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THQジャパン、WWEファンイベントで華麗なタッグマッチを披露
PS3「WWE2009 SmackDown vs Raw」
スーパースター「MR. KENNEDY」ミニインビュー付!

12月6日 発売

会場:品川・クラブeX

塩谷クリストファ真人氏
 THQジャパン株式会社は、2009年1月22日発売予定のプレイステーション 3用WWEアクション「WWE2009 SmackDown vs Raw」を、WWE Japan主催のファンイベント「WWEスペシャルリングサイド2008 with MR. KENNEDY」にプレイアブル出展した。

 PS3「WWE2009 SmackDown vs Raw」は、米国のプロレス団体「WWE (World Wrestling Entertainment)」公認のプロレスゲームシリーズ最新作。WWEが放映するテレビ番組「SmackDown」、「Raw」、「ECW」に所属するレスラーたちがリアルなグラフィックスで登場し、リング上で激しい戦いを繰り広げる。入場シーンに代表されるハリウッド映画ばりの演出、各選手たちの魅力や特徴が忠実に再現されている。予定価格は7,140円。開発元は株式会社ユークス。

 イベントに先立って行なわれたWWE記者発表会には、THQジャパン代表取締役の塩谷クリストファ真人氏が出席。「本作はWWEのスーパースターたちを忠実に再現。Smackdown、Raw、ECWのスーパースターが総登場し、今回来日されているMR. KENNEDYお得意のマイクパフォーマンスも再現されています。シリーズを重ねた今作ならではの特徴として、オンラインで協力プレイのタッグチームができます。また、今回HHH、クリス・ジェリコ、バティスタなど6人のスーパースターのなかからひとりを選んでWWE最高峰であるレッスルマニア出場を目指す『ロード トゥ レッスルマニア』というストーリーモードがあります。また、ゲーム中の試合を記録・編集しオンラインで他ユーザーに公開できる『ハイライトリーグ』を搭載しました。オリジナルのスーパースターが作れる多彩なエディット機能もパワーアップしています」と本作の特徴を説明。

 また「ゲームディスク内にはファン注目の特典映像が収録されています。3月に開催された『レッスルマニア24』世界ヘビー級王座戦を丸ごとフルHDクオリティで収録しております。これはPS3がブルーレイディスクを標準搭載しているからこそ実現した企画で、フルHDクオリティのWWEが見られるのはゲームソフト『WWE2009 SmackDown vs Raw』だけです」とコメント。同社は今後ともWWEフランチャイズを強力に推し進めていくといい、『WWE2009 SmackDown vs Raw』の続編が既に決定しているほか「正式発表ではない」と前置きしつつ「誰もが知っているWWEの新旧スーパースターたちが勢ぞろいする新作」を現在開発中であることを明らかにした。

【エド・ウェルズ氏】【今野義範氏】【日置貴之氏】
WWEジャパン代表。まもなく創立1周年を迎えるというWWEジャパン。2009年は「本日登壇している各社や皆様とともに飛躍の年にしたい」といい、2009年7月8~9日に日本公演「WWE SmackDown LIVE」を開催すると発表。チケット予約はファンクラブ会員がモバイルサイトで12月7日より受付中。一般販売は2009年1月予定 株式会社ジェイ・スポーツ・ブロードキャスティング 編成・渉外本部 副本部長。WWEとは10年以上の付き合いで、現在は週4番組を放映中。今後は本国放送とのタイムラグを縮める放送スケジュールの編成に務めるという スポーツマーケティングジャパン株式会社COO。WWE日本語WEB公式サイト、モバイルWEBサイトを手がける。今後は640×480ドットの動画配信とファン向けのSNS機能を新たに追加するとしている


【渡辺菜々さん】【白木哲也氏】【KENGO氏】
20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン株式会社 マーケティング本部 ニュー・リリース主任。2009年3月6日にMR. KENNEDY主演「エネミー・ライン3~激闘コロンビア~<特別編>」を発売。価格は3,990円。WWEスタジオと映画制作で提携。今後はシュワルツェネガー、スタローン、セガールらを超える次世代アクションスターを輩出したいという 株式会社ソニー・ミュージックジャパン インターナショナル 第1企画制作グループ マーケティング1部 部長。先日、WWEスーパースターの入場曲が収録されたコンピレーションCD「WW THE MUSIC vol.8」をリリース。価格は2,520円。日本盤のみボーナス・トラックを収録。2009年も最新タイトルのリリースを予定しているという 株式会社イングラム スポーツマネージメント担当。かつて総合格闘技団体「パンクラス」でデビューした格闘家で、現在は引退しスポーツビジネス界で活躍中。日本におけるWWEブランドおよびキャラクタライセンス事業で契約を提携。グラフティアーティスト「KAZZROCK」氏が描いたアンダーテイカーのイラスト、韓国人のクレイ作家「金成財」氏が制作したHHHとMR. KENNEDYのフィギュアを披露。今後も斬新なアイテムや企画を提案していくとしている
【MR. KENNEDY】
入場曲「Turn Up The Trouble(Airbourne)」とともに颯爽と登場。「上からマイクをかざしてくれ」とKENGO氏に耳打ちして、おなじみのマイクパフォーマンスを展開。「(日本の印象は?)来日は2回目。他の選手たちも常に言っているが、僕も日本が大好き。日本のファンは、僕たちがやっていることを暖かい目と尊敬の眼差しで見守ってくれる。ツアーやプロモーションで訪れるのを、いつも凄く楽しみにしている。(WWEの魅力は?)アイスクリームのようなもの。色々な味があるし、誰もが好きな味がある点でも同じだと思う。2時間のRaw、SmackDown、ECWのなかに、誰もが引きつけられるようなポイントがある。アクション、エキサイトメント、ドラマ、キレイな女性も出てくる。みんなが色々な楽しみ方ができる番組だと思います。(日本のファンに向けて)まず、WWEの仲間たち、スーパースターとDIVAを代表として、みなさんに感謝していると申し上げたい。日本に来るのはいつも楽しみだし、来夏のツアーもしかり。初の主演映画が、日本では僕の誕生日に発売されることになったのも何かの縁。みなさんにお会いできる日を楽しみにしています。よろしくお願いします」

【スクリーンショット】

【PS3「WWE2009 SmackDown vs Raw」購入者特典】
会見では触れられなかったが、ソフト購入者には抽選で30名に「WWE2009オリジナルフィギュア(JAKKS Pacific製のオリジナル仕様HHHとショーン・マイケルズ / 上画像左)」が、抽選で50名に「WWE2009オリジナルクーラーバッグ(ロゴ入り・肩掛け用の紐つき / 上画像右)」がそれぞれプレゼントされる



 前回同様、THQジャパンは会場に2台の試遊台を出展。精密に再現されたスーパースターたちのディティールとリアルな動作はもちろん、入場シーンに至っては試遊台を発見して近づいてきたファンが「あれ、これゲーム画面だったの!?」と勘違いするほど。開場からイベントが始まるまでの極めて短い時間ではあったが、その圧倒的なクオリティを伝えることにはきちんと成功していたようだ。

 「WWEスペシャルリングサイド2008 with MR. KENNEDY」は、2008年を締めくくる特別イベント。タイトルにあるとおり、ゲストにスーパースター「MR. KENNEDY」を迎え、トークショーや豪華賞品がもらえる入場曲イントロクイズ、コスプレ大会、ベストバウトVTRやスペシャルムービーの上映など、さまざまな企画が用意されていた。

 MR. KENNEDY登場時は、マイクが上から降りてくる仕掛けをきちんと再現。サービス精神旺盛なMR. KENNEDYは、随所でコミカルな動きを披露。プレゼントコーナーで用意された、MR. KENNEDYのサイン入り“ジョン・シナ”グッズを手渡すシーンでは、ひとつひとつ「これはMR. KENNEDYのサイン入り“ジョン・シナ”ポスター……」と強調したり、MCが繰り返す「MR. KENNEDYさんは……」の「は」という日本語の接続詞に反応して「ミスターケネディサン“ワ”」とイントネーションを完璧に再現したりと、ファンはやんやの大喝采。

 2009年7月8~9日に開催が決定した日本公演「WWE SmackDown LIVE」について「対戦カードの希望?……シングルもいいけど、なんならタッグでも構わないよ?」というMR. KENNEDYに対して「じゃぁゲームでシミュレーションしてみましょうか」というMC一同。ここで開発元のユークスから開発メンバー4人がステージに登場し、ファンと本人が見守るなか「MR. KENNEDY、ショーン・マイケルズ VS. アンダーテイカー、バティスタ」戦が行なわれた。

 入場シーンのリアルさに、思わずどよめく客席。試合は、タッグパートナーのショーンが相手チームにつかまる展開に。なぜかタッチしようとしないMR. KENNEDYを操作するユークスメンバーに「おい! 俺のイメージが悪くなっちゃうだろ!」とコメントして笑いを取るMR. KENNEDYご本人。ロープにホイップして返ってきたところにレッグシザース→リング内に侵入したタッグパートナーが左右のロープに飛んでダウンした相手にジャンピングエルボー、ホイップした先のトップロープをタッグパートナーがずり下ろしてリング外に転落させるなど「これ本当に人が操作してんの!?」という強烈な連係プレーが随所で披露される。

 これには「うわ、あんなこともできちゃうんだ!」と客席のファンも一様に驚いた様子。かくいう筆者も「あれだけきれいにタッグプレーが決められたら、そりゃ友だちやゲーム仲間に『今の見た!? 俺の試合どうよ!?』と自慢したくなるわなぁ。協力プレイや録画・編集機能が充実するわけだ」と思わず納得。試合はアンダーテイカーのツームストン・パイルドライバーやツープラトンのチョークスラムであわやピンフォールかと思われた刹那、MR. KENNEDY(正確にはそれを操作しているユークスメンバー)がカットし、大逆転に成功。大喜びのMR. KENNEDY(本人)は、操作していたユークスメンバーとガッチリ握手。対戦相手とは握手するフリをしてスカす(もちろん直後に大笑いしつつ握手)など、細かいネタをはさむことも忘れない。

 この他にも、日本版がご本人の誕生日(3月6日)に発売されるという主演映画「エネミー・ライン3~激闘コロンビア~」の撮影裏話など、ファンにはたまらない企画が目白押し。イベントは、終了予定時刻を30分近くオーバーするなど、文字どおり大盛り上がりのうちに終了した。

イベントは、クイズ、コスプレコンテスト、トークショーなど盛りだくさんの内容。恒例となった感もある「レッスルマニア25」観戦モニターなどプレゼントも超豪華!



■ スーパースター「MR. KENNEDY」ミニインタビュー

 今回、WWEジャパンとTHQジャパンのはからいで、MR. KENNEDYの特別インタビューが実現。普段TVでしか見られないスーパースターを前にかなり緊張してしまったが、それを察してくれたのか「お、お会いできて光栄です」と内心ガッチガチの筆者に「こちらこそ!」とニッコリ笑い、リング上同様のサービス精神で丁寧にコメントしてくれた。

―― MR. KENNEDYはコアなゲームファンとうかがっています。最初にプレイしたゲームは覚えておられますか?

MR. KENNEDY たぶん……最初にやったのは「スペース・インベーダー」と「ポン」でしょうか。

―― 「インベーダー」と「ポン」!? 本当にビデオゲーム黎明期からプレイされているんですね! 日本ではオールドゲーマーと呼ばれる部類というか“コア中のコア”ですねぇ。

MR. KENNEDY 自分はすべてのジャンルが好きです。ある特定の、という感じではなく、色々遊びます。

―― ビデオゲームだけではなく、ボードゲームなども?

MR. KENNEDY いや、ボードゲームはやりません。PCゲーム。「ウォークラフト」とか……

―― 「ウォークラフト」!? WWEのツアーは日本のファンも心配するほど過酷だといわれますが、そのなかでプレイされる時間をどのように作っているんですか?

MR. KENNEDY ご承知のとおり、ツアー中は時間がなくて集中的にやる時間はありません。でもPSPやDSは持っていますし、ホテルでオンラインゲームをしたり。移動時間も使えますし。ただ、本当に……やるときとやらないときは極端にわかれますね。

―― 日本では、芸能人やプロスポーツ選手などがゲームに夢中になっているとマネージャーから怒られたりすることがあります。MR. KENNEDYもそんなふうに怒られたりします?

MR. KENNEDY 怒られる? わからないなぁ。なんでですか?

―― 日本では、いまだにゲームに夢中になることにいいイメージがないんですよ。ユーザーもしかりで、学校の先生とか色々……。

MR. KENNEDY バカげてる! 自分には絶対無理(笑)。ただ、職場のなかでは禁じられていて。以前は待ち時間中にPSPやDSで対戦することもあったんですが、今はダメ。仕事にきている以上、集中しないといけないから。

―― つらそうですね。

MR. KENNEDY それはないです。仕事にのぞむときは忙しいし、そういう時間もありません。

―― 今、一番好きなジャンルはなんですか?

MR. KENNEDY ホラー・サバイバルかな。「Dead Space」、「Left 4 Dead」とか……。

―― 最新作の名前が即座に出てくるあたり、本物ですね(汗)。「WWE2009 SmackDown vs Raw」は、もうプレイされましたか?

MR. KENNEDY はい。もう遊んでます。

―― プレイするのは、自分自身?

MR. KENNEDY もちろん! あんまり上手じゃないけど(笑)。ゲームをしていて唯一いいところは、相手の技を受けても痛くないところ。そしてボッコボコにできちゃうこと。

―― 同じレスラー仲間と対戦されることはありますか?(注:ここで通訳さんが“対戦”を普遍的に訳してくださったが、どうも流行などで使用した言い回しにセクシャルなイメージが付随するらしく、MR. KENNEDY他スタッフが大爆笑してしまう)

MR. KENNEDY ……えーと(笑) 今、同じ仲間の「シェルトン・ベンジャミン」、「ブライアン・ケンドリック」、「コディ・ローデス」、「コフィー・キングストン」とかも結構ゲーム好きなんですが、なかなか余裕がなくて一緒にやる時間はないですね。

―― ゲーム内の自分自身を見て「もっとこうして欲しい」などと思うことはありますか?

MR. KENNEDY まったく問題ないと思います。というのも、毎年シリーズを重ねるごとに良くなっているから。キャラクタが自分と同じ動きをして、まさに“ゲームのなかに自分がいる”感じがします。

―― 前回のイベントで来日されたスーパースターの方々にも同じ質問をしたんですが、自分で自分のキャラクタを操作するって、どんな気持ちなんでしょう?

MR. KENNEDY 本当にシュール、非現実的。クールな感じですね。他のゲームでも、もし自分のキャラクタが作れるものがあれば、誰かを演じるというよりも“自分のキャラを作っていくタイプタ”だったので。THQのゲームは、既に自分のキャラクタが作られているっていうことは、凄く感慨深いし、うれしいです。THQさんは、内容も素晴らしいし、どんどん良くなってくれている。本当に誇りに思います。

―― 最後に、このゲームをプレイされるファンの人にメッセージをお願いいたします。

MR. KENNEDY オススメは「インファナル・マッチ」と「タッグチーム」の協力プレイ。ぜひ自分をプレイして、すべてのチャンピオンシップを取ってください。あと、シリーズを重ねるごとにどんどんクオリティが向上していることに注目してください。

―― 本日はお忙しいところ、本当にありがとうございました。



根っからのゲーマーで、ゲームのやりすぎで奥様から怒られることもしばしばという。それにしても、よもやビデオゲーム黎明期からの筋金入りとは……。インベーダー世代のおっさんゲーマーのひとりとして、物凄い親近感が(一方的に、ですが)沸いてしまいました。来年の日本公演はプラカード持って「ケェェェネディィィィィィ」と精一杯応援したいと思います


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□THQジャパンのホームページ
http://www.thqgame.jp/
□WWE Japanのホームページ
http://wwe.co.jp/
□「WWE2009 SmackDown vs Raw」のページ
http://www.smackdownvsraw.jp/2009/
□関連情報
【10月8日】THQジャパン、PS3「WWE2009 SmackDown vs Raw」
公式リングサイドチェアが当たるキャンペーンを実施
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20081008/wwe.htm
【9月25日】THQジャパン、PS3「WWE2009 SmackDown vs Raw」
オリジナル必殺技を作る「Create A Finisher」モードを紹介
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080925/wwe.htm
【9月10日】THQジャパン、PS3「WWE2009 SmackDown vs Raw」
日本版トレイラームービーを公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080910/wwe.htm
【9月8日】THQジャパン、WWEファンイベントに試遊台を出展
PS3「WWE2009 SmackDown vs Raw」
DIVA「マリア」、「ビクトリア」のミニインビュー付!
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080908/thq.htm
【8月27日】THQジャパン、PS3「WWE2009 SmackDown vs Raw」
新ゲームモードなどを追加して今冬発売決定
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080827/wwe.htm

(2008年12月8日)

[Reported by 豊臣和孝/船津稔]



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