっと魔法のかけ方が煩雑な気もするが、剣型コントローラで操作するのだから仕方ない。ちなみにクリアするまで15時間程度かかるとかで、途中でセーブすることが可能となっている。これまでは寝不足程度でプレイを続けることができたが、これからは体力の心配しなければならない。

 このほかでは先日発表されたばかりのアニメ作品「F-ZERO」。バンダイでは各種展開を考えており、入り口に「F-ZERO AX (アーケード版)」を設置しフリープレイにするなど力が入っていた。

 また、すでに東京ゲームショウのバイヤーズデイでご紹介したパルボックスのコマ「デジゴマ」も注目を集めていた。電池もなにも積んでいないのに、地磁気の関係でLEDを点灯させ最高回転数を表示させるというおもちゃ。パッケージやデザインも完成し、あとは発売を待つだけという感じだ。

 以下、会場で面白そうなタイトルをいくつかピックアップしてレポートする。


【iRider】

 ラジコンメーカーとして世界的に有名なニッコーのブースでは、小型バイクラジコン「iRider」が出展されていた。「iRider」は手のひらに乗るほどの小ささだが、バイクに乗っているフィギュアの体重移動により、左右に方向を転換するリアルな構造となっている。乗っているレーサーが少々デフォルメされているが、バイク自体の構造はリアルで、完全な二輪走行を行なうわけだ。

 実は、バンダイが「iRider」と同様の2輪走行のラジコンを商品化を検討していたが、残念ながら開発中止となってしまった。そういった意味では待ちに待った商品といえる。担当者によれば、やはりバイクということで操作が難しいという。それなりのスピードが出なければ左右にふらついてしまい走行すらままならない。

 手のひらに納まる程度の小型ラジコンであるため、空き地まで広くなくても大丈夫だが、机の上では少々狭いかも知れない。

2輪走行する小型バイクラジコン「iRider」がニッコーから登場。ライダーの重心移動によって左右に曲がるという点ではかなりリアル。スピードは2段階調節となっている。同社担当者によれば、バイクのラジコンだけに、さすがに四輪よりは操作が難しくなるとか。9月下旬発売予定



【エポック社】

 エポック社はイチオシ商品が、テレビに接続するだけですぐに遊ぶことができる体感ゲーム「東京フレンドパークII フレンドパークへあそびにいこう!!」。テレビ番組として圧倒的な知名度があるため、やはり来場者の注目度も大きい。

 同社はこのほかにもテレビに接続して遊ぶゲーム機を前面に押し出して展開。阪神タイガースをフィーチャーした「阪神タイガース エキサイトスタジアムDX」や、麻雀牌の形をしたコントローラが目を引く「TV麻雀」が面白そうだ。

 「TV麻雀」は、コンシューマゲーム機を買ってもやるのは麻雀だけというお父さんにはうってつけだろう。13人のキャラクタが収録されていて、4人打ちを楽しめるだけでなく、色々な条件をクリアしていくことで商談していくモードも収録している本格派だ。

テレビにつないですぐ楽しめるゲームシリーズ。これまでは体感スポーツシリーズが中心となっていたが、「TV麻雀」は麻雀。一人で手軽にできるという点においてはヒットするかもしれない。ジョグダイヤルとポン、チー、カンなどのボタンがついたコントローラも、牌をデザインしていてわかりやすい 阪神タイガースフィーバーに合わせて発売される「阪神タイガース エキサイトスタジアムDX」阪神用にエディットされたチームがふたつ収録され、「六甲おろし」を収録。バット型コントローラーも阪神カラー



【天田印刷】

 天田印刷のブースでは、ナムコの「太鼓の達人」のライセンス商品が置かれていた。すでに発売されている“和田どん”と“和田かつ”のぬいぐるみが好評のようで、年末に向けて今後も販売していくようだ。そして、新製品として企画されているのが「太鼓の達人 ムニュっと人形」。“和田どん”と“和田かつ”の体を押すと、文字通り口の中から“ムニュ”っとジェルが出て来るという斬新というか面白いおもちゃ。ジェルはまた引っ込むのかとか、色々気になるのだが、まだ未確定のようで、早く商品の完成形を見てみたい気がする。

すでに発売中となっている「太鼓の達人」の和田どん、和田かつのぬいぐるみ。同社担当者によれば、問い合わせも多く人気があるとか そして新製品として企画されているのがこの「ムニュっと人形」。口から魂が抜けるようにジェルが文字通り「ムニュ」っと出てくるという



【タカラ】

マイクロワールドのシリーズ第2弾「世界の艦船」。とにかくリアル。潜水艦がメインだが、潜水艇も用意されている マイクロワールドのシリーズ第3弾はラジオ型のおもちゃ「青春のオールナイト・ニッポン」



【その他】

セガトイズから発売となる「恋するペット ペコロン」。9月末発売予定で5,980円。10万通り以上の会話を行ない、名前のデータを約350持ち、飼い主を「○○ちゃん」、「○○くん」と読んでくれるという。このほかにも恋占いや恋日記などの遊びも収録。呼ぶと振り向いて近寄ってくるといった可愛らしいギミックも搭載している 弊誌でも何度かご紹介しているリズムを覚えるおもちゃ「はことん」の新シリーズ「ミニはことん」。従来商品よりほんの少し小さくなって価格も780円となった。今回はユーザーのリズムに対して声でまねをするほか、裏ワザリズムと呼ばれるリズムを叩くと歌い始める。歌はキャラクタによって違うという タカラの「チョロモード」シリーズ第2弾の「チョロモードPET」。7月に行なわれた同社商談会において発表された商品だが、ラインナップやカラーリングもほぼ決定し、12月発売に向けて順調に開発が進んでいるようだ


□関連情報
【2002年8月29日】年末にヒットするおもちゃはラジコン? Plug It? 「東日本玩具見本市」が開催される
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020828/omotya.htm

(2003年8月27日)

[Reported by 船津稔]


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