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「AOU2003」ブースレポート・コナミ編 |
国内大手自動車メーカーやパーツメーカーと契約しただけあり、チューニングはマニアックなほど調整可能。駆動系(ギアレシオ、ブレーキバランスなど)から足回り(車高、スプリングなど)まで細部までセッティングできる。
レースやバトルをすることでポイントがたまり、新しいエンジンやタービンなどのパーツが購入できる。従来のドライブレースゲームのように、タイムが尽きたらゲームオーバーではなく、ガソリンの残量がゼロになるまで何度でも遊べる点も画期的なシステムといえる。
筐体は、最大8台のクライアントユニット(プレーヤーが操作する台)と、2連50インチプロジェクターのライブステーションユニット、カード発行ユニットで構成されている。モニターにタッチパネル方式を採用しており、シートには「エンジン音専用スピーカー」を内蔵。エンジンの轟音には、思わず体が揺さぶられた。
本作はコナミのネットワークサービス「e-AMUSEMENT」対応機種で、車種別、排気量別、地域別などさまざまなカテゴライズのインターネットランキングが用意される予定。なお、今回出展された同社のビデオゲームはすべてe-AMUSEMENTに対応している。このことから、今後リリースされる同社のビデオゲームは、ネットワーク対応が標準化される可能性が高いといえる。
● 「QUIZ MAGIC ACADEMY」
ゲームがスタートしたら、複数のキャラクタのなかからひとりを選んで名前を付ける。最大4人が参加するクイズ形式で、基本的には早押しではなく、4人全員が答え終わるまで問題の成否が伏せられる。ノルマやお手つきによるゲームオーバーはなく、最終的には正解数で勝敗が決まる。継続的にプレイすることで魔術師としての地位が上がる。最終的には賢者を目指すことになるようだ。
本作もe-AMUSEMENT対応機種で、全国からクイズの対戦相手を探すことが可能。また、出題データを定期的に配信し、常に新鮮な問題を供給するとしている。従来のクイズゲームは、稼働時間の経過とともに出題内容が古くなったり陳腐化する点がネックだったが、これならいつでも新しい問題が楽しめる。ネットワークならではのメリットが活かされた一作といえそうだ。
● 「ee' MALE」、「ポップンミュージック9 ee' MALE対応版」
専用エントリーカードはなく、「ポップンミュージック9」、「GUITERFREAKS 8thMIX」、「出撃! 戦国革命」などのe-AMUSEMENT対応エントリーカードをスロットに挿入して利用する。コントロールパネルにある、ダイヤルと呼ばれる円盤、タッチパネルモニタ、キーボード、AボタンとBボタンで操作する。
「ee' MALE」内のMAPは「RECORDS(曲が購入できるレコーショップ)」、「AMUSEMENT(ポイントを獲得できるミニゲーム)」、「GOODS(ゲームの隠しキャラや、キャラを購入できる雑貨屋)」、「POLICE BOX(落し物が届く)」、「POST OFFICE(集めたアイテムを友達に送る)」で構成されている。
「RECORDS」で購入した曲は、「ポップンミュージック9 ee' MALE対応版」でプレイできる。今回の同社ブースでは、dj.TAKAの「Colors」、常盤ゆうの「ペパーミントは私の敵」、Des-ROW組の「説」などが好評を博していた。
「GOODS」は、まずマイキャラを選ぶのだが、ショーバージョンではマイキャラにミミ、ニャミ、アッシュ、ユーリ、スマイル、マリー、ジュディ、リエちゃん、サナエちゃん、ポエットが選択できた。マイキャラ選択後は、それぞれのキャラに対応したアイテムが購入でき、さらに着せ替えが楽しめる。リエちゃんなら、ネイビーのタイツやセーラーのワンピースが買える、といった感じだ。
(2003年2月21日)
[Reported by 福田柵太郎]
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