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今回のアップデートには「マグリアの鎮魂歌」と言うタイトルがつけられており、ゲームに登場する5つの種族の内、“ブルカン”と“ヒューマン”をイメージした新マップが実装される。ここには300レベル以上のプレーヤーが数十人近く集まらなくては勝てないようなボスが6体登場するという。 この他にも新武器や初心者向けのチュートリアルなども追加される。本稿ではこのアップデートを実装に先がけて開催された体験会のスクリーンショットと共に紹介していきたい。
■ 300レベル以上のプレーの目標となる15体の最強ボスを順次実装、同時に“レベルワープ”で初心者の引き上げも
時間がかかってしまった理由としては韓国では「エターナルカオス」(韓国名「ラグハイム」)はアイテム課金制ではなく、月額課金制のゲームであり、レベルアップなどの仕様も異なる。このため新要素の追加より、日本版のバランスや課金アイテムなど日本独自の仕様に合わせた、細かい調整のアップデートを優先させていたためだという。 今回のアップデート「マグリアの鎮魂歌」では、レベル300以上のプレーヤーが数十人集まらなくては倒せない強大なボスが出現するフィールドが追加される。「エターナルカオスNEO」ではこれまでにない強さを誇る敵であり、ユーザーはこの挑戦に対して力を合わせていかなくては太刀打ちできない。 「エターナルカオスNEO」ではレベルアップエクスタシーで100レベル達成までのスピードをアップさせただけでなく、240レベルまでのユーザーを支援するキャンペーンも行なった。現在コアプレーヤーの中には200レベルを超えるユーザーが多くなったという。 追加されるのは5つの種族をモチーフとした新フィールドだ。今回は5種族の内の“ブルカン”と“ヒューマン”をイメージした新マップが実装される。今後、数カ月おきに残りの種族のマップも実装される予定だ。 ブルカンをイメージしたマップはレベル制限はなく、だれでも入ることができるが、敵は強く、レベル300近くのプレーヤーでなくては倒されてしまう。このフィールドでは“鍵”を入手することができる。この鍵はフィールドの奧にある「チューラン城」の中にある部屋を開けることができる。 部屋にはパーティのうち誰かが鍵を持っていれば入ることができるが、1パーティーの上限である16人では倒せないほどの強力なボスとなっている。ボスを本気で倒そうと思えば、フルメンバーのパーティーが何組か連続してフィールドに入らなくてはならないだろう。チューラン城には4つの部屋があり、そこで鍵を使うとパーティーが入れるようになる。1つのフィールドにはボスが3体いる。 ブルカンフィールドのボスは「デスナイト」や「バーサーカー」といった鎧を着た巨大なモンスターだ。バーサーカーは従者も連れており、より厳しい戦いになりそうである。「エターナルカオスNEO」は攻城戦やギルド戦がピックアップされる要素が多く、やはり対戦中心のゲームという印象をユーザーも持っている。運営は、このボスとの戦いで協力要素をアピールしていきたいという考えだという。 ヒューマンをイメージしたフィールドは一転してロボットが出てくるSF的イメージ。このフィールドに挑戦するためには「マグリアチケット」というアイテムが必要で、このアイテムはボスドロップと、課金アイテムで提供予定だが、実装当初はキャンペーンとしてゲーム内に何らかの形で配布する予定もあるという。ボスモンスターは人間の上半身を持つ蜘蛛のような「アラクネ」や、サイボーグのような半機械の「オーガマシン」といったメカと生身の融合した敵が出てくる。 この後、のこり3種族をイメージしたフィールド、そしてそれぞれ3体、合計9体のボスモンスターが追加される。さらにこの合計15体のボスモンスターを倒すことで、最強のボスである「ドレイク」に挑戦できるフィールドがオープンするという。韓国ではこのコンテンツは2008年3月に実装されているが、11月現在、まだドレイクに打ち勝つサーバーは現われていないとのことだ。日本でも、数カ月に一度のペースで今後のダンジョン、そしてドレイクが実装されていくという。 今回のアップデートでは、この他に初心者用のチュートリアルや、24時間対戦可能で領地を奪い合うことになる「ドミトロン攻防戦」、そしてレベル300以上のキャラクタを対象にした新防具や、武器、従来の武器強化をさらに引き上げる要素などが追加される。 今回実装される要素に関しては上級者向けのものが多いが、この実装に合わせてガマニアは「レベルワープ」というキャンペーンを行なっていくという。具体的には、一定の期間にキャラクタを作成し、決められたレベルまでキャラクタを育てると、サーバーメンテナンス後に一気にレベルがジャンプするというキャンペーンだという。 具体的には、毎週決められた日時までにレベル30まで育てたキャラクタはレベル50に、レベル60にしたキャラクタは100に、レベル10のキャラクタはレベル20になる。レベルを上げる意味そのものを考えてしまう要素でもあるが、これを機会に中級者に加わるプレーヤーができれば、というところもあるだろう。サブキャラクタ育成も盛んになりそうな試みである。 今後の予定としては、「パーティープレイの強化」が挙げられている。各種族をメンバーに加えることでボーナスを得られたり、今まで以上に力を合わせて戦う要素を盛り込んでいく予定とのことだ。この他、種族間のバランス調整や、クエストのバランス調整を行ない、今まで以上に快適なプレイ環境を目指していくという。 「エターナルカオスNEO」が「ラグハイム」として韓国でスタートしてから7年、日本でサービスを開始して6年経ち、システムグラフィックス面などでの最新のゲームと比べると古さは否めないが、レベル300以上の世界、レベルアップの中間を省略させるような思い切った施策など、このコンテンツをどう活性化させていこうかという、ユニークなアプローチが面白い。
さらなるプレイ環境の向上を目指すと共に、最高レベルのプレーヤーが数十人力を合わせなくてはならない敵の提示と、「エターナルカオスNEO」がユーザーと共にどのように成長していくかは、興味深いと感じた。
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□ガマニアデジタルエンターテインメントのホームページ (2008年11月26日) [Reported by 勝田哲也]
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