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EAJ、PS3/Xbox 360「ミラーズエッジ」発売記念イベント
加藤夏希さんが“Faith”のコスプレ姿でデモとトークを実施

開催日:12月10日
会場:渋谷・WOMB

【ミラーズエッジ】
12月11日 発売(PS3/Xbox 360)
2009年1月27日 発売(PC)

価格: 7,329円(PS3/Xbox 360版) / オープンプライス (PC版)

CEROレーティング:C (15歳以上対象)

 エレクトロニック・アーツは、12月10日、PS3/Xbox 360「ミラーズエッジ」の発売記念プレスイベントを、東京・渋谷にて開催した。

 12月11日に発売される「ミラーズエッジ」は、EA DICEスタジオが開発した、一人称視点のアクションゲーム。アクロバティックな体術を駆使してビルの屋上など複雑な都市環境を縦横無尽に駆けめぐるスポーツ、“パルクール”をモチーフとしており、移動術そのものがゲームのコンセプトを成すという挑戦的な作品だ。

 海外ではそのオリジナリティの高さが評価され、10月にドイツ・ライプツィヒで開催されたGC Developer's Conferenceでは、Best Xbox Game賞を、米国で7月に開催されたE3 2008ではBest Original Game賞を受賞している。

 イベント会場となったクラブ“WOMB”は、コンクリート打ちっ放しの無機質な壁面に、赤や緑の原色で塗られた柱やドアがアクセント的に配置されているという内装で、「ミラーズエッジ」の映像に登場する建築物のような雰囲気だ。会場には、作中のヒロイン“Faith”に扮した女優の加藤夏希さんも登場し、発売直前となった本作の紹介が行なわれた。


■ 「バトルフィールド」チームが手がけた、全く新しいコンセプトのゲーム「ミラーズエッジ」

タイトルの紹介を行なう、プロダクトマネージャーの中嶋三恵子氏
ビルの屋上のような複雑な都市環境を縦横無尽に移動するのが本作のゲームコンセプトだ
無機質で清潔感のある都市風景に、ゲーム上重要な意味を持つ部分が原色で描かれ、印象的な絵になっている
 いよいよ発売されるアクションゲーム「ミラーズエッジ」は、これまでにないアクション体験を追求して生まれた作品だ。会場では、エレクトロニック・アーツで本作のプロダクトマネージャーを務める中嶋三恵子氏による作品紹介が行なわれ、本作の特徴が詳しく紹介された。

 まず、中嶋氏は、本作の特徴として「一人称視点を採用していながら、シューティングゲームではない」ことを挙げた。本作の制作を担当したDICEの開発チームは、元々は対戦型FPSの定番タイトルである「Battlefield」シリーズを担当していたチームだ。そのチームが経験を生かしつつ、全く新しいコンセプトのゲーム作りに取り組もうとしたというのが、本作の開発が始まった経緯だという。

 結果的に本作「ミラーズエッジ」は、一人称視点というFPSの画面要素を受け継ぎつつ、パルクールの体術を駆使して都市環境を駆けめぐるという、他に例を見ないゲームになった。アクションの内容だけを見れば、三人称視点のアクションゲーム「プリンス・オブ・ペルシャ」に通ずる色合いを帯びているが、動きは遙かにリアル寄りで、運動能力が人間の限界を大きく超えることはない。そして、走り、跳び、回転するといったアクションを、あくまで主観カメラで見せることに集中した結果、本作はこれまでにない体験ができる作品に仕上がっている。

 中嶋氏は、本作のアートスタイルについても言及した。まず本作でプレーヤーそのものとなるヒロインの“Faith”は、一人称視点のゲームの主人公としては非常にキャラクタ性が強い存在だ。ストーリーがらみの台詞が多いこともあるが、それ以上に、プレーヤーがおこなう動作毎に、細かなしぐさ、生々しい反応を見せ、人間くささをプレーヤーに伝える。それだけに、ノンストップの華麗なランニングが決まれば深い爽快感を得られるという。

 その“Faith”を取り巻く環境についても、中嶋氏は、「スクリーンショットを1枚見ただけで、だれもが『ミラーズエッジ』だとわかります。また、一人称視点でハイスピードな展開のゲームなので、プレーヤーが一瞬でどこに何があるかがわかるように、画面から余計な情報を全て取り払い、ステージはハッキリとした色遣いで構成されています」と、個性的なアートスタイルがゲーム性にも深く影響していることを語った。

 ちなみに本作の世界設定には「東西の融合」というテーマが流れているという。巨大で清潔で、どこか無機質な都市のデザインは、中嶋氏によると、ドバイ、シンガポール、東京といった大都市がモデルになっており、その全ての雰囲気が同居するように作られているという。同様に、ヒロイン“Faith”も、東洋と西洋の融合という感じでデザインされたとのことだ。

本作は、危険で複雑なステージをどのように踏破するかを考え、それを上手に実行することでカタルシスを得ることに特化した作品である。戦闘もあるが、それはアクロバティックな移動術を盛り上げる演出の一種という風に扱われている。こういった割り切りが非常にチャレンジングであるが、それだけに、他にない体験を楽しめるゲームとなっている


■ “Faith”に扮した加藤夏希さんによるフリートーク
 「“Faith”みたいな女性って魅力的ですよね」

“Faith”の姿で登場した加藤夏希さん。作中で描かれるキャラクタ性も非常に気に入ったようだ
真剣な面持ちでデモプレイ。失敗もあったが、上手にプレイできたシーンではとても嬉しそうだった
家に帰って直ぐにやりたい、というほどハマったという加藤さん。ここだけの“Faith”ファッションも絵になっている
 中嶋氏によるゲームの紹介に続き、ステージにはスペシャルゲストの加藤夏希さんが登場。作中のヒロイン“Faith”風の衣装に扮して現れた加藤さんは、女優として多数のTVドラマ出演するだけでなく、ファッション界でもトップモデルとして活躍中のファッショニスタ。そのクールで自由奔放なムードは、作中で描かれる“Faith”の姿にどこか似ている。

 その加藤さんは、ゲーム・アニメなどサブカルチャーにも通じているとのことで、今回は発売直前の「ミラーズエッジ」を実際にプレイしてきたとのことだ。「今日この仕事が終わったら、まっすぐ帰ってすぐやりたいと思うくらい、かなりハマってます。色彩がとてもきれいで、しかも、あれ、ここは東京かな? と思えるような風景があったりして、とても楽しいです」と、興奮気味に感想を述べる加藤さん。ゲームの印象は抜群だった模様だ。

 作中のアクロバティックな動きとゲーム展開についても、加藤さんは「1人称視点なので、本当に自分がビルとビルの間を跳んでいるんじゃないかというくらい臨場感があって、リアルで楽しいです。あと、1人称視点のゲームって男性が主人公であることが多いですけど、このゲームは女性が主人公なのでやりやすく感じました。思わず感情移入しちゃいますよね」と、かなり楽しめたようだ。

 加藤さんは、作中のヒロイン“Faith”の存在もかなり気に入っているようだ。「“Faith”みたいな女性って魅力的ですよね。普通にプレイしていると“Faith”の姿を外から見ることはほとんどないんですが、少しずつ見える自分の、“Faith”姿を見ると、凄く凜としていて、プレイしている自分も強くなったような、元気づけられるようなキャラクタなんです」と、“Faith”のキャラクタ性を高く評価した。

 デモプレイでは、“Faith”に扮した加藤さんが実際に最初のステージをプレイして見せた。かなり真剣にプレイする様子は緊張気味だ。序盤、簡単なジャンプで越えていくシーンで何度かミスをしてしまったものの、徐々に調子を取り戻してきたようで、ステージの山場にあたる大ジャンプからパイプに掴まるシーンも上手にクリア。うまいプレイができるたびに嬉しそうな笑顔を見せていたのが印象的だった。


 本作「ミラーズエッジ」は、プレイステーション 3及びXbox 360版が12月11日に発売予定だ。両プラットフォームにおいて既に体験版が配信されているので、本作のアピールポイントである斬新なアクションを是非一度試してみて欲しい。また、今回PC版の発売予定が明らかにされた。PC版は2009年1月17日の発売が予定されており、PS3/Xbox 360版と同じく日本語吹き替えを含めた完全日本語版となっている。

 なお、エレクトロニック・アーツでは、本作の発売に合わせて一風変わったキャンペーン「フェイス ヲ サガセ」を実施中だ。12月2日より12月19日までの期間中、渋谷のどこかに“Faith”の巨大POPが出現。この場所を見つけてキャンペーン特設サイト内の質問に答えると、抽選で賞品が当たるというものだ。

 賞品はプレイステーション 3本体、Xbox 360本体、K・SWISSフリーランニングシューズ“ARIAKE”が各2名。渋谷の街に出現した“Faith”を見つけたら是非応募してみてほしい。

 とはいえノーヒントではあまりに難しいので、参考となる写真を下にご紹介しておこう。渋谷の街を歩き慣れた人ならばすぐに、これがどこなのかわかるかもしれない。

【フェイス ヲ サガセ】
ここは一体どこでしょう?

【スクリーンショット】
PS3/Xbox 360版「ミラーズエッジ」は、12月11日に発売される。またPC版も1月17日に発売される予定となっている


(C) 2008 EA Digital Illusions CE AB. Mirror’s Edge and the DICE logo are trademarks or registered trademarks of EA Digital Illusions CE AB. All Rights Reserved. EA and the EA logo are trademarks or registered trademarks of Electronic Arts Inc. in the U.S. and/or other countries. All other trademarks are the property of their respective owners.

□エレクトロニック・アーツのホームページ
http://www.eajapan.co.jp/
□「ミラーズエッジ」のページ
http://mirrorsedge.jp/
□「ミラーズエッジ発売記念プレゼントキャンペーン」のページ
http://mirrorsedge.jp/campaign.html
□関連情報
【12月3日】EA、PS3/Xbox 360「ミラーズエッジ」
ゲーム機本体やシューズが当たるプレゼントキャンペーンを実施
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20081121/mirror.htm
【11月21日】EA、PS3/Xbox 360「ミラーズエッジ」
ストーリーモードの一部を遊べる体験版を配信
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20081121/mirror.htm
【10月10日】エレクトロニック・アーツブースレポートその1
「Mirror's Edge」、「NFS: Undercover」ほか、
期待の新作ゲーム多数がプレイアブル展示
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20081010/ea.htm
【8月18日】EA Asia、シンガポールにて「Mirror's Edge」体験イベントを開催
Tom Farrer氏が魅せる独創的なフリースタイルアクション
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080818/eaa_me.htm
【7月15日】E3 Media & Business Summit 2008
EAプレスカンファレンス・レポート
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080715/ea.htm
【7月15日】EA Press Conenceレポートその2
動物たちを見守る「Sim ANIMALES」、現実の試合が影響する「NBA LIVE 09」、
空を“走る”「Mirror's Edge」など各タイトルを紹介
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080715/eapr2.htm
【3月10日】EAが放つ新世代FPS「Mirror's Edge」、「Dead Space」プレビュー
キャラクタインタラクションに革命を起こす「Mirror's Edge」
無重力空間下の極限の恐怖を描いた「Dead Space」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080310/eaa_03.htm

(2008年12月11日)

[Reported by 佐藤カフジ]



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