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Xboxの期待作「HALO」発売直前、その魅力の一端を紹介
価格:6,800円
■ 謎の環状惑星を舞台にしたエイリアンとの戦争を描くハードSF 時代は遙か未来、2552年。光速移動が実現し人々が他の惑星に入植していくような時代が舞台。すでに数百万人が他の太陽系で暮らしている。植民地活動の拠点となったのは「惑星リーチ」と民間用の殖民船や国連宇宙司令部の軍用船を建造している惑星間海軍ヤードのふたつだが、特に地球に近いリーチは拠点として重宝された。 しかし、32年前に地球から遠く離れた惑星ハーベストとの連絡が途切れてしまう。その後派遣された戦闘部隊もほぼ全滅し、宇宙船が1隻帰ってきただけだった。生き残った兵士によれば、突如出現した未確認船団が簡単に地球軍を壊滅に追い込んだという。 人類は始めて遭遇したこの地球外知的生命体を「コヴナント」と呼称。一方、コヴナントは人類を「神を冒涜するもの」とし、聖戦を仕掛けていたのだった。いくつかの植民地が滅ぼされたころ、国連宇宙司令部の提督「プレストン・コール」は“いかなる宇宙船も地球に近づいてはならない”とする「コール議定書」を提出。コヴナントに捕獲される恐れのある宇宙船は地球に向かうことが許されなくなった。 同時期、惑星リーチでは対コヴナント用特殊装甲部隊の開発という軍事計画「SPARTAN-II」プロジェクトが進行。テスト配備によって「SPARTAN-II」は一定の成果を残したが、巨大な敵勢力の前にその数は少なすぎた。このことから「SPARTAN-II」を改造強化しコヴナントの戦艦に乗せ敵本拠地に送り込む計画を立て、すべての特殊装甲部隊は惑星リーチに呼び戻された。ところがその時コヴナントが地球に向かっているという情報をキャッチ。地球侵略を防ぐため総力戦で向かったが、敵の手から逃れることができたのは「オータム」1隻だけだった。「SPARTAN-II」も最後の1体となり、オータムは敵を地球から引き離す作戦にでる。
ゲームはここからスタートする。レベル1ではこのオータムから脱出をはかることが目的となる。 ■ 多種多彩な武器が登場 「HALO」には多種多様な武器が登場する。重要なのは味方だけでなく敵の武器もあるということ。敵を倒せば武器を落とすこともあり、それを拾って使用することも可能だ。銃弾には弾数制限があるが、敵を倒しどんどん乗り換えていくこともできるわけだ。問題は武器を2つしか持てないことで、それ以外は置いていくしかない。その選択が戦略的に重要となる。 また、マガジンやグレネードといった弾数制限のある武器とコヴナントのバッテリーチャージタイプの武器では画面の表示方法も当然異なる。弾数表示などはもちろん、照準も変わってくる。ちなみに照準は射程内にはいると赤くなる。ライフルなどはスコープでズームさせ遠くからバスッとイッパツで仕留めることもできる (イッパツで仕留められないと敵がこちらに気付き逆襲をくらうこととなる)。 武器とは直接関係ないが、画面上には赤い矢印が表示されることがある。これは撃たれている方向を示すもので、そちらに敵がいることになる。どこから撃たれているかわからないうちにオロオロして撃ち殺されると言うことがないようこれらの矢印にも注意しておきたい。
また、武器が無くなった場合、“B”を押すと近接戦闘となる。近接戦闘時の能力は武器によって異なるのだという。 ■ 魅力的なビークルが登場 最近のFPSでよく登場するのがビークル=乗り物だ。「HALO」でも多くの乗り物が登場する。特筆すべきことは、乗った車両が物理的に入れるところはどこまでも操縦して乗っていけることだ。さらに問題なのは敵味方関係なくひき殺せてしまう点。エイリアンをやっつけるのはいいが、仲間の海兵隊員との交通事故だけは気を付けたい。
「HALO」をプレイしたことのある人なら誰もが思うことと思うが、レベル1は別として、とにかくフィールドが広大だ。乗り物に乗ってある程度はガンガンと進んでいくことも重要であると思われる。戦場には横転している車両もあるが、一部車両に関しては“X”ボタンを押せば車両を起こすことも可能となっている。
■ マルチプレイモードで底なし沼にズブズブとはまるようにのめり込む そしてFPSで重要なのがやはりマルチプレイモード。「HALO」はコンシューマゲーム用に制作されていることもありストーリーの作り込みが細かいが、クリアしてしまうとそこで終了してしまう。 ここから重要になるのがマルチプレイモードだ。先日行なわれた発表会で「HALO widow」なる言葉が紹介されている。これは彼女や奥さんをほったらかしにしても「HALO」を遊ぶ人達がいるため、「HALO」によって未亡人 (widow) になってしまったという意味。クリアしても遊び続けるというのは、このマルチプレイモードがしっかりしているからだろう。同作品の日本での制作を担当した田寺詩乃さんも「キャンペーンモードとマルチプレイモードは全く別のゲームと思った方がいい」とコメントしている。
マルチプレイモードは設定で各種ルールを細かく設定できるので、何度でも友人達と変わった趣向で楽しむことができる。もちろん選択するフィールドにもよるが、かなり広いフィールドも用意されている。セッティングは大変だが、16人までマルチプレイモードに参加できるので、多くの人数でプレイしないと“遭遇するまでが一苦労”なんてことになりかねない。
(C) 2002 Microsoft Corporation. All rights reserved HALOは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
□Xboxのホームページ (2002年4月23日) [Reported by 船津稔] |
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