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価格:2,400円
アイレムソフトウェアエンジニアリングは、プレイステーション 3ダウンロード用配信ソフト「みんなでスペランカー」の情報を公開した。伝説のレトロゲームとして名高いアクションゲーム「スペランカー」をもとに、オンラインマルチプレイやグラフィックスのリニューアルなど、現代のゲームユーザーに向けた新機軸を多数導入している。配信は3月中を予定。価格は2,400円。 ■「ゲーム史上最弱の主人公」が帰ってきた 「スペランカー」は、1983年にBroderbundから発売されたアクションゲーム。財宝を求めて地底の奥深くを探険するというストーリーで、当初はATARI 8 bit向けだったが、1985年にアイレムがファミコン版を発売し累計販売本数約50万本を記録。 プレーヤーは主人公であるスペランカーを操作して横スクロールの画面を進んでゆくが、わずかな段差からの落下でも死んでしまうことから、「ゲーム史上最弱の主人公」として当時から熱狂的な人気を集めていた。2007年の東京ゲームショウで行なわれた「レトロゲームアワード」では、視聴者投票により「ドラゴンクエスト」と並んで優秀賞を受賞し、あらためてその人気の高さを知らしめた。 また、バンダイナムコゲームス「太鼓の達人11」への楽曲収録依頼や、フィギュア化企画、カラオケ展開など、ゲーム外からも注目を集めている。 最新作のコンセプトは、「みんなで楽しむスペランカー」。その特徴は、大きく3つのポイントに分かれている。
1.マルチプレイ
2.ステージバリエーションの増加
3.新旧のユーザーに向けたグラフィックス
■ゲームモード 「ひとりで探険」は、プレーヤー1人でクリアを目指す、旧作に近いモードとなっている。一方マルチプレイの「みんなで探険」は、協力してステージクリアを目指すモード。洞窟内のアイテムの収集や敵の撃退など、助け合いが攻略の鍵となる。「みんなで競争」は、ステージのクリアタイムを競い合うモード。ひたすら早く進むか、アイテムを使って相手プレーヤーを妨害するかのテクニックが試される。
■シンボルチャット コミュニケーションツールとして、「シンボルチャット」を搭載。感情の表現やアイテムに関するシンボルがあり、プレーヤー同士のコミュニケーションを容易にする。
■アイテム、乗り物 探索の途中で手に入るアイテムは、探険を進めるためのものと、スコアがアップするもの、それから隠しアイテムにわかれる。
また、トロッコやエレベーターなど、洞窟には乗り物が用意されている。うまく活用すると奥へ進める仕かけになっており、パズルゲーム的な要素もある。移動には欠かせないが、地面に降りるときに注意しないとミスになってしまう
■スペランカーを待ち受ける敵キャラクターとトラップ 敵キャラクターやトラップなど、待ち受ける難関も多数用意されている。地面と天井からは間欠泉、炎、ガスが噴き出すトラップがあり、さらには大岩のように転がってくるトラップもある。
敵キャラクターは、コウモリ、ヘビ、クモ、ゆうれいなどが出現。コウモリは空中からフンを落とし、ヘビは地面から近づき、クモは天井からたれさがる。ゆうれいは3種類に分かれており、それぞれ対策が異なる。
■名物のミスモーションは健在 「スペランカー」特有のミスモーションも多彩なものが用意されている。ファンにはおなじみの落下も健在だ。ダイナマイトの爆発、エネルギーがなくなる、フラッシュに触れる、炎に触れて燃える、大石につぶされる、そして名物でもある高いところからの落下や落とし穴もある。
■蘇生システム ミスに加えて、今作では新たな機能「蘇生システム」も追加された。「みんなで探険」モードでは、残機を他のプレーヤーと共有する「残機共有制」が用意されている。共有した残機が0になると、プレーヤーは仮死状態となってカウントダウンがはじまる。この時に他のプレーヤーが接触すると復活できる。
■さらなる要素:謎の石板 各ステージには、石板が1枚ずつ散らばっている。これを集めていくと、大きな「絵」ができあがってゆくようになっている。これは何を意味するのか……?
(C)Tim Martin http://www.irem.co.jp/menu/index.html □「みんなでスペランカー」公式サイト http://www.irem.co.jp/official/minnade_spelunker/index.html □関連情報 【3月3日】エクシング、PS3用「みんなでスペランカー」とのタイアップ企画を実施。初代「スペランカー」のBGMに合う歌詞を募集。採用者には豪華特典も! http://game.watch.impress.co.jp/docs/20090303/spe.htm 【2008年10月10日】アイレムブースレポート PS3「みんなのスペランカー」と“起震車”に注目 http://game.watch.impress.co.jp/docs/20081010/irem.htm (2009年3月14日) [Reported by 上北皆人]
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