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価格:11,550円
最大の特徴は、マウスの心臓部となるトラッキング技術に、同社独自(現在特許出願中)のBlueTrackテクノロジーを採用したことだ。同テクノロジーを採用したマウスは、2008年10月にすでに大小2製品が投入されているが、「SideWinder」シリーズとしては初となる。そしてゲーミングマウスへの投入と言うことで、10月発売のマウスよりもトラッキング性能を大幅に引き上げている。 もともと、光学式マウスとレーザーマウスの両方のメリットを併せ持つBlueTrackテクノロジーを採用した時点で、非常に有望なゲーミングマウスといえるが、その上でスキャン速度を8,000fpsから13,000fpsに、センサー解像度を2,000dpiから4,000dpiに引き上げるなどトラッキング性能を全面的に向上させたことで、他の追随を許さない孤高のマウスに仕上がっている。その代わり値段も孤高であり、まさにゲーミングブランドらしい製品と言える。 他の特徴を見ていくと、まず、外見については、前モデルを踏襲しつつ、ひとまわり小さくし、日本人にもより扱いやすくなっている。オプショナルなボタンは、親指の位置に3つ、ホイール手前に3つ(標準ではセンサー解像度の変更)、ホイールそのもので3つ(押し込み、左右に倒す)の計9つ。前モデルからの違いとしては親指位置の3つのボタンのデザインが替わり、親指を傾けるだけで押せるなど、格段に使いやすくなっている。 入力データの送信は、2.4GHz帯の無線を利用する。ゲーミングマウスとしての唯一の懸念点としてはこの「ワイヤレスマウスである」という点だが、この無線部分についても最適化を図っており、同社によれば「無線による遅延の発生は、人間が関知できない水準に抑えており、プロゲーマーの使用にも耐える」としている。 無線マウスの生命線となる無線ターミナルは、一般的にはUSBポートに直刺しする小指大のコンパクトなものが多いが、「SideWinder X8 Mouse」のそれは、物理的な遮断を防ぐためにわざと大振りな円柱型になっており、換えソールの収納ケースと、充電用ケーブルの収納の機能も兼ね備えるゲーマー好みの仕様となっている。 マウスには充電池が内蔵されており、1回の充電で連続30時間の使用が可能。無線ターミナルに収納されているケーブルを、マウス先端部に装着することで、充電しながら使用することもできる。この間、外見は有線マウスそのものとなるが、マウスの入力データの送信はあくまで無線のみとなる。 「SideWinder X8 Mouse」は、前作に比べてより多くのゲーマー層の意見を吸い上げたことを伺わせる欲張りなハードウェアデザインと、同社独自のBlueTrackテクノロジーの採用により、久々にコアゲーマーのマウス買い換え需要を喚起してくれそうな、強力な新製品といえそうだ。
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□マイクロソフトのホームページ (2009年2月23日) [Reported by 中村聖司]
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