コーエー、プレイステーション 2向けに |
「太閤立志伝 IV」
11月発売予定
価格:6,800円
国家戦略を決める城内画面。君主の場合、逆の視点になる | ||
有名なイベントのひとつ「桃園の誓い」 |
株式会社コーエーは、今年6月にPC向けとして発売された「三國志 VIII」「太閤立志伝 IV」の2タイトルをプレイステーション向けに移植し、それぞれ今冬と11月に発売する。価格は「三國志 VIII」が未定、「太閤立志伝 IV」が6,800円となっている。
「三國志 VIII」は、6月29日にPC向けに発売された「三國志」シリーズ最新作。最大の特徴は、ゲームに登場するすべての武将でプレイすることが可能なところで、身分も君主、都督、太守、軍師、一般、頭領、同士、在野といった8つに細分化されており、プレーヤーは身分ごとに異なる三国志世界を楽しむことができる。
PS2版はパワーアップキット(未発売)の内容を先取りしたような新機能をいくつか搭載しており、PC版体験者にも楽しめる内容となっている。シナリオは、全年代の武将が総登場する仮想シナリオを含む4本が追加され、武将も新たに60名が加わっている。そのほか、1度体験したイベントを何度でも再生できる「歴史イベントコレクション機能」や獲得したアイテムを一覧できる「アイテムコレクション機能」といった、やり込みプレイに最適なモードが搭載されているところも見逃せないポイントだ。
グラフィックはPS2向けに新たに描き直され、入力デバイスや解像度の違いからインターフェイスにも多少の変更が見られる。画面内に表示される文字フォントもすべて明朝体になり、さらに完成度が高まった印象だ。
【三國志 VIII】 | ||
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野戦、攻城戦ともにターン制ヘックス式の戦闘で、劇的な舞台での一騎討ちも大興奮の出来映えだ |
のんびりとしたフィールドマップ。てくてく歩いて次の宿場町を目指す |
「太閤立志伝 IV」は、6月1日にPC向けに発売された「太閤立志伝」シリーズ最新作。戦国一の出世頭豊臣秀吉を軸に戦国時代を闊達な気風で描いた快作で、こちらも「三國志 VIII」同様全武将でのプレイが可能。ただし、プレイするためには物語の途中で入手できる「主人公カード」が必要というわけで、歴史シミュレーションゲームの要素に、総数1,000枚にも及ぶカードコレクションの要素も加味したユニークな作品である。
ゲームの目的は特に定められておらず、武士として天下統一を目指すのもいいし、大名麾下の一武将として忠勤に励むのもいい。武家社会を離れて浪人となり全国行脚の旅としゃれ込むことも可能だ。そのほか忍者となって裏社会を生きてもいいし、商人になることも可能と、職業選択の自由が確立されている歴史シミュレーションゲームである。
戦闘は合戦、個人戦ともカートバトルで行なわれ、戦闘に勝利するためには武将の技能以外に、カード収集率、カードバトルでの戦術が重要になっている。PS2版では、PC版から新たにオリジナルシナリオや新武将を盛り込み、グラフィックもコンシューマ向けにより見やすく描き直されているようだ。
【太閤立志伝 IV】 | ||
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主命で日本全国を行脚し、合戦はカードバトル。功績を上げて出世街道をひた走るのも楽しい |
【カードコレクション】 | ||
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カードが貰えるポイントは無数に用意されている。集めたカードはあとでまとめて参照できる。強力な合戦カードは、出世にかなり有効だ |
【忍者・商人プレイ】 | ||
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忍者や商人になるためには、厳しい試験をクリアしなければならない。右の画面は試験にも使われる各種技能のスキルアップを図るためのミニゲーム |
(C) 2001 KOEI Co.,Ltd
□コーエーのホームページ
http://www.gamecity.ne.jp/
□PS2版「三國志 VIII」の公式ページ
http://www.gamecity.ne.jp/products/products/ee/Rlsan8.htm
□関連情報
【6月27日】PCゲームレビュー 「三國志 VIII」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20010627/san8.htm
【5月24日】PCゲームレビュー 「太閤立志伝 IV」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20010524/taikou4.htm
(2001年10月3日)
[Reported by 中村聖司]
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