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■ 幅広い年齢層を狙ったライトユーザー向けタイトル「ホッピングロード」と「セニョール ニッポン!」
こういったタイトルは、爆発的なインカムは稼がないが、長期にわたってコツコツとインカムを稼ぐ、重要なタイトルといえる。また、導入費用も一般的な筐体ものタイトルよりは安めに設定されており、導入しやすさも考慮されている。 「ホッピングロード」は、世界初の「ホッピング」をゲーム化したもの。玩具企画では有名な株式会社ウィズとの共同開発タイトルで、ホッピングのようにハンドルを握り、足元に設置されたステップを使い、両端を踏み込むように“飛ぶ”ことでキャラクタが移動し、コースを全2周して順位を競う。コースは4種類。何回ジャンプしたかと、クリアタイムが表示される。
8種類のキャラクタが用意されており、キャラクタによって多少変化があるとのことだが、会場で試遊できたバージョンには実装されていなかった。コースには赤い宝石=ハッピージュエルが設置されており、これをどんどん集めていくことでスピードアップできる。また、ジャンプ台では飛距離が計測できたり、バンカーにはまるとすぐにジャンプできずにタイムロスといったコースの仕掛けも用意されている。このタイトルは、2人でプレイできる筐体を2セット用意すれば、4人での対戦までをサポートする。
ミニゲームはいずれも、ニッポンのシキタリ、ハラゲイ、ネマワシ、オヤクソクの数々がテーマとなっており、「どこか間違っているニッポン」が題材として取り上げられている。帯をぐるぐる回して芸者(?)を飛ばす距離を争ってみたり、虚無僧を道から外れないように誘導すると巻物ができあがってみたり、ちょっとシュールでくだらない内容がメインだ。ミニゲームは、1回のプレイで複数回同じゲームをプレイして、何回クリアできたかをチェックする。つまり一発勝負ものはないので、難易度は低めに抑えてある。
このゲームは1クレジットで3人までが同時に遊べるうえ、ライフを共有することで、誰かがミスをしても、ライフが1つでも残っていれば次のステージに進める。さらに、3人でプレイしているときに、「全員がノルマクリアできればライフが1増える」という太っ腹の設定になっているところが面白い。できれば3人で遊ぶことをお勧めしたいタイトルだ。
ほかには、丸型4人用クレーンゲーム筐体「カプリチオ フォース」や、汎用筐体「VEWLIX(ビュリックス)」のバリエーションである「F」、「L」、「VS」といった筐体に、いくつかのタイトルが搭載されて設置されていた。「カプリチオ フォース」は、筐体を2分割でき、半円筒状でプレイできる点がレイアウトの自由を感じさせて新鮮。さらに、操作パネルの位置から上を見上げると見えるスピーカーからは、操作パネルに搭載されているLEG案内と同期した音声による案内が流れるわかりやすさも考慮されている(BGMも複数用意されている)。「VEWLIX」はフラッグシップ機の「F」は高速描画ワイドパネル採用、「L」は低価格で導入しやすい、「VS」は対戦筐体という形でバリエーションを持たせている。同社がプッシュする汎用基板「TypeX2」ともども、今後の主力になりそうだ。
□タイトーのホームページ http://www.tait □関連情報 【9月19日】第46回アミューズメントマシンショー タイトーブースレポート ~誰でも遊べる「NO考ゲーム」ブランドを発表~ http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080919/taito.htm (2008年11月27日) [Reported by 佐伯憲司]
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