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「任天堂カンファレンス 2008.秋」レポートその2 ソフトウェア編
年末年始も磐石? 「Wii Music」ではとたけけ登場!?

10月2日 開催



 任天堂株式会社が10月2日に開催した「任天堂カンファレンス 2008.秋」。このレポートでは、ニンテンドーDS、そしてWiiの2008年末〜2009年初頭のラインナップについてのレポートをお届けしよう。

■ DSは年末年始「厚みのあるラインナップ」に

やはり気になる「ドラゴンクエストXI」
 ニンテンドーDSでは、ミリオンを達成したスクウェア・エニックスの「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」、そして任天堂の「リズム天国ゴールド」は、80万本を突破し、現在も週に5万本が売れているという。9月13日に発売されたポケモンの「ポケットモンスター プラチナ」も発売3日でミリオンを突破し、3週間で150万本を突破している。

 これから2008年末〜2009年に向けて発売されるタイトルも、任天堂タイトルをはじめ、広い年齢層、そして広い領域に渡るニーズにこたえられるラインナップと岩田社長が述べるとおり、かなりの幅広さを誇る。また、DSプラットフォームの特徴でもある「定番タイトルが長く売れる」ということもあり、この年末年始にかけてのラインナップは「厚みがある」と岩田氏は述べた。

 資料によれば、KONAMIの「幻想水滸伝ティアクライス」(2008〜2009年冬発売予定)、カプコンの「逆転検事」(2009年春)、そして「世界のごはん しゃべる!DSお料理ナビ」(12月4日発売)、「マリオ&ルイージRPG3!!!(仮称)」、「メイドイン俺」、「立体ピクロス」(以上任天堂 2009年発売予定)といった未発表、もしくは詳細が気になるラインナップが公開されている。

 11月1日に任天堂が発売する「歩いてわかる 生活リズムDS」は、1分ごとの歩数を測定する「生活リズム計」2つを同梱し、5,800円で発売する。継続してプレイすることで、自分自身の生活リズムをチェックするタイトル。普段は生活リズム計を持ち歩き歩数を記録。時間のあるときにDSと通信させることで、ソフトに記録した生活リズムのデータを蓄積するというもの。「Wii Fit」のように、毎日のデータ収集で使用者の生活リズムを時刻ごとにグラフ表示し、判定が行なわれる。1つのソフトに4人までの生活リズム計のデータを登録でき、生活リズム計は1つ1,800円で別売も行なわれる。また、このソフトを使って、WiiとDSを通信させることで、Miiをこのソフトに登録することもできる。

【生活リズム計】
「表示のない歩数計」と岩田氏が説明したリズム計。DSと通信させることでデータを蓄積する。右は別売版のパッケージ
(C) Nintendo

 DSとWiiでソフトを通信させて遊ぶことができるタイトルとして2009年1月にスクウェア・エニックスから発売される「FINAL FANTASY CRYSTAL CHRONICLES Echos of Time」が紹介されたが、これはWii版とDS版が発売され、おのおのがスタンドアロンで遊べるうえ、Wii版とDS版でも、Wi-Fiおよびワイヤレス通信による共同プレイが可能というもの。同社の河津秋敏氏の「DSでWiiで、世界中の誰とでも一緒に遊べる初めてのタイトル」ということで、注目したい1本だ。価格は5,040円。

【Wii/DS「FINAL FANTASY CRYSTAL CHRONICLES Echos of Time」(スクウェア・エニックス)】
WiiとDS、どちらとも通信プレイが可能なユニークなタイトル
(C)2009 SQUARE ENIX All Rights Reserved.

 そして、2009年3月と発売日が先日告知された「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」。「それは翼を失った僕たちの物語」というテロップで始まったムービーは、アニメ調のムービーシーンと、街や王宮などのフィールド、そして戦闘シーンなどが公開された。装備を変更すると見た目も変わる。せんし、まほうつかい、そうりょの3職業が存在するようだ。また、「ルイーダの酒場」で仲間を集め、4人パーティが旅立つシーン、転職を可能とするダーマ神官との邂逅シーンが公開になった。画面表示系があまりなく、戦闘は見る限りターン制のようだ。最後に登場した列車の存在が気になるところだ。

【「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」(スクウェア・エニックス)】
3月発売予定が正式に告知された「ドラクエXI」
(C)2009 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/LEVEL-5/SQUARE ENIX All Rights Reserved.

 ほかにも、「クロノ・トリガー」が11月20日など、発売日がいくつか公開された。また、「ヴァルキリープロファイル ―咎を背負う者―」が11月1日に延期となっている。各タイトルのスクリーンショットは別稿をごらんいただきたい。


■ Wii内蔵メモリ対策を来年春までに実施。ボイスチャットを可能にする「Wiiスピーク」も発売

Wiiの一層の普及のために任天堂が取り組む課題、そしてその回答が示された
 Wiiに関しては、まず岩田氏から各種課題とその対応が提示された。課題の1つは「本体保存メモリの不足への対応」。これはWiiウェアやバーチャルコンソールなど、ソフトのダウンロードやWiiチャンネルへの登録機能、そしてゲームソフトのセーブデータなどが増えてくると、本体内蔵の保存メモリが足りなくなってしまうこと、そしてそのバックアップと本体保存メモリのやりくりの手間から挙がった声に応えるもので、来春をめどに、SDカードを使った対応が行なわれる予定だ。

 具体的には「SDメモリーカードに直接ショッピングチャンネルで購入したWiiソフトのダウンロードを可能にする」、「SDメモリーカード上のWiiソフトを簡便な操作で本体保存メモリにコピーして実行できるようにする(1回の操作で)」という対策をとる。たとえば、ショッピングチャンネルでWiiソフトを購入時、本体保存メモリに空きがない場合、現状では一度Wiiメニューに戻り、本体の設定メニューへ移動し、WiiのデータをSDカードに退避して、空きを作ってまたショッピングチャンネルへ……という手間がかかる。今回提示された解決策の実現には「多角的で膨大な検証が必要(岩田氏)」という事情から、来春まで時間をかけることになるという。

 次に「インターネット接続率の向上」。Wiiはやはりインターネット接続によって魅力の増すハードだが、今回、出荷時に「インターネットに接続するとできること」と題した映像をWiiチャンネルの1つとして登録した本体を出荷する。この映像を見て、ネット接続によるWiiの魅力を知ってもらう狙いだ。また、ネット接続の技術的なハードルを乗り越えるために、ユーザーによる支援キャンペーン「Wiiネット接続できる人ができない人を手助けして500Wiiポイントを両方もらえるキャンペーン」(ちょっと長いタイトルに笑いが起こった)を行なうことが明らかにされた。周囲でWiiのネットワーク接続ができていない人を見つけたら、所定の手続きを取って申し込み、Wiiのネット接続を成功させれば、手助けした人、接続できた人ともに500Wiiポイントがプレゼントされるというもの。詳細は今後同社のサイトで明らかにされるという。

 この課題に関しては、11月20日に発売する「街へいこうよ どうぶつの森」において、センサーバーやTVの上に設置するワイヤードマイク「Wiiスピーク」を利用することで、リビング同士(最大4つまで)のボイスチャットを実現する。これもその答えの1つだ。コントローラを握ったまま、声でのチャットを行なうことができ、複数人同士での部屋の話題で盛り上がるなど、「ぶつ森」のコミュニケーション機能をさらに充実させ、ネットワーク機能の導入のきっかけ作りとしている。価格はWiiスピーク同梱版が7,800円、通常版が5,800円(Wiiスピーク単品は3,800円)。また、DS「おいでよ どうぶつの森」からのデータ引継ぎ(お引越し)が可能であること、ビューティサロンでメイクをすることで、Miiも登場させられることも改めて岩田氏から告知された。

 なお、この「Wiiスピーク」を購入して、登録コードをショッピングチャンネルにて入力すれば「Wiiスピークチャンネル」が導入される。こちらもボイスチャットが可能なソフトとなっている。また、Wiiスピークで音声を入力した手紙を「Wii伝言板」から送信することも可能となる。

【Wiiスピークと「街へいこうよ どうぶつの森」】
Wiiスピークはセンサーバーの上などに設置することが想定されている ボイスチャットが可能な「街へいこうよ どうぶつの森」 Wiiスピークを購入すると「Wiiスピークチャンネル」を無料ダウンロードできる

(C) Nintendo

 ほかにも、NHKエンタープライズと共同開発する「みんなが主役のNHK紅白クイズ合戦(仮称)」、NHKエデュケーショナルとの共同開発「100語でスタート! 英会話(仮称)」といった、今までにない共同開発タイトルも用意され、3つ目の課題であるゲーム人口の拡大に向けての動きを加速させる。

 さらに、ニンテンドーゲームキューブ向けに過去に発売されたタイトルの中から、「Wiiリモコンを用いた新しい操作体系に相性がよいタイトル」を厳選し、プレイコントロールをWii専用に改定したタイトル「Wiiであそぶ」セレクションを始動させる。第1弾として、「Wiiであそぶ ドンキーコングジャングルビート」、そして「Wiiであそぶ ピクミン」をそれぞれ3,800円で発売する。これは、ゲームラインナップの拡張はもちろん、GC世代の普及率から、Wiiを購入したユーザーにGCタイトルに触れていない層がいることを意識したものだ。この後、「ちびロボ!」、「マリオテニスGC」、「メトロイドプライム」、「メトロイドプライム2 ダークエコーズ」も予定されている。

 また、E3 2008で公開された「Wiiモーションプラス」は「Wii Sports Resort」(2009年春発売予定)とともに紹介されたが、どうやらこの「Wiiモーションプラス」は、リモコンジャケットとセットでWiiリモコンにセットする方法が取られていることがわかった。ほかには、Wiiリモコンを手で持たない画期的な操作法が特徴のセガ(開発:株式会社プロペ)の「レッツタップ」なども控えている。「レッツタップ」は中 裕司氏らが手がけており、Wiiリモコンを置いてプレイする独特のスタイルで楽しむことができる。これらのタイトルは、別稿にてプレイレポートも掲載しているので、参照いただきたい。

 ほかには、コーエーから「戦国無双3」、ハドソンから「カラオケJOYSOUND Wii」、セガの「ソニックと暗黒の騎士」、バンダイナムコゲームスから「太鼓の達人Wii」や、「風のクロノア door to phantomile」、そして「新テイルズ(仮称)といったタイトルの映像が公開されるなど、Wiiソフトのラインナップも厚みを増してきたように感じられた。

GC用タイトルをWii向けに操作関連を作り直した「Wiiであそぶセレクション」
(C) Nintendo

WiiモーションプラスはWiiリモコンジャケットとセットで装着する
(C) Nintendo

Wiiリモコンを握らない独特操作「レッツタップ」
(C) SEGA/PROPE

開発が明らかになったコーエーの「戦国無双3」
(C) KOEI Co., Ltd. All rights reserved.

ラインナップ発表会で開発が表明されていたバンダイナムコの「新テイルズ」の映像が公開
(C) NBGI

懐かしいタイトル……任天堂「Punch-Out!!」は2009年発売予定(C) Nintendo

■ 「Wiiミュージック」をたっぷり宮本氏が実演! 「モンスターハンター3」最新映像も上映

 最後に岩田氏から紹介されたタイトルは、「東京ゲームショウ 2008」で公開される映像をこの会場限定で公開するというカプコンの「モンスターハンター3」。水中での戦闘など、新要素をたくさん詰め込んだ映像となっていた。

【「モンスターハンター3」】
「モンハン」の原点に戻ることをコンセプトにする「3」は、水中でも戦うことが可能になった
(C) CAPCOM CO.,LTD.ALL RIGHTS RESERVED.

 さて、最後になったのが、今月16日に発売となる「Wiiミュージック」の実演。宮本 茂専務がWiiリモコンとヌンチャクを持って登場。さらに本作のディレクションを手がけた「とたけけ」こと戸高一生氏も登壇し、Wiiミュージックのフリー演奏を紹介した。

 すでにCMも大量に投下されている本作。宮本氏いわく「これはもうゲームではない」というつくりが特徴で、リズムに乗ってフリーに楽器を演奏するようにWiiリモコンとヌンチャクを動かすことによって、そのタイミングにあわせてコードやスケールを調節した音が鳴る、というのが基本のようだ。また、6つまでのパート(楽器別)で演奏ができ、1人で遊んでも周りが演奏を重ねてくれるし、誰かと一緒にセッションすることも可能だ。

 楽器は打楽器、弦楽器、管楽器といった60もの種類が用意されており、それぞれ演奏方法が本物の雰囲気をもった操作方法になっている。ギターならリモコンを振ることでピッキング、ネック操作はヌンチャクで行なう。クラリネットなどの管楽器はWiiリモコンのみで、1、2ボタンを使って笛のように吹く格好でプレイする。ハープやドラムなど、なかなか家において置けなさそうな楽器も、実際に演奏する気分でプレイすることができる。しかも、会場で初めてプレイする人も、音だけ聞きながらリズムに合わせてそれっぽい動きをすると、それなりの音が出てしまうから不思議だ。

 開発陣がビデオで見せてくれたのだが、幼稚園にこのソフトを持っていき、実際に触れてもらったところ、みんな飽きることなく、熱心にプレイしていたようだ。また、指揮者の佐渡 裕氏に実際にプレイしてもらい、「初めて音楽に触れるには最適」と気に入ってもらえたという。宮本氏も「2時間プレイすればスーパープレーヤーになれる」とアピールしていたこのタイトル。いわゆる「音ゲー」ではない「音楽を演奏する手助けをしてくれるソフト」として、市場でどんな評価がなされるのか、非常に楽しみなプレゼンテーションとなった。

ドラムも「8ビートまではすぐに演奏できるようになる」と宮本氏。戸高氏とセッションを楽しんでいた
(C) Nintendo

□任天堂のホームページ
http://www.nintendo.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.nintendo.co.jp/corporate/release/2008/081002.html
□ニンテンドーDSiのページ
http://www.nintendo.co.jp/ds/dsi.html
□関連情報
【10月2日】任天堂、スクリーンショット集〜Wii編
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20081002/wiiss.htm
【10月2日】任天堂、スクリーンショット集〜DS編
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20081002/dsss.htm
【10月2日】「任天堂カンファレンス2008秋」
主要タイトル・ファーストインプレッション
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20081002/nint.htm
【10月2日】「任天堂カンファレンス 2008.秋」レポートその1 ハード編
「自分専用DS」を目指した「ニンテンドーDSi」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20081002/nin_2.htm
【10月2日】任天堂、「ニンテンドーDSi」を発表
30万画素カメラ付、SDカードスロット付で11月1日発売 【速報版】
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20081002/nin1.htm

(2008年10月2日)

[Reported by 佐伯憲司]



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