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会場:カナダ大使館 オスカー・ピーターソン シアター
【プリンス・オブ・ペルシャ】 価格:各7,329円
CEROレーティング:B (12歳以上対象)
「プリンス・オブ・ペルシャ」の発売日はXbox 360版が12月18日、PS3版が2009年1月22日。価格は各7,329円でCEROレーティングはB (12歳以上対象)。
■ UBISoftブランドの新フラグシップタイトル「プリンス・オブ・ペルシャ」
イベントの冒頭で挨拶を行なった、カナダ大使館 商務/ハイテク産業部門統括 キャサリン・ドノヒュー参事官は、「カナダ国内には450以上のゲーム企業があり、その中でも、『プリンス・オブ・ペルシャ』を開発したUBI Soft モントリオールスタジオは、ケベック州に拠点を置き、1,600人以上の開発スタッフを抱える世界第2位のゲーム開発企業です。そのスタジオが今年最も力を入れて開発した作品をご紹介できることを嬉しく思います」と述べた。 続いてユービーアイソフト株式会社の代表取締役社長、スティーヴ・ミラー氏が登壇し、「我が社の目標は、UBISoftのブランドを通して、驚きと感動を与えることです。その中で今年の目玉は、新しい冒険が繰り広げられる『プリンス・オブ・ペルシャ』です。日本での発売を私も非常に楽しみにしております」と述べ、本作「プリンスオブペルシャ」が、UBISoftブランドにおける「ゴーストリコン」シリーズや「アサシンズ・クリード」に続くフラグシップタイトルであることを強調し、日本市場での成功に自信を伺わせた。 本作「プリンス・オブ・ペルシャ」は、弊誌でも折りについてお伝えしたように、シリーズの伝統を受け継ぐアクロバティックなアクションを軸とした、ストーリー重視のアクションアドベンチャーゲームに仕上がっている。その中でストーリーとゲームプレイの中心を成すのが、2人のキャラクタ、“プリンス”と“エリカ”だ。野性味溢れる“プリンス”は、シャーマン的な能力を伺わせるミステリアスな女性“エリカ”と協力し合い、穢れに冒された世界を浄化するため二人三脚の戦いを繰り広げていく。 メインキャラクタがこの2人だけという本作では、ゲーム中のあらゆる場面で展開する2人のやりとりがドラマを作っていくという構成になる。したがって、この“プリンス”と“エリカ”の演技がゲームのクオリティを大きく左右するわけだ。ユービーアイソフトではそのために、“プリンス”役として声優の浪川大輔さんを、“エリカ”役として女優の成海璃子さんを起用した。 “プリンス”を担当した浪川大輔さんは多数の映画吹き替えやアニメ作品などの経験が豊富なことで知られているほか、最近ではテレビCMなどにも活躍の場を広げており、まさに今をときめく勢いのある声優だ。本作での演技にあたっては、“プリンス”の野性味を際だたせる、渋く野性的な声を当てている。
また、エリカ”を担当した成海璃子さんは、映画、TVドラマ、TVCMなどで幅広く活躍中の若手女優で、ゲーム声優には本作で初挑戦だという。“エリカ”のキャラクタ性を重んじた結果、ややぶっきらぼうで落ち着きのある声の演技が印象的だ。会場では、この演技について、「プリンス・オブ・ペルシャ」の開発プロデューサーであるUBISoftモントリオールスタジオのベン・マッテス氏より、「エリカの本質を捉えた、完璧な、素晴らしい演技」との賛辞を贈られていることが映像で紹介された。
■ 作中のヒーローとヒロインを熱演した2人の感想は?
実際に声を担当してみての感想を求められた浪川さんは、「本当に今回は、セリフの量が普通のゲームより多いんじゃないかというくらいありまして、さらに今回は海外製のゲームということで、先に英語音声を聞いてから日本語で演技するという形でやっていたんですけれども、反射神経と集中力が必要でした。しかも長い時間、1日8時間はかかりきりで、ヘトヘトでしたね、本当に大変でした。でもそれだけに、充実した時間を過ごせて良かったですね」と、やはり大変な苦労があったよう。 「映画の吹き替えと比べてどうでしたか?」という質問には、「ゲームの場合は1人づつ収録するんですけれども、相手の声が聞こえない不安感もありますし、ひとりでずうっとブースに入っているわけにもいきませんから大変でした。今回の演技としては、映画とアニメの中間くらいの感覚でやらせていただきました」と浪川さんのコメント。
作中、野性味のある好漢として描かれる“プリンス”については、浪川さんも「プリンスというにはワイルドすぎますよね」という印象を受けたようだ。その浪川さんは「“プリンス”と自分の似ているところは?」と問われ、「全部が全部似てるとは思わないですけれども、軽薄な部分はちょっと似てますね(笑)。誰にでも気軽に声を掛けるというか。でも、あそこまで強引にはいけないかな、というところは似てませんね」と、気さくな性格を見せてくれた。 ミステリアスで強い女性である“エリカ”を演じた成海さんは、演技で心がけた点について、「特に自分自身と比較というのはしていなかったんですけれど、とにかく芯が強い、というところを表現したかったし、声だけの芝居なので、とにかく一言一言の声を大事に、考えながら演じました」と語った。 そして話題は作中のテーマである“ラブストーリー”的な展開について飛び火していく。マーケティングマネージャーの辻氏によれば、「直接的に愛を語るというわけではないのですが、会話の中、その節々で微妙に絡み合っていくような描かれ方をしています」というのが本作の作風。演出意図としては、“プリンス”が“エリカ”に恋をするのではなく、プレーヤーが“エリカ”に恋をしてしまうような形に仕上がっているという。
この後に行なわれた実機を使ってのデモプレイでは、浪川さんが実際にコントローラを持ってプレイを披露。浪川さんはゲーム好きで知られているとのことで、本作「プリンス・オブ・ペルシャ」もある程度プレイ済みだという。手慣れた操作で壁走りや鉄棒ジャンプを繰り出し、ボスキャラクタも見事撃破。戦闘を終えると今度は成海さんがコントローラーを持ち、エリカがステージを“浄化”するシーンをプレイした。それぞれのキャラクタを実際に担当した声優がプレイするという貴重なデモプレイだ。 最後に、浪川さん、成海さんからのファンへのメッセージをお伝えしよう。 “プリンス”役を務めた浪川大輔さん: 「『プリンス・オブ・ペルシャ』というのは、映像のほうも素晴らしいものになっていますし、今回何よりも、プリンスとエリカの会話が非常に楽しめるものになっていると思います。いろんな背景やテーマがあって盛りだくさんの内容になっていると思います。結末はまだ言えませんけれども、『どうなるのかっ?!』という感じになっておりますので、楽しみにプレイしていただければなと思います。どうもありがとうございました」。 "エリカ"役を務めた成海璃子さん: 「キャラクターが魅力的で、映像が美しい作品だと思います。私も一所懸命やりましたので、是非エリカを見てください。楽しんでいただけたら嬉しいです」。
Xbox 360版「プリンス・オブ・ペルシャ」は12月18日に発売される。UBISoftがそのフラグシップタイトルとして注力した作品であるだけに、映像、アクション、ストーリーともに期待が膨らむ。発売を楽しみに待ちたい。また、プレイステーション 3版は来年2009年1月22日の発売が予定されているので、プレイステーション 3ユーザーの方はその日を待っていただきたい。
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□ユービーアイソフトのホームページ (2008年12月9日) [Reported by 佐藤カフジ]
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