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1月24日、25日 東京大会(幕張メッセ) 2月1日 名古屋大会(ナゴヤドーム) 2月8日 福岡大会(福岡Yahoo! JAPANドーム)
入場料:無料
「次世代ワールドホビーフェア」は年2回、夏季と冬季に開催され、冬季は全国4都市の会場で行なわれるのが毎年恒例となっている。今年も1月18日の大阪大会を皮切りに、1月24日、25日に東京、2月1日に名古屋、2月8日に福岡と、計4都市で実施される。入場料は無料。 家庭用ゲーム関連の出展は、過去数回の傾向と同じく、ほとんどがニンテンドーDSとWiiのタイトルで占められていた。PSPは数点程度で、PS3はSCEJの「リトルビッグプラネット」のみ。PS2とXbox 360の出展はひとつもなかった。 Wiiの試遊機はニンテンドーDSの試遊機と比較してスペースが必要なため、限られた空間をどのようかに使用するのか、各ブースの個性が出ていて面白い。全体的にWiiの試遊台は数が少なく、人気タイトルは2時間以上の待ち時間となっていた。
セガの「古代王者 恐竜キング」など、アーケード用カードゲームには多くの来場者が集まり、一時は行列を制限するほど盛況だった。しかも特定のゲームだけが人気なのではなく、どのタイトルにも大勢の来場者が押し寄せており、アーケード用カードゲームの多様化と根強い人気を実感した。
■ 任天堂は今年は新作タイトルなし
試遊コーナーには、発売中のWii用「街へいこうよ どうぶつの森」、「Wiiであそぶ マリオテニスGC」を出展。特に「Wiiであそぶ マリオテニスGC」は発売後間もないこともあり、人気を集めていた。
■ バンダイナムコゲームスは出展作品が多く、華やかなブースに
DS用「ひらめきアクション ちびっこワギャンの大きな冒険」は、シンプルで軽快なアクションと独特のボスバトルで人気を博した「ワギャンランド」シリーズの15年ぶりの最新作。ジャンプと、相手をシビレさせる音波砲をうまく使いながら、横スクロールのステージを進んでいく。ステージの最後にはボスキャラクタが待ち受けているのだが、ボスとの戦闘は“ちえくらべ”で対決となる。“ちえくらべ”とは、シリーズ恒例のしりとりや、神経衰弱といったミニゲーム。爽快感のあるアクションと、一瞬のひらめきを競う“ちえくらべ”をミックスし、世代を超えて誰でも気軽に楽しめるゲームになっている。1月29日発売予定で、価格は5,040円。 Wii用「WE CHEER」は、Wiiリモコンをチアリーディングのポンポンに見立てたリズムアクションゲーム。画面に表示されるマークに従ってWiiリモコンを振ることで、チアダンスが踊れるようになっている。Wiiリモコンは1個でも遊べるのだが、2個使って遊ぶと動作がチアリーダーのような動きになるのが面白い。周りからは割と簡単そうに見えるのだが、実際にプレイしてみるとなかなか難しい。中途半端に照れながらやるよりも、思いきって全身を使って動くのが楽しむコツかもしれない。“エクササイズ”というゲームモードは、ダイエットしたいプレーヤにうってつけ。チアダンスとは違うエクサイズ用の振りつけで、楽しく運動をさせてくれる。3月発売予定で、価格は6,090円。
発売中の4タイトルのうち、Wii用「太鼓の達人Wii」、「ファミリースキー ワールドスキー&スノーボード」、「風のクロノア door to phantomile」の3本はバンタイナムコゲームスのブース内で遊べた。DS用「たまごっちのキラキラおみせっち」は、バンダイブースのたまごっちコーナーに置かれ、多くの人が楽しんでいた。
■ スクウェア・エニックスはWii「メジャマジ・マーチ」をメインに注目を集める
Wii用「メジャマジ・マーチ」はマーチング・バンドの指揮者となり、仲間たちと一緒に行進するリズムアクションゲーム。ゲームの中で出会うたくさんの動物たちを仲間にしながら、さまざまな場所でパレードを繰り広げながら旅をする。 Wiiリモコンを指揮棒に見立て、上下左右に振るだけのシンプルな操作が特徴だ。4月23日発売予定で、価格は6,090円。
DS用「KINGDOM HEARTS 358/2Days」は、人気のアクションRPG「KINGDOM HEARTS」シリーズの作品。「キングダムハーツII」の重要なキャラクタであるロクサスが、XIII機関に所属していた時代を描く。ロクサスを操作してワールドを巡るシングルプレイモードに加え、シリーズ初となる複数人でミッションをこなすマルチプレイモードを搭載。タッチペンを基本的に使用しないベーシックな操作は、スピード感のある本作にマッチしているように感じられた。2009年春発売予定で、価格は未定。
■ SCEJはピポサルが大活躍。PS3タイトルは新作なし
サルゲッチュコーナーは、シリーズ最新作のPSP用「サルゲッチュ ピポサル戦記」を体験できるコーナー。シリーズ初のRPGということで、小学生の男子を中心に行列ができていた。アクションのイメージが強い「サルゲッチュ」シリーズだが、本作はあえてコマンドバトルを採用。おバカなピポサルと、王道的なRPG路線のギャップが笑いを生んでいた。もちろんミニゲームも健在で、フィールド上で発生するミニゲームをクリアすることで、経験値やチップ(お金)が得られる。3月19日発売予定で、価格はUMD版が4,980円、ダウンロード版が3,800円。 「PSP Park」コーナーには、発売中の「クランク&ラチェット マル秘ミッション☆イグニッション!」、「パタポン2ドンチャカ♪」、「LocoRoco2」の試遊台を設置。またKONAMIの「ワールドサッカー ウイニングイレブン2009」と、スクウェア・エニックスの「KINGDOM HEARTS Birth by Sleep」は、こちらのコーナーで試遊できた。 「ワールドサッカー ウイニングイレブン2009」は、チームの一員としてプロサッカー選手の人生を体験できる新モード「ビカム・ア・レジェンド」が搭載されている。今作はインフラストラクチャモードによるインターネット通信対戦が実現されたということで、ファンの注目度は高かった。1月29日発売予定で、価格は4,980円。 「KINGDOM HEARTS Birth by Sleep」は、シリーズ中、最も古い時代の物語を描いている。本作には新たな主人公が3人おり、それぞれ独立した3本のシナリオが存在。PSPの性能を活かし、携帯機のタイトルながら従来の作品に最も近い感覚で遊べるアクションRPGとなっている。発売日、価格ともに未定。
PS3コーナーでは「リトルビッグプラネット」の体験会を実施。会場では家族で一緒に楽しむ姿が見受けられた。イベントでは、オンラインで公開されている世界中のプレーヤーが作成したステージを紹介し、魅力を伝えていた。
■ KONAMIは「実況パワフルプロ野球」シリーズ最新作を出展
「実況パワフルプロ野球NEXT」の試遊は、Wiiリモコンを振って投球や打撃を操作する“リモパワモード”での対戦プレイのみだったが、気軽に遊べる点が小さな子供たちの人気を集めていた。本作に搭載される新しい選手育成モードの主人公は、シリーズ初の小学生ということで、若年層のファン拡大を図っているようだ。3月19日発売予定で、価格は5,980円。また発売中の「パワプロクンポケット11」も、小学校低学年を中心に大勢の子どもたちが楽しんでいた。 またサンデーブースには、DS用「サンデー×マガジン 熱闘! ドリームナイン」と、PSP用「ハヤテのごとく! ナイトメアパラダイス」が出展された。
「サンデー×マガジン 熱闘! ドリームナイン」は、少年サンデーと少年マガジンの創刊50周年を記念した特別プロジェクトということで、50年の間に連載された人気野球漫画を中心に、サンデーとマガジンのキャラクタたちがずらりと登場する注目の野球ゲームだ。「パワプロプロダクション」がゲーム制作を担当しているため、基本操作は従来の「パワプロ」シリーズに基づいている。実際にプレイしてみると、確かに「パワプロ」的な手ごたえで、決してキャラクタ人気だけに頼ったゲームではない印象を受けた。それと同時に、各キャラクタの“必殺技”などの要素により、「パワプロ」との違いを打ち出している。2月26日発売予定で、価格は5,250円。
■ EAは「ぼくとシムのまち パーティー」、「シムアニマル」新作2本を出展
「ぼくとシムのまち パーティー」は、シムたちともっと遊びたい人に向けたミニゲーム集。Wii版は50種、DS版には40種類のミニゲームが収録されている。プラットフォームにより収録されるミニゲームは異なるため、それぞれのハード特性やデバイスに合わせたゲームが楽しめる。4人対戦も可能で、DS版は1本のソフトで最大4台の本体にゲームシェアリングして遊べるため、家族や友達とワイワイパーティープレイが楽しめそう。3月19日発売予定で、価格はDS版が3,990円、Wii版は5,040円。
「シムアニマル」は、神の視点で動物の生活を観察したり繁殖を楽しんだりしながら、動物や植物が快適に暮らせる森を作る、森シミュレーションゲーム。プレーヤーは木を植えたり、川を作ったりして森の状態を整え、動物のカップルを作って子どもを増やすなど、ゲーム内に影響を与える。プレーヤーの姿は、大きな手のカタチで具現化されるため、神の視点であることとゲームへの介入具合がよくわかり、動物と触れ合う感覚も味わいやすい。動物は30種、植物は80種とキャラクタも豊富。2月19日発売予定で、4人で1つの森を世話するWii版は6,090円、タッチペンとマイクで動物とコミュニケーションできるDS版は4,980円。
■ コーエーは「モンスター☆レーサー」で本格的にキッズ向けゲームに参入
世界No.1のモンスターレーサーになるため、世界各地に生息するモンスターを捕まえて育成し、各レースを勝ち抜いていく。ゲームではRPGモードでモンスターを捕獲し、レベルアップして、レースに挑む。レースは横スクロール形式で進む。コース中にはモンスターの性能アップや相手を邪魔するアイテムが落ちており、アイテムの活用がレースのカギとなる。レースに勝つためには、強いモンスターの捕獲、レベルアップは当然のこととして、コース形状とモンスターの相性も考える必要があり、強いだけでは勝てないのも醍醐味だ。レースは1人で遊ぶほか、DSダウンロードプレイやDSワイヤレスプレイにも対応。最大4人での通信対戦も楽しめる。1月22日発売予定で、価格は5,040円。
また今後のイベント会場では、レアモンスター「ジュピター」のデータ配信サービスも実施。ブースに行く際にはDS本体とソフトを持っていっていただきたい。またレース大会「モンスターレーサーグランプリ」も行なわれ、優勝者にはDSiが贈られる。
■ ハドソンは新世代ベイブレードバトルをDSで実現
ゲームは、最新の玩具データとコロコロコミック連載中のキャラクタを使用。ラスボスには完全オリジナルキャラクタが登場するという。ストーリーモード、バトルコロシアム、クイックバトル、Wi-Fiバトルの4種のゲームモードを有し、全国のライバルとのバトルも楽しめる。 ゲーム中のベイブレードは玩具と同じように、4つのパーツから構成されており、特性の違うパーツを選んで最強のベイブレードを作り上げる。バトルではまず、タッチペンで画面をこってベイブレードにパワーを貯め、シュートする。玩具ではこのまま見守ることしかできないが、DS版ではベイブレードそのものを操作でき、より戦略的な戦いができる。DSのマイクを使って「ジャンプ」、「アタック」など声に出して指示もでき、派手なアクションを楽しめる。
ソフトにはゲームオリジナルベイブレード「ケツァルコアトル」限定カラーと、DSのGBAスロットに装着して使う「B.P.R(ベイポイントリーダー)」も同梱。ホビー版のベイブレードとの連携もできる。3月26日発売予定、オリジナルベイブレード、「B.P.R」同梱で価格は5,775円。
■ タイトーは人気の「ママ」シリーズの新作を出展
「ガーデニングママ」は、家事などを体験できる「ママ」シリーズの新作。今回はガーデニングをテーマに、種・球根を選び、花壇を耕して植え、水をやって植物を育てていく。液体肥料をまいたり、ウイルスを駆除したりと、アクション要素も加わったたくさんのミニゲームをプレイしつつ、庭を飾ったり、育った花でおしゃれをしたりと、ガーデニングらしい魅力も満載。ゲームは主にタッチペンで進めるもので、同シリーズらしい、感覚的に動かせる操作感は「ガーデニングママ」にも生きている。女性の好きな箱庭作りが楽しめる新作は、子どもだけでなく大人の女性にも訴求する。3月19日発売予定で、価格は5,040円。
■ カプコンはDS「流星のロックマン3」イベントが盛況
またWii用対戦格闘「タツノコ VS. CAPCOM CROSS GENERATION OF HEROES」や、女の子に人気の「ワンタメ」シリーズの試遊台も設置されたほか、物販コーナー「ビッグウェーブ」では流星シリーズ関連グッズが会場特別価格で販売された。
■ レベルファイブはDS「イマズマイレブン」初の公式大会を実施
隣のタカラトミーブースでも、「イナズマイレブントレーディングカードゲーム」初の公式大会が開かれ、多数のファンが押し寄せる人気ブースとなっていた。
■ 女児向けコンテンツを集めたコーナー「ガールズアーケード」
タカラトミーは、最小の個人用カラオケとも言われる「Hi-kara ハイ・カラ」ブースを設置。Hi-karaを体験できるほか、女児限定でカラオケグランプリも開催している。95点以上をマークした人には、Hi-kara本体とベストヒットカートリッジをプレゼント。さらに「きらりん☆レボリューションソング」の限定ダウンロード配信も実施していた。
KONAMIは、発売中のDS用「きらりん☆レボリューション あつめてチェンジ! クルキラ★コーデ」と「極上!! めちゃモテ委員長 めちゃモテDays、はじめますわっ!」の試遊台を設置。会場先行特典として、「きらりん☆レボリューション」公開衣装2点のプレゼントや、「極上!! めちゃモテ委員長」イベント限定カードプレゼントもあり、DSを持った女の子が押し寄せる姿が見られた。
■ その他の出展社
□「次世代ワールドホビーフェア'09 Winter」のページ http://www.whobby.com/ □関連情報 【1月16日】「次世代ワールドホビーフェア'09 Winter」 出展ゲームメーカーリンク集 http://game.watch.impress.co.jp/docs/20090116/whf.htm 【2008年7月12日】「第28回次世代ワールドホビーフェア」開幕 スクエニ、セガ不在でゲームの出展はやや少なめ http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080712/whf.htm (2009年1月19日) [Reported by 山科明之進 / 南奈実]
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