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今回のCBTでは、新種族、アイテム、インスタントダンジョンなど、MMORPGをプレイする上では欠かせない大きな要素が続々と追加されているほか、UIも一新されて、第1次CBT時のものとは全く別物というべきゲームに仕上がっている。残念ながら既にテスター募集は締め切られているが、参加できなかった人もぜひ一読していただきたい。
■ キャスタークラスとなる新たな2種族を追加
第2次CBTで追加された新種族は、背中の羽が特徴の「グラキア」と、大きな耳を持つ「エティカ」の2種族。これらの種族はどちらもプリースト、ウイザードといった魔法を使う職業に就けるキャスタークラスだ。「グラキア」が「タオ」と、「エティカ」が「ウィキン」と、それぞれ連合を結成している。この2つの連合は対立関係にあるので、「グラキア」と「エティカ」は敵対種族となる。
「グラキア」と「エティカ」のキャラクタメイキング画面を見られた。現段階では髪型、顔などを4~5種類の中から選べたが、正式サービス開始時にはさらにバリエーションが増えるという。
■ アイテム「神聖物」で武器の強化が可能に 以前の記事で「homage」には「神聖物」といわれるアイテムを装備することで、通常のスキルとは違う「神聖物スキル」という強力なスキルが使えるようになるとお伝えしたが、今回その「神聖物」から、武器や防具を強化する「インチェント用アイテム」が抽出できるようになった。
「インチェント用アイテム」を抽出してしまうと、その「神聖物」は消滅してしまうが、武器や防具に「インチェント用アイテム」を使うことで、装備が強化できる上に、筋力、体力などのキャラクタの能力値がアップするオプションが追加される。これによって同じ種類の装備でもスペックが変わり、自分だけのオリジナル装備を作れる。ちなみに抽出された「インチェント用アイテム」に付く能力値アップのオプションは、現状ではランダムになっており、何の能力が上がるかは運次第。
不要なアイテムを奉献して別のアイテムに変える「パンドラの箱」システムも新たに実装される要素。ただアイテムを奉献するだけでは何が得られるかわからないが、一定額のお金を追加で奉献すれば、報酬として得られるアイテムのリストと、取得確率が表示される。
このアイテムのリストは、再度お金を奉献することで、別のアイテムが並んだリストに変更できる。これによって所持金さえあれば、欲しいアイテムがリストに出現するまで更新を繰り返せる。ただ最終的にはリストの中からの抽選となるため、欲しいアイテムが必ず手に入れられるわけではない。
■ 新マップで新たな戦いが始まる!
さらに追加された新要素として、2つのダンジョンの追加がある。ひとつは以前「マグ族」の村として紹介した地域に新設された種族別ダンジョン。もうひとつは一定以上の高レベルキャラクタが挑戦できる「無限大戦」といわれるインスタントゾーンだ。これらは現存のMMORPGでいうダンジョンとは少し毛色が違っていて、楽しみ甲斐のあるものになっている。
このダンジョンは「マグ族」と呼ばれるNPC種族が治める地域にあるダンジョンで、通常の状態では入れない。ダンジョンに入るためには、「マグ族」が治めるこの地域にいるボスモンスターを倒して、占領しなければならない。占領に成功するとダンジョンに侵入できるだけでなく、友好的になった「マグ族」のNPCから装備品や消耗品などのアイテムを買うことも可能になり、地域を自由に動きまわれる。
「マグ族」の占領は自分でしなければならないというものではなく、自分と同じ連合のプレーヤーが協力して成功すればいいようだ。この占領状態はサーバーがダウンするまで続くが、メンテナンス後などは再度占領されるまでは「マグ族」は敵対種族になるという。
・無限大戦 このダンジョンは深層を目指すというタイプのダンジョンではなく、課題をクリアして先のステージに進むミニゲームのようなイメージが近い。 「無限大戦」には、2人以上のパーティーで挑戦できる。ゾーンに入ると、出現した敵を決められた時間内に倒す。すると次のステージに進み、また新たな敵と制限時間が与えられる。ステージが進むと、敵が強くなったり複数出現するなどして難度が上がっていく。最終的に到達できたステージによって、様々な報酬が貰えるようだ。
また第2次CBTで実装されるかは未定だが、この到達したステージをゲーム内にランキングとして記録されることも検討されている。「無限大戦」で上位にランキングされることが、プレーヤーのひとつのステータスとなるかもしれない。
■ 最高神の力を体感できる光臨システム 「homage」のプレーヤーの最終目的は、究極であり絶対的存在である「最高神」を目指すというものになる。この「最高神」の座には、各サーバーの種族ごとにひとりのプレーヤーが就くようだ。「最高神」になると、味方や敵対する種族全体に影響を及ぼす力を行使できたりといった、「最高神」でしか扱えない特殊な力が与えられる方向で検討されている。 その「最高神」の力のほんの一部を誰でも体験できるのが、「光臨システム」と呼ばれるもので、今回の第2次クローズドβテストで実装される予定だ。「光臨システム」とは、神の力を借りて一定時間強くなれるスキルで、レベル15、30、45でそれぞれ習得できる。プレーヤーがこのスキルを使うと、キャラクタの背後に神の姿がエフェクトとして浮かび上がり、一定時間、攻撃力や防御力が大幅に強化される。高レベルなものほど浮かび上がる神の姿がはっきり見えるようになり、力も強くなっていく。この力を自在に操る「最高神」とは、どれほど強力な存在なのかが想像できるはずだ。
さらに「最高神」を超えた「最高神」の位も構想に含まれていて、これは種族の各「最高神」の頂点に立った者が就ける存在らしい。いずれは「最高神」同士の壮絶な争いが見られる日が来るのかもしれない。
■ プレーヤーのことを考えて生まれ変わっていく「homage」 大幅な変更を加えつつ、試行錯誤を繰り返している状態ではあるが、第1次CBTに比べて格段に進化した「homage」。ユーザーから寄せられた意見を積極的に取り入れ、採用していることにも好感が持てる。
今回のプレイのためにロックワークスに伺わせていただいた際にも、筆者の何気ない一言にも「開発に伝えておきます」と答えてくれたりして、少しでも面白いものにと、前向きに考えてくれる姿がとても印象的だった。今回の第2次CBTでもプレーヤーの意見を積極的に取り入れていく方針は変わらないはずなので、参加できる人はプレイして、ぜひ感想や意見を送ってみて欲しい。
□ロックワークスのホームページ (2008年12月17日) [Reported by 徳弘径]
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