マイクロソフト、Xbox「HALO」プレス向け体験会を開催
話題の16人対戦を体験

4月15日 開催

 マイクロソフト株式会社はXboxのキラータイトルとして期待されているSFシューティングアドベンチャー「HALO (ヘイロー)」の体験会をプレス向けに行なった。ソフトは4月25日に6,800円で発売される。

 「HALO」は、米国では同時発売ソフトとして最も期待されたソフトであり、その前人気を実証する形ですでに100万本以上を販売している。さらに各ゲーム大賞を総なめに近い形で受賞しており、まさに2001年を代表するゲームのひとつとなっている。日本では本体と同時に発売されなかったが、ゲームファンの興味は高い。ハードなSF設定、映画を思わせるストーリー展開、そして何よりド派手で爽快感溢れるシューティング部分。日本ではこれまであまり受け入れられなかったFPS (1人称視点のアクションシューティング) だが、マイクロソフトは絶対の自信を持って「HALO」をリリースする。

 まず最初に壇上に立ったXbox事業部長の大浦博久氏は、“Xboxならではのソフト”として「HALO」を紹介。「ハードディスクを搭載したことで、完全にシームレスにゲームは進行するし、かなり広いステージを表現できた」とコメントし、「とにかく体験して欲しい」と続けた。また米国での話題を引き合いに出し「米国では社会現象として“HALO widow”と言う言葉がある。夫や彼が『HALO』に熱中しすぎて奥さんをほったらかしにすることだが、日本でもそうなるようがんばりたい」と締めくくった。

 続いて日本で「HALO」の制作を担当している田寺詩乃さんがゲームのポイントを解説。「『HALO』のキーポイントは3つあって、ひとつはストーリーやハードなSF設定。もうひとつは数多くの武器が用意されており、さらにビークル (乗り物) に乗ることができるなど、自由で戦略性の高いシューティングバトルが楽しめる点。そしてマルチプレイ」とゲームを実際にプレイしながら説明した。
 米国など海外で発売されているものとの違いについてはチェックポイントを通過した際に体力が少ないとき、そのままゲームを進めると条件が厳しくまたすぐに死んでしまうが、日本版ではここで一定数体力が回復することが可能だという。体力の回復度合については難易度で調節できるという。このほかでは音声吹き替え、テキストの和訳などが行なわれている。字幕スーパーの採用に関しては「字幕を呼んでいるとゲームにならない (田寺さん)」ということで採用されなかったという。

【スクリーンショット】
最新のスクリーンショット中段右の写真はマルチプレイモードでの写真だが、3人でプレイした場合、上が左右に広く、下が2画面構成となる。画面分割されてもごちゃごちゃした感じはあまりなく、隣でやっている人が車で轢かれたりしているのが目に入ったりして、それなりに楽しめる


 マイクロソフトの誰もが口にしていたのが「ぜひとも体験して欲しい」ということ。そのため、渋谷と金沢のネットカフェ「ネスタ」において計10台以上の試遊台を設置。九州のインターネットカフェ「サイバック」でも天神店、西通り店、西新店、佐賀店、長崎浜町店の5店舗併せて計10台以上を設置し、体験することができるという。また、5月4日には「大学生HALOチャンピオンリーグ」といった関連大会も企画されている。

 最後は制作部長の宮田敏幸氏が「これまで音楽業界、ゲーム業界で何度も体験してきたが、キラータイトルが発売されることで風が吹き、山を動かすと言ったことがあった。『HALO』にはその予感がある」とコメントし締めくくった。

 その後開催された体験会だが、各雑誌編集者などに圧倒的人気だったのが16人対戦。Xbox4台をハブなどで接続することで可能となるが、さすがに実現することはあまりないと思われる。そういったことからこの機会に楽しんでおこうという編集者が殺到。16人だとかなり多人数でプレイしている印象だが、ステージが比較的広いため、なかなか出会わないこともある。
 また、4画面分割となるが確かに画面は狭く感じるが、隣でプレイしている様子が目に入り、隣で車に轢かれていたり、バズーカでイッパツで吹き飛ばされていたりなかなか面白いものがあった。もちろんそんな精神的な余裕はあまりないのだが。やはり対戦は熱く燃えるので、今後開催される大会やXboxが設置されているインターネットカフェでも積極的に多人数プレイが実現できるようしてほしいところだ。

マイクロソフトで「HALO」制作担当の田寺詩乃さん。「『HALO』にはストーリー、戦略性の高いシューティングバトル、マルチプレイの3つのポイントがあると説明」 Xbox事業部長の大浦博久氏。Xboxの持ち味を活かしたゲームとして「HALO」を紹介。とにかく体験して欲しいとコメント 制作統轄部、統括部長の宮田敏幸氏。「キラータイトルとして山を動かす予感がある」とコメント
色々な試遊台が用意されたが、普段なかなかできないこともあって16人対戦が圧倒的に人気があった 5.1ch対応。迫力ある音声環境でプレイすれば映画以上の体験を得ることができる 「HALO Championship Japan」の詳細。ルールは「HALOマルチプレイモード (エリミネーションルール) を利用したサドンデスの勝ち抜き戦」となる


製品版に初回限定で同梱されるドッグタグが挑戦チケットとなる。ケース入りでなかなか豪華だ 優勝者に贈られる「HALOチャンピオンベルト」。風格が漂うものとなっている

(c)2002 Microsoft Corporation. All rights reserved

□Xboxのホームページ
http://xbox.jp/
□「HALO」のページ
http://xbox.jp/software/halo/
□ネットカフェにおいて「HALO」をプレイできる件に関するリリース
http://xbox.jp/software/halo/netcafe/
□関連情報
【4月15日】マイクロソフト、「HALO: Combat Evolved」の全国大会
「HALO Championship Japan」を5月12日より開催
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020415/halo.htm

(2002年4月15日)

[Reported by 船津稔]

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ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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