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セガ、「プライベートショー2003~春~」を開催
「激闘プロ野球」、「WCCF 2002-2003」を映像出展

5月13日 開催



 株式会社セガは、今夏に稼動を予定している業務用タイトルを集めたオペレータやマスコミ向けの新作プライベートショーを開催した。

 今回のプライベートショーは、「AOU2003 アミューズメント・エキスポ」で出展された「アヴァロンの鍵」や「ドラゴントレジャー」といった既発タイトルがメイン。「激闘プロ野球」や「ワールドクラブ チャンピオンフットボール セリエA 2002-2003」などは残念ながら映像による参考出展となった。


■ ワールドクラブ チャンピオンシップ フットボール セリエA 2002-2003 (映像出展)

 セリエAの2002-2003シーズンを反映した完全リニューアル版。2001-2002版のICカード、選手カードも使用可能。筐体の仕様に大きな変更はないが、色使いがこれまでの黒と緑から青を基調としたものにマイナーチェンジされる予定。

 「WCCF 2002-2003」最大の特徴は、なんといっても一新された選手カードにある。レッジーナの中村俊輔選手をはじめ、ACミランに所属するブラジル代表の名ストライカー「リヴァウド」など、新選手が多数登場する。

 気になるレアカードは、過去にセリエAに在籍した選手で、イギリス、スペイン、ドイツといった他国リーグで活躍中のトッププレーヤーたちが名を連ねる新カテゴリが設定される。詳細は不明だが、海外リーグに詳しい人なら大方の予想がつくだろう。

 新カードだけでなく、ゲーム内容にも改良がほどこされる。こちらも詳細は不明だが、判明次第おって詳しくご紹介する予定だ。

【中村俊輔】【リヴァウド】【カモラネージ】
【ロベルト・バッジオ】【クレスポ】【筐体イメージショット】


(C)Hitmaker / SEGA, 2002,2003
(C)Panini 2003
Su licenza di A.I.C SERVICE SRL
※上のカードデザインは未だ開発段階のサンプルであり、最終承認を得たものではないため、その無断使用は選手の肖像権および各チームその他権利保有者の権利侵害につながります。よって無断転載は固く禁じます


■ 激闘プロ野球(仮)水島新司オールスターズ VS プロ野球 (映像出展)

 ニンテンドーゲームキューブとプレイステーション 2で発売予定の野球ゲームが、アーケードで登場する。今秋稼動予定で、プラットフォームはトライフォース。ICカードに対応しており、エディットした選手やアレンジしたチームを保存しておくことができる。

 本作は、水島新司氏の野球漫画「ドカベン」、「あぶさん」などから多数のキャラクタが登場することで注目を集めている。さらには、2003年度データを反映したプロ野球選手が登場。

 水島キャラクタはトゥーンシェードで、プロ野球選手はリアルな3D映像で描かれる。当然ながら、水島キャラクタたちは漫画同様に魔球や必殺打法を繰り出してくる。

 秘球秘打とリアル路線で描かれたプロ野球選手が同じフィールドで共存するという、普通に考えたら“ありえないシチュエーション”が眼前で展開する様子は、かなり衝撃的。水島ファンならずとも一見以上の価値があるだろう。

(社)日本野球機構 プロ野球12球団公認 12球場公認
(C)水島新司
(C)SEGA CORPORATION/WOW ENTERTAINMENT INC, 2003


■ アヴァロンの鍵 (今夏稼動予定)

 現在、渋谷GIGOでロケテストが実施されている多人数ボードゲーム。トレーディングカードとICカードを使ってプレイする。ゲームカードを30枚1組で“デッキリーダー”にまとめて挿入。プレーヤーデータはICカードに記録される。ゲームオーバー時、コンティニューを含むプレイ回数ぶんだけカードが払い出される。

 ゲームは、最大4人までの同時プレイが可能。途中からの参加もOK。ゲームの目的は“ほこら(チェックポイント)”を巡ること。ほこらに入るには「アヴァロンの鍵」が必要で、持っていなければ鍵を所有しているプレーヤーから力ずくで奪い取らなければならない。

 移動、配置、戦闘はすべてカードを使用する。1回のターン内であれば移動や配置は何度でも行なえるが、他プレーヤーや配置モンスターに遭遇した場合は戦闘以外の行動が取れなくなる。

 ターンがくるたびにライフが減少していき、ライフがゼロになるとゲームオーバー。ライフは戦闘で負けると減少し、ほこらに入ると回復する。なお、現在のロケテストバージョンでは戦闘のダメージでライフの回復量や減少量が変化するようだが、製品版でどうなるかは、まだわからない。

 ファンタジー系のトレーディングカードゲームは人気が高く、本作も幅広い層から注目を集めるだろう。何はともあれ「いつでも途中乱入が可能」という点から、念入りなバランス調整を期待したい。

【スクリーンショット】


(C)Hitmaker / SEGA, 2003


■ ドラゴントレジャー (今夏稼動予定)

 RPGの要素を取り入れたメダルゲーム。ICカードを使用することで、3人のキャラクタから好きなひとりを選んで育成できるほか、装備品やアイテムの収集が楽しめる。

 遊び方は、ターゲットを狙ってメダルを投入するメダルゲームではおなじみのスタイル。ターゲットにメダルがヒットすると抽選が開始され、出た数値のぶんだけ前に進める。シルバー、ゴールドのターゲットであればたくさん移動できる可能性があるが、モンスターが登場した場合は戦闘に突入する。

 戦闘方法は、モンスターの弱点を狙ってメダルをシュートするというもの。画面上のSPゲージが最大になれば必殺技が使える。戦闘に勝てばメダルやアイテムが獲得できるが、負けると少し後ろに戻されてしまう。

 ダンジョンを進んでいくと宝箱に遭遇する。このとき「TRESURE SLOT」が表示され、スロットの結果により新たなダンジョンやアイテムなどが手に入る。このとき「DT CHANCE」が発動すると、ドラゴンのオブジェが抱えているルーレットが回転し、止まったマスの枚数だけメダルが払い出される。

【スクリーンショット】


(C)OVERWORKS/SEGA,2003


■ お祈り大明神 祭 (参考出展)

 メダルゲーム「お祈り大明神」シリーズの新作。チャッカーを狙ってメダルを投入。チャッカーを通過すると抽選スロットが回転。スロットの抽選結果により、ジャックポット、大当たり、小当たりが発生。ジャックポットまたは新リーチ「ヒモフリリーチ!」のときは、プレーヤーの前に垂れ下がっているスズヒモの引っ張りかたで当選確率が変動する。

 新ジャックポット「ケンカみこし」は、スロットで祭リーチがかかると発生。相手のみこしをやっつけるとジャックポット。連続ジャックポットも狙える。

 新ゲーム「おみくじカメレース」は、プレーヤー参加型のレース。プレーヤー同士でメダルをガンガン投入し、自分のカメを先にゴールさせれば勝ちとなる。  新リーチアクション「ヒモフリリーチ!」は、プレーヤーが自分でスズヒモをひっぱって当たり決めるというもの。他にも多数のリーチアクションが追加されている。

(C)SEGA 2003


■ 美楽 Be Luck (参考出展)

 「美~」の名を冠したプリントシール機の第2弾。撮影中でも顔を出したり抱きついたりできるパネルが6枚あり、両面あわせて12種類の絵柄が選択可能。天上から吊り下げる小物カーテンも用意されている。

 18インチ液晶モニタに、2本のペンで同時にラクガキができる。ペンは全9種類。レイアウトフレームは、枠が顔にかぶらないよう絵柄ひとつあたり15パターンから選ぶことができる。

 スタンプは、ハートや丸型などを好きな大きさで押せるリングスタンプが追加されている。

□セガのホームページ
http://sega.jp/
□「am.sega.jp」のページ
http://am.sega.jp/
□関連情報
【1月17日】セガ、「プライベートショー2003~冬~」を開催。「バーチャコップ3」を初公開。「F-ZERO AC」は映像出展
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030117/sega.htm

(2003年5月12日)

[Reported by 北村孝和]


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