【東京ゲームショウ2001秋】やはりPS2を主体に強力タイトル目白押し |
幻想水滸伝III | メタルギアソリッド2 サンズ オブ リバティ |
■カプコンは「鬼武者」「マキシモ」をメインに未発表タイトルも映像出展
カプコンは、PS2「鬼武者2」、Xbox「幻魔鬼武者」、そしてPS2「マキシモ」のプレイアブル3タイトルを前面に押し出してアピール。故松田勇作を主人公に開発中の「鬼武者2」は、前作よりも広大なイメージのステージや、より差別化の計られた敵キャラなど、一見前作に似ているようでかなり違う印象を受けた。主人公のモデリングは、顔のアップに“はっ”とさせられる雰囲気をかもし出していたのも印象深い。
カプコンの名作「魔界村」の世界観をベースにした「マキシモ」は、3Dになり演出がダイナミックになった。歩いていると地震が起こり、足場の形状が変わってしまったり、途中で剣に炎の効果がプラスされ、アナログスティックを使った特殊攻撃など、アクションとしてかなりまとまっている作品になっていた。当然、一定以上のダメージを受けると鎧が取れてパンツ姿になってしまうのは「魔界村」時代からのお約束。
カプコンブースには、制作発表会が行われた「クロックタワー3」と、おそらくトゥーンレンダリング的手法を用いて制作されているレースゲーム「アウトモデリスタ(仮)」がいずれもビデオ出展されていた。「クロックタワー3」は、ゲーム画面はあまりなかったものの、モーションキャプチャや制作風景のメイキングシーンが大量に上映され、旧作のファンであろう人々に熱い視線を浴びていた。「アウトモデリスタ」は、ポリゴンモデルはリアルに実車をイメージしたものになっていたが、テクスチャやライティングなどがアニメ調で、タイヤスリップなどのエフェクトもしっかりアメコミライクで、これが意外にいい効果を生んでいた。
鬼武者2 | マキシモ |
クロックタワー3 | アウトモデリスタ(仮) |
■独特の手法で「FFXI」を展示したスクウェアは「キングダムハーツ」を中心に出展
ヘッドマウントディスプレイで「ファイナルファンタジーXI」の展示を行なったスクウェア。「PlayOnline」も映像出展のみだったが、かなりの数の試遊台をディズニーとの提携で話題を呼んだ「キングダムハーツ」に割いていた。主人公・ソラがディズニーキャッスルを冒険するという、3人称視点のアクションゲームで、カギの形をしたユニークな剣での直接攻撃(連続技も可能)に加え、「ファイナルファンタジー」シリーズでおなじみの「ファイア」などの魔法も使うことが可能。魔法を使って仕掛けをクリアするなど、謎解きの要素も含めて非常に楽しみなタイトルに仕上がっている。
また、新日本プロレス、ノア、ゼロワンと格闘3団体が一堂に会するプロレスゲーム「オールスター・プロレスリングII」もかなりの試遊台が設置されていた。なんといってもおどろきなのが各選手のモデリングとモーション。非常に重厚感があふれており、スープレックスなどに重みが感じられる作品。
また、クローズドスペースに「ロマンシング サ・ガ」、「半熟英雄」、そして「魔界塔士サ・ガ」のワンダースワンタイトルをプレイアブルで設置。さらに会場で「ファイナルファンタジーIV」、そして「フロントミッション」のワンダースワンカラーへの移植が発表されていた。
キングダムハーツ | オールスター・プロレスリングII | ワンダースワンの試遊ブース。じっくり遊べるが明日はどうだろう? |
(2001年10月12日)
[Reported by 佐伯憲司]
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