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舞台とはまた違った魅力に溢れた
「サクラ大戦 ディナーショー」今年も開催

12月22日 東京公演開催
(12月25日 大阪公演開催)

 2001年末に初めて開催された「サクラ大戦」を題材にしたディナーショーだが、今年も引き続き開催された。昨年は東京では巴里花組が公演を行ない、大阪では帝都花組がディナーショーを開催したが、今回は東京、大阪共に「サクラ大戦ディナーショー 2002巴里のクリスマス」と題して巴里花組が公演を行なう。東京公演は22日だったが、大阪公演は25日のクリスマスに行なわれる。

 ディナーショーの醍醐味は、なんと言っても巴里花組との距離感にある。憧れのあの人がすぐそこで歌たってくれるのだから、ファンにとって嬉しくないはずはない。舞台はいきなり客席から怪人シゾー様が登場。観客の間をすり抜けながら声を掛けていく。そこに大神一郎隊長とジャン・レオが登場。コントというか、笑いの溢れる舞台へとつなげていく。

 まだ大阪の舞台が行なわれていないので、詳しくは書けないが、このように、観客席の横や後ろから登場する演出が数多く用意されているので、驚かされるし、そこが楽しいところだ。また、注目のコクリコの手品もかなり派手な見せ場として用意されていて、うまくコントにも繋がり笑わせてくれる。それにキャラクタの面白さもよく出ていた。エリカのボケボケ具合や、コクリコのかわいさ、グリシーヌの艶やかさなど、距離感の近いディナーショーなだけに、より一層感じられるものに仕上がっている。ちなみに影の主役は怪人シゾー様に違いない。舞台を狂言回し的にかなり盛り上げてくれた。

 曲もバラエティに富んでいる。「シゾーのテーマ」に始まり、「花の巴里」、そして感動的な「愛の灯よセーヌをともせ」も披露された。

 新春歌謡ショウなどではみんな立ち上がっていっしょに踊るのが恒例だが、ファンのみんなも舞台の性格を知っていて、そういったこともなく、きちんとした服装でディナーショーを楽しんでいた。ファンとの一体感という点では新春歌謡ショウなどに決して引けを取らないアツイものだった。

今回特別に用意された艶やかな衣装。ブルーアイ (グリシーヌ) のゴージャスな感じの衣装や、サフィール (ロベリア・カルリーニ ) の色っぽい衣装などどれも印象的。右写真はゲームでもおなじみのいつものコスチューム。舞台には怪人シゾーや大神一郎隊長、ジャン・レオなども見ることができる コクリコが手品を決めているところ。かなり大きな見せ場となっている。客席からも大きな拍手が
エリカのネコみみとしっぽにも注目。この格好で元気に舞台上をはね回っていた タタミゼ・ジュンヌ (北大路花火) とサフィール。しっとりとした歌も披露 会場はギッシリとファンで埋まった。決して安いとはいえないチケットにこれだけのファンが集まるのだから、まだまだアツイ展開が期待できそうだ


写真提供:セガ

□セガのホームページ
http://sega.jp/
□サクラ大戦のページ
http://www.sakura-taisen.com/
□「サクラ大戦ディナーショー」のページ
http://www.sakura-taisen.com/02_xmasdinner.html
□関連情報
【11月25日】今年もこの季節「サクラ大戦ディナーショー」
巴里花組の今年のディナーショーは? 公開舞台稽古
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20021125/sakura.htm

(2002年12月22日)

[Reported by 船津稔]


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