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会場:品川・クラブeX
PS3「WWE2009 SmackDown vs Raw」は、米国のプロレス団体「WWE (World Wrestling Entertainment)」公認のプロレスゲームシリーズ最新作。WWEが放映するテレビ番組「SmackDown」、「Raw」、「ECW」に所属するレスラーたちがリアルなグラフィックスで登場し、リング上で激しい戦いを繰り広げる。入場シーンに代表されるハリウッド映画ばりの演出、各選手たちの魅力や特徴が忠実に再現されている。予定価格は7,140円。開発元は株式会社ユークス。 イベントに先立って行なわれたWWE記者発表会には、THQジャパン代表取締役の塩谷クリストファ真人氏が出席。「本作はWWEのスーパースターたちを忠実に再現。Smackdown、Raw、ECWのスーパースターが総登場し、今回来日されているMR. KENNEDYお得意のマイクパフォーマンスも再現されています。シリーズを重ねた今作ならではの特徴として、オンラインで協力プレイのタッグチームができます。また、今回HHH、クリス・ジェリコ、バティスタなど6人のスーパースターのなかからひとりを選んでWWE最高峰であるレッスルマニア出場を目指す『ロード トゥ レッスルマニア』というストーリーモードがあります。また、ゲーム中の試合を記録・編集しオンラインで他ユーザーに公開できる『ハイライトリーグ』を搭載しました。オリジナルのスーパースターが作れる多彩なエディット機能もパワーアップしています」と本作の特徴を説明。
また「ゲームディスク内にはファン注目の特典映像が収録されています。3月に開催された『レッスルマニア24』世界ヘビー級王座戦を丸ごとフルHDクオリティで収録しております。これはPS3がブルーレイディスクを標準搭載しているからこそ実現した企画で、フルHDクオリティのWWEが見られるのはゲームソフト『WWE2009 SmackDown vs Raw』だけです」とコメント。同社は今後ともWWEフランチャイズを強力に推し進めていくといい、『WWE2009 SmackDown vs Raw』の続編が既に決定しているほか「正式発表ではない」と前置きしつつ「誰もが知っているWWEの新旧スーパースターたちが勢ぞろいする新作」を現在開発中であることを明らかにした。
「WWEスペシャルリングサイド2008 with MR. KENNEDY」は、2008年を締めくくる特別イベント。タイトルにあるとおり、ゲストにスーパースター「MR. KENNEDY」を迎え、トークショーや豪華賞品がもらえる入場曲イントロクイズ、コスプレ大会、ベストバウトVTRやスペシャルムービーの上映など、さまざまな企画が用意されていた。 MR. KENNEDY登場時は、マイクが上から降りてくる仕掛けをきちんと再現。サービス精神旺盛なMR. KENNEDYは、随所でコミカルな動きを披露。プレゼントコーナーで用意された、MR. KENNEDYのサイン入り“ジョン・シナ”グッズを手渡すシーンでは、ひとつひとつ「これはMR. KENNEDYのサイン入り“ジョン・シナ”ポスター……」と強調したり、MCが繰り返す「MR. KENNEDYさんは……」の「は」という日本語の接続詞に反応して「ミスターケネディサン“ワ”」とイントネーションを完璧に再現したりと、ファンはやんやの大喝采。 2009年7月8~9日に開催が決定した日本公演「WWE SmackDown LIVE」について「対戦カードの希望?……シングルもいいけど、なんならタッグでも構わないよ?」というMR. KENNEDYに対して「じゃぁゲームでシミュレーションしてみましょうか」というMC一同。ここで開発元のユークスから開発メンバー4人がステージに登場し、ファンと本人が見守るなか「MR. KENNEDY、ショーン・マイケルズ VS. アンダーテイカー、バティスタ」戦が行なわれた。 入場シーンのリアルさに、思わずどよめく客席。試合は、タッグパートナーのショーンが相手チームにつかまる展開に。なぜかタッチしようとしないMR. KENNEDYを操作するユークスメンバーに「おい! 俺のイメージが悪くなっちゃうだろ!」とコメントして笑いを取るMR. KENNEDYご本人。ロープにホイップして返ってきたところにレッグシザース→リング内に侵入したタッグパートナーが左右のロープに飛んでダウンした相手にジャンピングエルボー、ホイップした先のトップロープをタッグパートナーがずり下ろしてリング外に転落させるなど「これ本当に人が操作してんの!?」という強烈な連係プレーが随所で披露される。 これには「うわ、あんなこともできちゃうんだ!」と客席のファンも一様に驚いた様子。かくいう筆者も「あれだけきれいにタッグプレーが決められたら、そりゃ友だちやゲーム仲間に『今の見た!? 俺の試合どうよ!?』と自慢したくなるわなぁ。協力プレイや録画・編集機能が充実するわけだ」と思わず納得。試合はアンダーテイカーのツームストン・パイルドライバーやツープラトンのチョークスラムであわやピンフォールかと思われた刹那、MR. KENNEDY(正確にはそれを操作しているユークスメンバー)がカットし、大逆転に成功。大喜びのMR. KENNEDY(本人)は、操作していたユークスメンバーとガッチリ握手。対戦相手とは握手するフリをしてスカす(もちろん直後に大笑いしつつ握手)など、細かいネタをはさむことも忘れない。
この他にも、日本版がご本人の誕生日(3月6日)に発売されるという主演映画「エネミー・ライン3~激闘コロンビア~」の撮影裏話など、ファンにはたまらない企画が目白押し。イベントは、終了予定時刻を30分近くオーバーするなど、文字どおり大盛り上がりのうちに終了した。
■ スーパースター「MR. KENNEDY」ミニインタビュー
―― MR. KENNEDYはコアなゲームファンとうかがっています。最初にプレイしたゲームは覚えておられますか? MR. KENNEDY たぶん……最初にやったのは「スペース・インベーダー」と「ポン」でしょうか。 ―― 「インベーダー」と「ポン」!? 本当にビデオゲーム黎明期からプレイされているんですね! 日本ではオールドゲーマーと呼ばれる部類というか“コア中のコア”ですねぇ。 MR. KENNEDY 自分はすべてのジャンルが好きです。ある特定の、という感じではなく、色々遊びます。 ―― ビデオゲームだけではなく、ボードゲームなども? MR. KENNEDY いや、ボードゲームはやりません。PCゲーム。「ウォークラフト」とか…… ―― 「ウォークラフト」!? WWEのツアーは日本のファンも心配するほど過酷だといわれますが、そのなかでプレイされる時間をどのように作っているんですか? MR. KENNEDY ご承知のとおり、ツアー中は時間がなくて集中的にやる時間はありません。でもPSPやDSは持っていますし、ホテルでオンラインゲームをしたり。移動時間も使えますし。ただ、本当に……やるときとやらないときは極端にわかれますね。 ―― 日本では、芸能人やプロスポーツ選手などがゲームに夢中になっているとマネージャーから怒られたりすることがあります。MR. KENNEDYもそんなふうに怒られたりします? MR. KENNEDY 怒られる? わからないなぁ。なんでですか?
MR. KENNEDY バカげてる! 自分には絶対無理(笑)。ただ、職場のなかでは禁じられていて。以前は待ち時間中にPSPやDSで対戦することもあったんですが、今はダメ。仕事にきている以上、集中しないといけないから。 ―― つらそうですね。 MR. KENNEDY それはないです。仕事にのぞむときは忙しいし、そういう時間もありません。 ―― 今、一番好きなジャンルはなんですか? MR. KENNEDY ホラー・サバイバルかな。「Dead Space」、「Left 4 Dead」とか……。 ―― 最新作の名前が即座に出てくるあたり、本物ですね(汗)。「WWE2009 SmackDown vs Raw」は、もうプレイされましたか? MR. KENNEDY はい。もう遊んでます。 ―― プレイするのは、自分自身? MR. KENNEDY もちろん! あんまり上手じゃないけど(笑)。ゲームをしていて唯一いいところは、相手の技を受けても痛くないところ。そしてボッコボコにできちゃうこと。
MR. KENNEDY ……えーと(笑) 今、同じ仲間の「シェルトン・ベンジャミン」、「ブライアン・ケンドリック」、「コディ・ローデス」、「コフィー・キングストン」とかも結構ゲーム好きなんですが、なかなか余裕がなくて一緒にやる時間はないですね。 ―― ゲーム内の自分自身を見て「もっとこうして欲しい」などと思うことはありますか? MR. KENNEDY まったく問題ないと思います。というのも、毎年シリーズを重ねるごとに良くなっているから。キャラクタが自分と同じ動きをして、まさに“ゲームのなかに自分がいる”感じがします。 ―― 前回のイベントで来日されたスーパースターの方々にも同じ質問をしたんですが、自分で自分のキャラクタを操作するって、どんな気持ちなんでしょう? MR. KENNEDY 本当にシュール、非現実的。クールな感じですね。他のゲームでも、もし自分のキャラクタが作れるものがあれば、誰かを演じるというよりも“自分のキャラを作っていくタイプタ”だったので。THQのゲームは、既に自分のキャラクタが作られているっていうことは、凄く感慨深いし、うれしいです。THQさんは、内容も素晴らしいし、どんどん良くなってくれている。本当に誇りに思います。 ―― 最後に、このゲームをプレイされるファンの人にメッセージをお願いいたします。 MR. KENNEDY オススメは「インファナル・マッチ」と「タッグチーム」の協力プレイ。ぜひ自分をプレイして、すべてのチャンピオンシップを取ってください。あと、シリーズを重ねるごとにどんどんクオリティが向上していることに注目してください。 ―― 本日はお忙しいところ、本当にありがとうございました。
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□THQジャパンのホームページ (2008年12月8日) [Reported by 豊臣和孝/船津稔]
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