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価格:39,980円
カラー:クリアブラック
僚誌AV Watchの西田宗千佳氏のインタビュー記事において、「40GB版では90nm世代のプロセスで製造されていたRSXが、80GB版では65nm世代に変更される。SCE広報の説明によれば、日本では出荷される80GB版の全数がCell、RSXともに65nm世代となる」とあるように、80GB版は見た目には40GB版と大きな差はないものの、メインとなるプロセッサ2つが新プロセス版になっている。そこで、実際に80GB版を購入し、その消費電力などをチェックしてみることにした。また、初代PS3の20GB版/60GB版とも消費電力の違いなどを調べてみることにした。
■ 外観チェック
■ ゲームプレイ時の消費電力や熱などをチェック 続いて、ワットチェッカーを利用して、消費電力の違いや、本体の熱など、気になるところをチェックしていこう。検証には、「グランツーリスモ5プロローグ Spec III」のディスク版をインストールし、アーケードモードを数回プレイした過程を採用した。システムソフトウェアは2.4台を使用。初代(60GB版)と40GB版は「グランツーリスモ5プロローグ Spec III」に付属しているものをインストールし2.42に、80GB版は初期状態の2.45の状態で検証した。ちなみに、80GB版の初期状態では、HDD容量が64GB/74GB(空き/全体)となっていた。 変わらなかったのは、BDドライブを含めた本体からの音。PS3はもともと静音に関してかなり気を使ってあるハードウェアだと感じられたが、世代が変わってもこのあたりに関してはまったく変わらず静かだ。むしろ、検証中は編集部のあるフロアのエアコンの風切り音が気になるほどで、一般家庭に置いてあっても、本体を見ない限りは、動作中かどうかほとんどわからないレベルであることに変わりはない。
消費電力に関しては、本体起動からディスク読み込み、ゲーム起動、インストール、そしてアーケードモードのプレイ、さらにリプレイ終了までの状態で、もっとも消費電力が大きかった数値を記してある。実際にプレイするときは5~10W前後下がり、ホームメニューでのアイドル時はさらに20~30W前後下がる。
また、熱に関してだが、基本的に40GB版と60GB版に決定的な差は感じられなかった。80GB版のファンの風量がちょっとだけ40GB版より少ないと感じられたことぐらいか。だが、それも微々たるものだ。
全体的に見て、初期型ユーザーからすると違いがはっきりわかるが、40GB版ユーザーはあまりわからないかもしれない、という程度の変化ではあったが、世代の違いは結果に確実に表れている。初期型を使っている記者は、たまにPS3を消し忘れて家を出てしまい、帰ってみたらテレビ周りが若干暖かく感じたことはあるが、これだけ廃熱に違いがあるのなら、「ちょっとうらやましい」と感じられたのは確かだ。 (2008年10月30日) [Reported by 佐伯憲司]
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