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任天堂、GBA「MOTHER 1+2」を6月20日に発売 |
価格:4,800円
任天堂株式会社は、ゲームボーイアドバンス用RPG「MOTHER 1+2」を6月20日に発売すると発表した。価格は4,800円。
GBA「MOTHER 1+2」は、ファミコン版「MOTHER('84年7月発売)」とスーパーファミコン版「MOTHER 2 ギーグの逆襲('94年8月発売)」をワンカートリッジに収録したもの。 シナリオ制作をコピーライターの糸井重里氏が担当。ファミコンでリリースされた従来型のRPGと違い、ストーリーやキャラクタの日常会話に重点が置かれているのが特徴。BGMの面でも評価が高く、今なおファンから根強く支持されている。
糸井重里氏の「東京糸井重里事務所」が主体となって運営しているWEBコンテンツ「ほぼ日刊イトイ新聞」では、GBA版「MOTHER」にまつわるインタビュー記事が掲載されており、そのなかで糸井氏はGBA「MOTHER 3」を制作中であることを明らかにしている。
「MOTHER 3」といえば、2000年8月22日の「ほぼ日刊イトイ新聞」誌上に掲載された糸井氏、任天堂の岩田聡氏と宮本茂氏の3者対談で、発売中止が発表されたことがある。いまだ鮮明に記憶しているファンも多いかと思われるが、こうした経緯もあってか、糸井氏はGBA「MOTHER」の発表にまつわる複雑な心境を吐露している。
「MOTHER 3」の詳細については明らかにされていないが、インタビュー中で糸井氏は「無意識のうちに大作主義に陥った結果、挫折してしまった。じっくりと考えてみたところ、違う求められかたが他にあるんじゃないかと、やっと思えてきた」といい「仕事を放り出してでも、徹夜を続けてでもゲームをプレイするとか、そういう時代ではなくなっていると思う。自分も含め、今いちばん難しいのは、他人の“時間をもらう”こと。だから、毎日ちょっとずつ楽しむような、そういうゲームになればいいなと思う」とコメントしている。
さまざまな紆余曲折を経ながらも、GBA「MOTHER 1+2」の発売が正式発表され、GBA「MOTHER 3」が制作中であることが明らかにされた。これは、ファンにとって朗報以外の何物でもないだろう。「MOTHER 3」を視野にいれつつ、まずは6月20日の到来を心待ちにするとしよう。
(C)2003 Nintendo.
(C)1989 SHIGESATO ITOI/Nintendo Program:(C)2003 Nintendo.
(C)1994 Nintendo/APE inc. Scenario:(C)1994 SHIGESATO ITOI Program:(C)2003 Nintndo.
□任天堂のホームページ
http://www.nintendo.co.jp/
□「ほぼ日刊イトイ新聞」のホームページ
http://www.1101.com/
□製品情報
http://www.nintendo.co.jp/n08/a2uj/
□関連情報
【2002年7月11日】「ほぼ日刊イトイ新聞」、任天堂と共同で新作体験会を関係者に公開「ゼルダ」から「メトロイド」までじっくりプレイ
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020711/itoi.htm
(2003年4月15日)
[Reported by 北村孝和]
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