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サクラ大戦 帝国歌劇団・花組、新春笑い初め!! |
最後に電撃的に発表されたスーパー歌謡ショウ第2回公演。8月に上演予定で、演目はスティーブンソン原作の「新宝島」だ |
今回の演目は「初笑い七福神」。公開舞台稽古のインタビューでも語られていたとおり笑いのあふれた内容だ。オープニングは派手な衣装で登場するメンバーの歌で始まる。日劇レビューか宝塚といったオープニングで初めからグイッと世界に引き込まれる。
内容は第1部が舞台となっていて、第2部が歌と踊りで構成されている。第1部はオールスターキャストの人情喜劇で、笑わせてくれるだけでなく、最後にホロリとさせる。どこにでもありそうで、最近はとんと見なくなった日本的なこの展開はちょっぴり新鮮だ。それでいて、サクラ大戦の世界から大きく逸脱していないところが広井王子氏の巧いところだろう。藤枝かえで (折笠愛) とゲストとして登場する葵叉丹 (家中宏) のちょっぴり色っぽい歌と踊りにも注目だ。
そして第1部の最後には勇壮な「新春祝い太鼓」が披露される。メンバーによる太鼓はいつもながらビシッと決まっている。
第2部のオープニングは、2002年夏のスーパー歌謡ショウで好評だった李紅蘭 (渕崎ゆり子) と真宮寺さくら (横山智佐) の通信販売風の発明品紹介から始まる。商品は何度でも使うことができるカイロ「パッチン君」。もちろん今回も実際に販売されている。
そして幕が上がればヒットパレードとなっていて、次から次に見所が展開する。今回、各メンバーはそれぞれ新しいことに挑戦。例えばレニ・ミルヒシュトラーセ (伊倉一恵) とソレッタ・織姫 (岡本麻弥) はピアノ、さくらはタップダンスといった具合。ファンはそれぞれ注目していて欲しい。
舞台が終わり、最後の最後に電撃的にこの夏の「サクラ大戦 スーパー歌謡ショウ 第2回公演」が発表された。演目はスティーブンソン原作の「新宝島」。“えっ!? それはミュージカル??”と書かれているだけなので細かくはわからないが、この8月の公演が決定したようだ。ファンにとってはこの上ない“お年玉”だろう。
(2003年1月3日)
[Reported by 船津稔 / Photo by 矢作晃]
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