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【連載第189回】ゲームライフに役立つグッズをレポート
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PS3用コントローラーの操作性アップ&誤動作を防ぐ!
PS3用アタッチメントグッズやDSi用グッズを試す |
当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。
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今週はプレイステーション3用のグッズを1つ、ニンテンドーDSi用グッズを3つ試してみた。PS3用グッズでは、SIXAXISまたはDUALSHOCK3にアタッチメントを装着して操作性をアップさせるゲームテックの「アシストパッド3」が登場。方向キーとアナログスティックのほか、L2/R2ボタンの誤動作を防ぐパーツがセットになっている。
DSi用のグッズでは、海外メーカーCAPDASEのシリコンカバー「ソフトジャケット for ニンテンドーDSi」とクリアケース「クリスタルクリアケース for ニンテンドーDSi」、さらにミヤビックスより販売されているDSi用のUSB充電ケーブル「リトラクタブルケーブル for ニンテンドーDSi」を試してみた。
● PS3 ゲームテック 「アシストパッド3」
・「アシストパッド3」
メーカー:ゲームテック
価格:714円
カラーバリエーション:ブラック、ホワイト
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アナログキャップが2個、方向キーパッドが1個、L2/R2ボタンに被せるトリガーパッド各1個ずつがセットになっている |
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こちらが全部のパーツを装着した状態。L2/R2ボタンの変化が特徴的だ |
PS3用コントローラーのSIXAXISまたはDUALSHOCK3に装着するアタッチメントパーツのグッズだ。アナログスティックの先端に被せるアナログキャップ、方向キーに貼り付ける方向キーパッド、L2/R2ボタンに被せるトリガーパッドがセットになっている。カラーバリエーションはブラックとホワイトがある。今回はブラックを使用してみた。
方向キーパッドとアナログキャップはアタッチメントグッズとして無難な作りをしている。方向キーパッドは方向キーの4カ所に両面テープで固定する方式。中央がくぼんだ十字型で、通常の方向キーでは入力しづらいといわれる斜め方向などが入力しやすくなる。ただし、従来の方向キーと比べて厚みのぶんだけ位置が約5mmほど高くなるため、慣れるまで少し違和感が出るかもしれない。
アナログキャップはアナログスティックの先端に被せるシリコン素材のキャップだ。ちょっと被せるための穴が小さめで、装着がきつめだが、そのぶん装着後にたわんだりずれたりすることもなく安定している。キャップの先端は円状の突起が4つ付いていて、シリコン素材の感触とともに親指を捉えてくれる。装着後はキャップの厚みが加わり、ほんの少しだけスティックが重くなったように感じるが、微々たるものなので、こちらも使っているうちに馴染んでくると思われる。
「アシストパッド3」の特徴とも言えるのが、L2/R2ボタン用トリガーパッドの存在だ。L2/R2ボタンにABS素材のパーツを取り付け、操作性がアップするというアタッチメントだ。L2/R2ボタンの頭にスライドさせて、はめ込むようにして装着する。しっかりと固定されて不意に外れるようなことはなかった。フック型の形状をしたパーツが指にフィットして、ボタンを押し込みやすくなった。
面白いのが、コントローラーを床などに置いたとき、L2/R2ボタンが誤作動しにくい設計である、ということだ。従来のコントローラーをテーブルなり床なりに置くと、L2/R2ボタンが押し込まれたような状態になって誤動作してしまう。例えば、PS3ソフトの「SOCOM:CONFRONTATION」ではL2ボタンがボイスチャット開始の操作になっているため、L2/R2ボタンが誤動作するとボイスチャットが入りっぱなしになってしまう。写真をご覧頂くとわかりやすいが、トリガーパッドを付けると、置いたときに押し込まれる心配がなくなった。
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方向キー、アナログスティック、L2/R2ボタンの3箇所の操作性をアップしてくれる。欲を言えば、もう少しパーツに種類が欲しかっただろうか。画像下の中央はL2/R2ボタン用のトリガーパッドを付けた状態、右下は未装着の状態でコントローラーを置いたところ。L2/R2ボタンが押し込まれて誤動作してしまう。トリガーパッドにより、この誤動作が起きなくなるというわけだ |
SIXAXIS/DUALSHOCK3をより扱いやすくしてくれるアタッチメントグッズ。方向キー用のパッドとアナログスティック用のキャップには、できればいくつか形状に種類が欲しかったところもあるが、無難に扱いやすいパーツになっている。秀逸なのはL2/R2ボタン用トリガーパッドの存在で、L2/R2ボタンの使い勝手が馴染まない、またはコントローラーを置いたときの誤動作に悩まされている、という人にお勧めだ。
● DSi CAPDASE 「ソフトジャケット for ニンテンドーDSi」
・「ソフトジャケット for ニンテンドーDSi」
メーカー:CAPDASE
販売:ミヤビックス
価格:1,680円
カラーバリエーション:ホワイト、ブラック、レッド、ブルー、ピンク
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シリコンカバーとストラップ付きタッチペンがセットになっている |
ニンテンドーDSi用のシリコンカバーグッズだ。海外メーカーのCAPDASE製で、ミヤビックスが販売を行なっている。海外グッズらしさが感じられる独特なデザインのシリコンカバーのほか、ストラップ付きのタッチペンがセットになっている。カラーバリエーションは5色。今回はブラックを使用した。
シリコンカバーはまずデザインが特徴的だ。ヒンジ部分の飾りのほか、底面にはブロック状の滑り止めがついている。シリコンの手触りはサラサラとしているものの、感触は堅めで、厚さも約1.3mmほどある。重量は54gとなっており、デザイン的にも重量感のあるガッシリとした印象を与える。
カバーの開口部は、タッチペンホルダー、ヘッドフォンジャック、L/Rボタン、ボリュームボタン、DSカードスロット、SDカードスロット、ACアダプタ接続端子が開いている。また、天面にあるカメラ部分には小窓の開口部が付いているので、シリコンカバーを装着したまま利用可能だ。
シリコンカバーを装着したDSiを使ってみた。シリコンは手触りがサラサラとしているため、少し滑りやすいのが気になったが、背面にあるブロック状の滑り止めのおかげで本体に厚みが出て握りやすい。気になった部分としては、ヒンジ部分のシリコンが折りたたまれる具合は気になった。折りたたまれた部分がL/Rボタンに近いため、少し指先に当たってくる。
シリコンカバーとDSi本体との一体感が少し低いのも気になるところだ。本体とシリコンカバーとのフチがピッタリとは合わず、浮いている部分も多い。カバーがDSi本体に吸い付いているというよりも、堅いシリコンカバーに本体がはめ込まれて固定されている、という感触に近い。開口部の位置が本体と少しずれてしまい、タッチペンの出し入れやボリュームボタンの操作がしづらかった。
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厚みと堅さに、デザインとあわせて、全体にガッシリとしている印象を受けるシリコンカバーだ。天板のカメラもしっかり開口されていて、カバーをつけたまま使える。ヒンジ部分のシリコンベルトがL/Rボタンに隣接しているのが気になった |
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付属のストラップ付きタッチペン。ペン先が堅くとがっていたのが残念。使用前にチェックしよう |
付属のタッチペンには、ストラップのついたカバーが組み合わさっている。カバーとタッチペンは回して取り外す仕組みになっていて、ストラップとしてぶら下げておいても不意に外れてしまうようなことはない。タッチペンは全体がプラスチックのような硬質の素材で、残念ながらペン先も同様のようだ。使用した製品のペン先は少しとがっていてバリのような突起もついていたため、そのままタッチパネルに当てた場合、傷をつけてしまう可能性があった。このタッチペンに関しては使用前にチェックする必要があるだろう。
独特なデザインのシリコンカバーと、ストラップとして付けておけるタッチペンのセットは面白いのだが、各所に気になる点や残念な点が見られた。
● DSi CAPDASE 「クリスタルクリアケース for ニンテンドーDSi」
・「クリスタルクリアケース for ニンテンドーDSi」
メーカー:CAPDASE
販売:ミヤビックス
価格:1,680円
カラーバリエーション:クリア、ブラック、ブルー、フクシア、レッド
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DSi用のクリアケース。形やデザインは「ソフトジャケット for ニンテンドーDSi」と同型だ |
海外メーカーCAPDASEのニンテンドーDSi用クリアケースグッズだ。販売はミヤビックスが行なっている。カラーバリエーションは5色用意されており、ちょっと珍しいカラーとしてフクシアという花の色を使ったカラーもある。今回はクリアを使ってみた。
このグッズは基本的な形状は先に紹介した同社の「ソフトジャケット for ニンテンドーDSi」に似ている。いわば、同型のシリコンカバー版とクリアケース版といったところだ。ただし、こちらにはタッチペンは付属していない。
透明なクリアケースがシリコン素材のヒンジで繋がっていて、背面にはブロック状の滑り止めもついている。クリアケースの側面にはシリコンがついていて、DSi本体と固定される仕組みになっている。
ケースの開口部も「ソフトジャケット for ニンテンドーDSi」とほぼ同様で、タッチペンホルダー、ヘッドフォンジャック、L/Rボタン、ボリュームボタン、DSカードスロット、SDカードスロット、ACアダプタ接続端子が開いている。天面にあるカメラ部分も丸く開口されており、金属パーツで飾られている。ケースの透明度はなかなかに高く、ツヤもあってキレイだ。重量は約50g、ケースの厚みは約1.2mmほどといったところだ。
ケースを装着したDSiを使ってみた。ケースはツルツルとしているため、未装着の状態と比べると滑りやすくなるが、「ソフトジャケット for ニンテンドーDSi」同様に背面の滑り止めのおかげで本体を持ちやすい。手に持ったとき、ケースのフチが少し角がたっているため少し刺激があるのが気になった。
ケースとDSi本体の一体感はなかなかいい感じだ。固定用のシリコンが丁度いい具合に本体を固定してくれる。気になったのはケースの厚みに邪魔されてボリュームボタンの操作が少し押しづらく感じられたところだ。指先で押すような操作になってしまう。
そのほかでは、ヒンジ部分のシリコン素材がL/Rボタンに隣接しているため、ボタンに添えた指が当たってしまうところが「ソフトジャケット for ニンテンドーDSi」同様に気になった。操作に支障があるほどではないが、やはり慣れるまでは煩わしく感じられる。
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基本的な作りはシリコンカバーとほとんど同じだが、全体の質感等はこのクリアケースのほうがよかった。カメラ部分の開口部もクリアケースのほうが見栄えがいい。ただし、ヒンジのシリコンベルトがL/Rボタンに近いところなど、気になったところも同様にあった |
ボリュームスイッチ等の開口部や、ヒンジ部分のシリコンベルトが指に当たるところなどが少し気になるものの、全体に一体感がよく、扱いやすいクリアケースだ。手触りがよく、ケースの透明度も高い。背面の滑り止めの感触もよかった。海外ならではのちょっと凝ったデザインのクリアケースとしてオススメだ。
● DSi ミヤビックス 「リトラクタブルケーブル for ニンテンドーDSi」
・「リトラクタブルケーブル for ニンテンドーDSi」
メーカー:CAPDASE
メーカー:ミヤビックス
価格:980円
ニンテンドーDSiをUSBで充電できる、巻き取り式のUSB充電ケーブルグッズ。全長は収納時で10cm、ケーブルを伸ばすと81cmになる。重さは18gと軽量だ。ケーブルの片方はUSB(A)コネクタで、もう一方はDSi充電コネクタとなる。
ケーブルを引き出すと、5段階に伸びて固定される。軽く引けば、スプリングによってケーブルが巻き取られるという方式だ。巻き取り式のケーブルとして無難な作りで、端子とコネクタとの接触などにも特に不満な点はなかった。
実際にバッテリーが切れているニンテンドーDSiを充電してみた。DSi本体の充電ランプが消えるまでとして、充電が終わるまでにかかった時間は2時間9分となった。付属のACアダプタを使って充電した場合の時間は、公称値で2時間30分となっているので、それよりも若干短い結果となった。
おそらくは、USBによる変則的な充電なので、充電ランプが消えるタイミングが早かったのではないかなと思われる。この状態でDSiのバッテリーが満充電になっているかが難しいところだが、DSi画面でのバッテリー表示はフルになっていた。このあたりはUSB充電には付きものな現象なので、割り切って使っていくのが無難だろうと思う。
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シンプルな巻き取り式のUSB充電ケーブル。特に不満のない、無難な作りをしている。コネクタ部分の形状も小さくて、余計な突起もない。特に問題なく扱えるグッズだ |
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□ ゲームテックのホームページ
http://www.gametech.co.jp/
□ ミヤビックスのホームページ
http://www.miyavix.co.jp/
□ 「ビサビ」のホームページ
http://www.visavis.jp/
(2009年2月10日)
[Reported by ゲーム環境向上委員会]
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