任天堂スペースワールドレポート

松下版GC「SL-GC10」がサンプル出展
DVDビデオ再生をデモ



DVDビデオ再生のデモ。センターとステレオスピーカーの配置で、リアスピーカーはなかった
 5月のElectronic Entertainment Expo 2001(E3)でモックアップが公開されていた松下電器産業製のニンテンドーゲームキューブ互換マシンの実機が、任天堂スペースワールドにて初公開となった。

 松下製GCは、「ニンテンドーゲームキューブの楽しめるパナソニックDVDプレーヤ」として展示され、この秋、10月6日よりCBC/TBS系列で放映される任天堂の人気キャラ「星のカービィ」のDVDビデオの再生をデモ。

 型番は「SL-GC10」となっているこの松下製GC。正面中央のレイアウトはニンテンドーゲームキューブに似ている。12cmDVDに対応したトレー式ドライブ以外は大きな差違はなく、GAME用コントローラ端子×4、メモリーカード用スロット×2の配置もニンテンドーゲームキューブと同じ。だが、左右には左上から電源ボタン、ダイヤログエンハンサーボタン、シネマボタン、ゲームリセットボタン、右上からオープン/クローズボタン、サラウンドボタン、ミューティングボタン、ゲームボタンという合計8つの円型ボタンが付いているのが特徴。ゲーム関連のボタンは大型になっている。

 任天堂製ではハンドルが付く位置には、やや大型の液晶画面があり、その前面には再生、停止、一時停止、スキップ、スロー・サーチの7つのボタンが配されている。前面はゲーム用、上面はDVDビデオ再生用とインターフェイスを分けたデザインとなっている。細かい仕様はわからないが、専用ボタンの存在や液晶画面を見るかぎり、バーチャルサラウンド機能が装備されていると思われる。

 操作パネル同様、ゲームとDVDのコントロール用周辺機器は、ゲームは任天堂製と同じレイアウトのコントローラ、DVDは赤外線リモコンを使用する。  背面には映像出力が2系統(コンポジットとS端子?)、ステレオピンジャック、光出力端子を備え、ACアダプタは見当たらなかった。また、確認できなかったが、同軸の音声出力端子も装備されているようだ。

 ゲーム機能はニンテンドーゲームキューブに完全対応、DVDビデオ、ビデオCD、音楽CD再生に対応とうたわれており、ハードウェア的にゲーム、DVDその他の機能は独立した設計になっていることが予想される。

クリアパーツにメッキ状のボデイを包み込んだ仕様になっているフロントパネル。材質は触れないため不明 すっきりとしたレイアウトのサイド面。任天堂版にあったファンが見えないのも松下版の特徴。上部は2つのアーチを描くハンドルのような形状になっているが…… 背面も実にシンプル
DVD再生用リモコン ゲームコントローラ。任天堂版と色が異なる

□松下電気産業のホームページ
http://www.matsushita.co.jp/
□関連情報
【5月18日】Electronic Entertainment Expo 2001現地レポート
Nintendoの各種新型ハードウェアが勢揃い!!
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20010518/e3_03.htm

【5月17日】Electronic Entertainment Expo 2001現地レポート
ニンテンドウゲームキューブ、実機が遂に公開される
魅力あふれるゲームがズラリ勢揃い
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20010517/e3_02.htm

(2001年8月24日)

[Reported by 佐伯憲司]

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ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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