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Game Developers Conference 2003レポート

FreelancerおよびXbox最新ゲームが公開される

3月4日~3月8日(現地時間)

会場:San Jose Civic Auditorium

 Game Developers Conference会場横のSan Jose Hiltonにおいて、Microsoft Game Studiosが開発している最新ゲームの内覧会が開催された。展示されていたゲームは、基本的にはすでに発表済みおよび発売済みのものが中心で、新作タイトルの発表はなかった。

 まず、「Starlancer」の続編として長年開発が続けられていた「Freelancer」だが、北米ではこの内覧会が開催される前日(現地時間3月5日)に販売が開始された。もちろん内覧会では製品版が展示され、試遊機も用意されていた。

 すでにデモも配布されているため、読者の中には体験済みの人もいるかと思うが、これまでに発表されていたものと比較して、ゲーム中にメニューが表示され、次に何をすればいいのかが簡単に把握できるようになっていたり、マウスで自機を自由に操作できるようになっていたりと、操作性の部分が大きく変化し、かなり遊びやすくなっている印象だった。

 また、グラフィックの品質は評判通り非常に高く、逆に快適にプレイするにはかなりのマシンパワーが必要となるのではないか、と心配になるほどだ。

 基本的なゲームシステムだが、酒場などでのNPCとのやりとりなどの中から仕事(ミッション)を請け負い、そのミッションをクリアしていくという、ミッションクリア型のスタイルとなっている。ミッションをクリアすれば賞金がもらえ、その賞金をもとにスターシップをパワーアップしながら、より難易度の高いミッションに挑んでいくことになる。

 日本ではメディアクエストから日本語版が発売される予定となっているが、現時点では詳細な発売時期の発表はない。しかし、北米で販売が始まっている以上、そう遠くない時期に日本でも発売されることになるだろう。

【Freelancer】



 次にXbox向けタイトルだ。こちらは「Tao Feng: Fist of the Lotus」、「Kung-Fu Chaos」、「Brute Force」、「Inside Pitch 2003」などが展示されていた。

 「Tao Feng: Fist of the Lotus」は、オーソドックスな格闘ゲームで、雰囲気的には「Mortal Combat」に近い感じだ。「格闘超人」が不幸な形で消えてしまった今となっては、Microsoft Game Studiosブランド唯一の格闘ゲームであり、期待も大きいと思われる。北米では3月19日に発売予定となっている。

【Tao Feng: Fist of the Lotus】

 「Kung-Fu Chaos」は、いかにもアメリカ的なデフォルメキャラが多数登場し、同一フィールド内で他のキャラの邪魔をしたり、他のキャラと協力しながら面をクリアしていく格闘パーティアクションゲーム。雰囲気は、任天堂株式会社の「大乱闘スマッシュブラザーズ」に近い。ゲーム自体は十分楽しく、人数が集まれば大いに盛り上がることは間違いない。

 「大乱闘スマッシュブラザーズ」が大ヒットしている日本でも十分受け入れられる可能性は高いのだが、このキャラクタデザインでは、やや日本では厳しいという印象を受けざるを得ない。北米ではすでに発売中。

【Kung-Fu Chaos】

 「Brute Force」は、FPSタイプのアクションシューティングだ。「Brute Force」の特徴は、最大4人のキャラクタを使い分けながら全6ワールドにまたがるミッションを遂行していくという部分にある。

 プレイ開始当初は1キャラのみだが、プレイを進めるに従ってキャラが増えていき、最終的には4人でチームを組んでのプレイとなる。プレイ時には4人の中からひとりを選択してプレイすることになるが、他の3人も常にプレーヤーキャラと行動をともにしている。

 ひとりプレイ時には、プレーヤーキャラ以外はコンピュータが操作することになるが、最大4人同時プレイも可能となっており、多人数で協力してミッションを遂行することも可能だ。XboxでFPSといえば「Halo」というイメージがあるが、この「Brute Force」には「Halo」にはない魅力があり、かなりのヒットが予想される。北米では5月28日に発売予定となっている。

【Brute Force】

 「Inside Pitch 2003」は、2003年シーズンのメジャーリーグを題材とした、バックネット裏視点のオーソドックスなベースボールゲームだ。こちらは内覧会で実際に触ることはできなかった(他のソフトに切り替えられた)が、ピッチングや打撃などは、かなり細かく操作できるような雰囲気だった。

 また、Xbox Liveに対応しており、オンラインによる対戦プレイも可能となっている。球団名や選手名には実名が使われており、グラフィックもかなり高品質な印象を受けた。発売時期は5月が予定されている。

【Inside Pitch 2003】


 今回紹介したタイトルは、「Freelancer」のみが日本での発売が確定しているものの、Xbox向けタイトルに関しては、日本での発売は全く未定となっている。日本でも十分受け入れられそうなタイトルもいくつか目についたため、ぜひとも多くのタイトルを日本でも発売してもらいたいものである。

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□「Game Developers Conference 2003」のホームページ
http://www.gdconf.com/
□関連情報
【3月5日】Game Developers Conference開幕
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030305/gdc03.htm

(2003年3月10日)

[Reported by 平澤寿康]


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