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【連載第190回】ゲームライフに役立つグッズをレポート

待望のWii用ワイヤレスヌンチャクを試そう!
PSP用の多機能グリップや、DSi用ロングタッチペンを試す

当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。


 今週は4つのグッズを試してみた。まずWii用のグッズでは、待望のヌンチャク用ワイヤレスアダプタグッズ、デイテルジャパン「ワイヤレスアダプタキット Wiiヌンチャク用」が登場。単四乾電池2本で駆動し、アダプタを装着したヌンチャクとWiiリモコンにつけたレシーバーが通信するワイヤレスグッズだ。

 PSP用グッズからは、多機能でコンパクト、ラバーコーティングで手触りも向上した。サイバーガジェットの最新グリップアタッチメント「CYBER・エキスパンドグリップ G」を、DSi用グッズからは、HORIとサイバーガジェットの伸びるタッチペングッズを試してみた。

【今週のおしながき】
Wii デイテルジャパン 「ワイヤレスアダプタキット Wiiヌンチャク用」
PSP サイバーガジェット 「CYBER・エキスパンドグリップ G」
DSi HORI 「タッチペンロングDSi」
DSi サイバーガジェット「CYBER・メタルタッチペンi」



● ついにWiiのヌンチャクがワイヤレスに! スタンド形状でケーブルもすっきり収納

「ワイヤレスアダプタキット Wiiヌンチャク用」

    メーカー:デイテルジャパン
    価格:2,919円


ヌンチャクを装着するワイヤレスアダプタと、Wiiリモコンにつけるレシーバーのセット。単四乾電池も同梱されている
実際に使っている時はこんな感じに。電池ボックスがある土台にヌンチャクのケーブルが収納される
 Wiiリモコンだけじゃなく、ヌンチャクもワイヤレスで使いたい! そんな願いを叶えてくれるグッズが登場した。ヌンチャクとワイヤレスアダプタを組み合わせ、Wiiリモコン側にはレシーバーを装着する方式。単四乾電池2本で動作する。カラーバリエーションはホワイトとブラックがあるが、今回はホワイトを使ってみた。

 ワイヤレスアダプタは、ヌンチャクをはめこむケースに土台がついたような形をしていて、電源の状態を示す青色LEDと電源ボタンがついている。土台側面のグレー色になっている部分はラバーカバーになっていて、このラバーの内側にヌンチャクのケーブルを巻き付けて収納できる。電池収納ボックスは土台の底面にあって、ここに単四乾電池2本を収納する。なお、単四乾電池2本はグッズに付属していた。公称値では30時間の利用が可能ということだ。

 セッティングの際はまずアダプタにヌンチャクをはめこみ、ラバーをめくってケーブルを収納していく。土台部分にケーブルを巻き付けるのだが、これがキレイに収納するのはなかなか難しかった。ケーブルの長さと巻き付ける部分が微妙に合わず、かなりきつめにケーブルを巻き付けていくとなんとかピッタリ合わせることができた。あとほんの少し余裕を持ってピッタリと収納できるようになっていると嬉しかった。

 装着後の見栄えはなかなか独特なものがある。土台がスタンドのようになって、ヌンチャクを立たせておける。煩わしいケーブルも収納されて目立たず、かなりスマートになった印象だ。

 ただし、重さの変化はかなり大きく、通常のヌンチャクがケーブル込みで74gなのに対し、アダプタと電池込みのヌンチャクは163gになる。大部分の重さが土台部分に集中しているので、手に持ったときの重心も独特だ。手で持っている部分の下が重く、ヌンチャクになにかおもりを付けたような感覚になる。

 Wiiリモコン側にはレシーバーを装着する。レシーバーは縦約2cm、横幅や厚みはWiiリモコンとほぼ同じとかなり小型だ。重量は12g。前面には動作状態を示す青色のLEDがついている。これをWiiリモコンの底面に装着するのだが、シリコンジャケットが併用できないのが気になったところだ。

ワイヤレスアダプタのグレー色になっている部分はラバー製のカバーになっている。裏返しにしてケーブルを収納する。ちょっとケーブルの長さと合わせづらいが、うまく巻き付ければそこそこキレイに収納される。Wiiリモコンにつけるレシーバーは小型でほとんど目立たない

実際にゲームプレイを試してみると、やはり下の土台部分に重さが集中していることもあり、重量の増加と重心のバランスには慣れが必要だった
 頻繁にヌンチャクを使うタイトルとして、主にバンダイナムコゲームスの「ファミリースキー」などでゲームプレイを試してみた。ワイヤレスアダプタの電源ボタンを押すと、レシーバーが自動的に反応して受信を開始する。ZボタンやCボタンの操作に合わせてレシーバー側のLEDが反応するので、しっかり動作しているかが見た目でわかる。

 まずはなんといってもケーブルがないことが嬉しく思える。「ファミリースキー」では実際のスキーのようにストックを動かすようにWiiリモコンとヌンチャクを振るのだが、従来だとそのときにヌンチャクのケーブルがペチペチと足に当たってきて煩わしかった。ワイヤレスになったことで、それが解消された。

 一方で気になるのはやはり、ワイヤレスアダプタの重さだ。ヌンチャクを振るような動きをするとき、土台部分の重さが効いてくる。長時間激しい操作を続けると、かなり疲れそうだ。また、ワイヤレスになったことで手からすっぽ抜けてしまう危険も出てくる。重さもだいぶ増しているので気をつけたいところだ。ワイヤレスアダプタにもストラップを付けられるようにするなど、なんらかの配慮が欲しかったところだ。

 なお、一定時間操作せずにいたとき、Wiiリモコンのスリープとともにヌンチャクのワイヤレスアダプタもスリープ状態に入ってくれた。また、プレイを終えてWiiの電源を落としたときも、自動でアダプタは電源オフになってくれる。電池駆動だけに、自動スリープ機能がないとかなり辛いところなのだが、ここは嬉しいところだ。

 重さや重心の変化、重さが増しワイヤレスになったことで安全性が気にかかるところなど、かなり気になる部分はあるのだが、なんといってもワイヤレスの恩恵は大きい。格段に使いやすくなり、手軽さも増してくる。普段は立てて置けるのもいいところだ。スリープ等の省電力への配慮もいい。重さや安全性の面から、小さな子供が遊ぶときに使うのは少しオススメしづらいが、ある程度の年齢以上の人ならとても便利に使えるグッズと感じた。



● コンパクトで多機能、ラバーコーティング加工で使い心地アップのPSP用グリップ

「CYBER・エキスパンドグリップ G」

    メーカー:サイバーガジェット
    価格:オープンプライス(購入価格1280円)


グリップアタッチメントと、UMDスロットのフタに装着するカバーのセット。全体がラバーコーティングされている
アタッチメントを装着したところ。多機能なわりにコンパクトで厚みも薄め
 本連載の第154回で紹介したPSP用グリップアタッチメント「CYBER・エキスパンドグリップ」に、大幅な改良を施した後継モデルが登場した。前モデル同様、アタッチメントが大容量バッテリーパック(2200mAh)のカバーとして機能するほか、メモリースティック DUOを2枚収納できるスロット、動画視聴向きなスタンド機能も搭載されている多機能なアタッチメントだ。

 「エキスパンドグリップ G」では全体の表面にラバーコーティングが施されている。手触りがサラサラとしていながら、マットな吸い付く感触もあって触り心地がいい。重量は65gと、比較的軽量だ。上下にフックと両横のツメでPSP本体を固定する。

 アタッチメントを装着したままでも、電源スイッチ、無線LANスイッチ、イヤホン端子、充電端子、USB端子など、すべての機能が利用できる。USB端子周辺の開口部は広くとられているので、ワンセグチューナーなどのUSBユニットも問題なく利用可能だ。

 背面のUMDスロットには、独立したカバーパーツを装着する。UMDスロットのフタを薄いツメで挟み込むようにして装着するパーツで、このカバーパーツごとUMDスロットを開閉するという仕組みになっている。カバーパーツには、スタンド機能用のついたてやメモリースティックDUO用のカードスロットがついている。重量は24g。

 グリップアタッチメントは、そのままPSP本体をはめこめば装着完了だが、カバーパーツの装着は少し特殊だ。まずUMDスロットのフタを開き、そこにカバーパーツをあてがい、押し込むようにしてツメをはめていく。少し感触が堅めなのでフタを破損しないように気をつけたい。

 また、装着後はツメの厚みがついたぶんフタを閉じるときの感触が堅くなるだが、開閉を繰り返すうちにバッテリーカバー側が少し開いてきて馴染んでくる。大容量バッテリーパック(2200mAh)を組み合わせるためバッテリーカバーを外した状態だと、よりスムーズに開閉できるようになった。

装着の手順から、メモリースティックDUOの収納スロット、スタンド機能の写真。全体に厚みが薄く、平べったいのがわかる。UMDスロットにつけるカバーパーツは、スライド式のフタがそのままついたてにもなるなど、ギミックが多い

グリップの存在とラバーコーティングによってホールド感が高まり、PSPとの一体感も高い。ガタつきもなく、使用感は良好だ
グリップが邪魔してしまうため、充電しながらのプレイはちょっとやりづらい
 実際にゲームプレイを試してみると、グリップの形が少し薄く平べったいので独特な感触がするものの、手にスッポリと収まってホールド感がいい。ラバーコーティングされたことで滑りづらくなり、手触りも良好だ。PSP本体との一体感が高く、ガタつきなどは感じられない。使用感は良好だ。

 L/Rボタンのそばにアタッチメントの枠があるので、指先が少し当たってくるのが少し気になるが、角に丸みがついているので刺激を感じるほどではない。ここの感触もラバーコーティングのおかげで軽減されている。

 側面はPSPの後ろ半分側がアタッチメントで隠れるので、側面にある電源スイッチ等は少し触りづらくなってくるが、指先で問題なく操作できる。気になったのは、メモリースティックDUOスロットのカバーが少しアタッチメントにひっかかって引き出しづらいのと、充電端子にコネクタを差し込むとグリップがあるせいでケーブルを前に伸ばすことになるところ。充電しながらのプレイは少しケーブルが煩わしくなる。

 背面のカバーパーツは、フタを下にスライドさせるとメモリースティックDUOが露出するようになっている。メモリースティックDUOを取り出す時は、指で押し出すようにする。不意に落下してしまうようなこともなく、さりげなく本体と一緒にメモリースティックDUOを2枚しまっておける面白い作りだ。フタは下にスライドさせたあと手前に引き出すと角度がついてスタンド機能用のついたてになる。

 ラバーコーティングの手触りがよく、PSPとの一体感も高いグリップアタッチメントだ。全体に薄く平べったい形状で比較的コンパクトな印象のわりに、メモリースティックDUOの収納やスタンド機能があり、大容量バッテリーパックも利用可能で多機能だ。特にカバーパーツのギミックは凝縮感があってよく考えられていると感じた。特に大きな不満点もなく、オススメのグリップアタッチメントだ。



● ペン先が純正と同じ形状で、同じ素材を使った、純正に近いタッチペン

「タッチペンロングDSi」

    メーカー:HORI
    価格:420円
    カラーバリエーション:ホワイト、ブラック
    任天堂ライセンス商品


伸びるタッチペンが2本セットになっている。任天堂ライセンス商品で、ペン先の形状や素材は純正のものと同じ
純正のタッチペンと伸ばした状態のペンを並べてみた
 ニンテンドーDSiのタッチペンホルダーに収納可能な、伸縮タイプのタッチペンだ。任天堂ライセンス商品となっている。2本がセットになっていて、カラーバリエーションはホワイトとブラックがある。今回はホワイトを使ってみた。

 伸びるタッチペンは、純正のタッチペンでは短くて持ちづらい、書きづらいという人に向けた、DSグッズでは定番のグッズだ。任天堂ライセンス商品だけに、ペン先は純正品と同じ形状、材質になっている。

 サイズ周りを書き出すと、通常時のタッチペンの長さは約9cmだが、引き伸ばすと約13.6mmと1.5倍近くに伸びる。短い状態ではDSi本体のタッチペンホルダーに収納可能だ。ペンの太さは直径約5mm、引き出した細い部分が3.5mmになっている。

 短い状態のタッチペンロングは、純正のタッチペンと見比べても外見は近い。ほぼ同じ形状だが、ペン先付近が純正は細くなっていくストロークが長いが、タッチペンロングは鉛筆型に太い部分が長めに取られている。ペンの後端も純正品と同じ形状と大きさをしているので、DSiに収納したときの外観もほぼ同じだ。

 実際に使ってみると、長く伸ばした部分が手に支えられるぶん、純正タッチペンよりも余裕を持って持つことができる。伸びただけでもだいぶ書き方が安定するもので、こちらに慣れてくると純正のタッチペンがかなり書きづらく感じてくる。書き心地については、純正品との違いは感じられない。

 気になったのは、ちょっと伸ばした部分がグニグニと柔らかめなのが気になるが、普通に使っていれば壊れる心配を感じるほどではない。なにより安価だし、1本壊れても2本セットなのが嬉しいところだ。

ペンが長くなることで重心がよくなり書きやすくなる。純正タッチペンと外観がほとんど共通していて、DSi本体に収納したときも違和感がない。気になったのは伸ばした部分が少し柔らかくて剛性感に不満を感じたところ



● ペン軸に銅を使った伸びるメタルタッチペン

「CYBER・メタルタッチペンi」

    メーカー:サイバーガジェット
    価格:オープンプライス(購入価格480円)
    カラーバリエーション:ホワイト、ブラック


ペン軸に銅を使ったメタルタッチペン
 ニンテンドーDSiに収納可能な伸縮タイプのタッチペングッズ。ペン軸部分に銅のメタル素材が使われていて、伸縮タイプのタッチペンながら剛性感を高めている。カラーバリエーションはホワイトとブラックが用意されている。今回はホワイトを使ってみた。

 最短時のタッチペンは約9cmと純正タッチペン同様だが、引き伸ばすと約12.3mmになる。金属素材を使ったことによる剛性感はよく、強めに握っても安定しているところは良いのだが、少し伸び具合が短めで、もう少し伸びて欲しいところ。

 ペン先にはPOM素材という、対摩耗性に優れた素材を使っているということで、ペン先が変形しにくいということだ。ペン先の感触はほとんど純正タッチペンとの差はなく、同じ感覚で使用できた。気になったのは本体に収納したとき、ペンの後端が純正と比べて大きいため少しでっぱってしまうところ。後端の形は角が大きくて、少し無骨な印象を受ける。

 金属素材を使った剛性感はよいのだが、いかんせん短くて伸縮式の恩恵が小さいのが少し残念なところ。ただそのぶん安定感はいい。HORIのタッチペンロングと比較すると、タッチペンロングは長くて持ちやすいものの剛性感が弱く、メタルタッチペンは短いが剛性感が高い。一長一短な印象となった。書き心地はどちらも純正に近いので、好みで選んでもいいだろう。

金属素材のため、剛性感は高いのだが、いかんせん伸びる長さが短め。写真で見る限りだと十分な長さにも見えるかもしれないが、重心のバランスとしてはもう少し長さが欲しいところだ



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□ デイテルジャパンのホームページ
http://www.datel-japan.co.jp/
□ サイバーガジェットのホームページ
http://www.cybergadget.co.jp/
□ HORIのホームページ
http://www.hori.jp/

(2009年2月19日)

[Reported by ゲーム環境向上委員会]



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