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コナミ、ハドソンの株式を45%取得し筆頭株主へ |
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また、コナミの子会社であるコナミ コンピュータ エンタテインメント スタジオ (コナミSTUDIO) の札幌における事業全てをハドソンが吸収する。これまでコナミブランドで発売されてきたコナミSTUDIOの続編はハドソン制作となるが、従来どおりコナミ流通網を使いコナミブランドとして発売される予定。
今回の資本提携の狙いとしては、コナミグループの体力強化が挙げられる。上月社長は記者会見において「エンタテイメント業界は選別の時代に入った。数年内に2極、3極化するだろう。勝ち組となるために経営を強化しなければならない。タカラ、サクセス、そして今回の件はその足がかりとなる」と説明した。ハドソンの工藤浩社長も「1社でがんばっても生き残ることは難しい。コナミとハドソンは競合する部分が少なく補完し合うことができる」とコメント。
コナミとしてハドソンの魅力は、ゲーム業界草創期からの“ブランド力”と、次世代携帯電話など携帯電話分野におけるコンテンツ開発力。そしてオンラインゲームにも応用が利くマルチプレーヤーゲームのノウハウだという。ハドソンは「マリオパーティ」を制作した実績があり、ネットワークゲームの開発時にこのようなマルチプレーヤーゲームを制作してきたノウハウが生きると見ている。
一方、ハドソンは「メインバンクだった北海道拓殖銀行が破綻し、ここ4年間は開発すらままならなかった」と苦しい胸の内を明かした。また技術力に関しては絶対的な自信があるが、キャラクタや版権物への取り組みの弱さをコナミとの資本提携の中から解消できるとしている。ハドソンの中本伸一副社長は「 (ハドソンは) 技術力は高いがそれを商売に結びつけることがなかなかうまくいかず、悶々としていた。今回の提携でコナミの版権物やキャラクタを使いハドソンの技術力で面白いコンテンツをガンガン作れると思う」とコメントした。
このほか、特許権の相互利用やコナミの上海スタジオをハドソンでも使うことによりゲーム制作コストを抑えるといったシナジー効果もねらえるとしている。また、今後ハドソンのゲームはコナミの流通網を使って販売されることとなる。
今回の件に関してコナミの上月影正代表取締役社長は「6月の第1週に我々から切り出した。友好的な話し合いの中から合意に至った」とコメント。「出資比率を現状の45%から引き上げることはない。それはハドソンはパートナーであり子会社ではないと言うこと。ハドソンの時価総額はゲーム大手7社と比べて1桁少ない。テープに収録されたパソコンゲームが販売されていた頃からハドソンはゲーム業界のトップですごい会社だ。その会社が正当に評価されるためにコナミ共々手助けできればと思う」と続けた。
今後ハドソン以外のゲーム会社との資本提携に可能性に関しては「ハドソンさんは、コナミからぜひにとお願いしたわけで、他社とは考えていない (上月社長) 」と説明した。ただし、他社から話があった場合は別で「話があれば検討する」という。
工藤ハドソン社長が発表会の中で「業界の再編成のきっかけとなれば」と発言していたが、今回の大型提携が引き金となり、このほかにも大きな動きがあるかもしれない。
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ガッチリと握手を交わした上月影正コナミ社長 (左) と工藤浩ハドソン社長 (右) | コナミのグループの現在の連関図。幅広く事業を行なっていることがわかる | 具体的な提携のポイントとして「コナミの版権やキャラクタ」を「ハドソンの技術力」で商品化すると発表した |
(2001年7月26日)
[Reported by 船津稔]
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