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会場:文京シビックホール 大ホール
「テイルズ オブ フェスティバル 2008」ではゲストに12人の声優を招き、シリーズに登場した声優によるスキット(登場キャラクタ同士の寸劇)、「テイルズ オブ」シリーズのプロデューサーによるトークショー、10月より放映開始のテレビアニメ「テイルズ オブ ジ アビス」の第1話先行上映、12月11日に発売予定のニンテンドーDS用「テイルズ オブ ハーツ」の新情報公開、「テイルズ オブ デスティニー」に続き、11年ぶりに「TOH」のテーマソングを手がける「DEEN」によるライブが行なわれた。また、OVA「テイルズ オブ シンフォニア THE ANIMATION」の続編となる「テセアラ編」の制作決定も明らかにされた。
■ 馬場プロデューサーがTGS先行で最新映像を公開! DS「テイルズ オブ ハーツ」
馬場氏は「テイルズ オブ ハーツ」について、「これまでDSでのタイトルを2本作って来た中で、DSのスペックや機能を把握することで、さらなる可能性が見えた。容量も2GbitROMを採用し、DSの『テイルズ オブ』の集大成のタイトルを作ろうとスタッフと考えました。スタッフの間では、“プレイステーション 2やニンテンドーゲームキューブなどの据え置き機で制作してきたような『テイルズ オブ』をそのままDSで作ろうよ”という意気込みで制作しています。セリフもよくしゃべるし、ムービーもオープニングだけではなく、入れすぎて困るくらい入れています(笑)」と順調ぶりをアピールした。
さらに、先日行なわれた「2008年度 『テイルズ オブ』シリーズラインナップ発表会」で公開した、「CG movie edition」、「Anime movie edition」の両バージョンのプロモーションムービーの最新版を東京ゲームショウ2008に先駆けて上映。基本的に同じパートを編集したものだが、それぞれのカット割りの違いや、雰囲気の異なる2つの映像に、改めて来場者もびっくりしていたようだ。両バージョンとも新規カットが導入されているなど、発表会からさらに作業が進んでいるのは確認できたが、「これはオープニングムービーとは違います」と馬場氏がコメントしていたので、本作のオープニングムービーがますます気になるところだ。
さて、小野坂氏に「進行状況は? 12月11日は大丈夫なの?」と聞かれた馬場氏は「スタッフが力を込めて作っていますので期待してください! 本当大変なんですけど、頑張ります!」と答えると、「精神論じゃないんだよ!(笑)」と小野坂氏にさらにつっこまれる事態に。最後には、「……12月11日発売です!」と言い切って(言わされて?)いたが、やはりまだマスターアップには到達していないということからか、「あとで、先ほどのことは忘れてください(笑)」と笑いを誘っていた。
■ 「TOA」第1話先行上映! OVA「テイルズ オブ シンフォニア THE ANIMATION」、「テセアラ編」の制作決定
「TOA」チーフディレクターの樋口義人氏は「『TOA』といえば、いろんな苦労がありましたが、おかげさまで良い作品に仕上がり、こうしてアニメ化などの展開もあって、『TOA』はいまだに終わった気がしません。ありがたいことに、シナリオが高く評価されたおかげでアニメのスタッフの方々とも『原作のままいきましょう』という話で制作が進みました」と「TOA」について語った。さらに、「ゲームでは語りきれなかった部分、またルーク以外の視点で見た物語の部分なども用意されていますので、アニメで楽しんでいただければ嬉しいです」とコメントした。
また、「TOA」の先行上映後、9月26日に発売されるOVA「テイルズ オブ シンフォニア THE ANIMATION」のHDリマスター版ブルーレイディスクBOXに、シルヴァラント編の続編となる「テセアラ編」の制作が決定したという内容のおまけアニメ「帰ってきたクラトス先生のプライベートレッスン」が収録されていること、そしてその映像も上映され、「テセアラ編」の制作が改めて明らかにされた。「シルヴァラント編」のDVD-BOXも1年の期間限定ながら発売される。 ■ DEEN、「夢であるように」、そして「TOH」テーマソング「永遠の明日」を披露 11年前にプレイステーション版「テイルズ オブ デスティニー」のテーマソング「夢であるように」を提供し、「テイルズ オブ」シリーズファンにその名を知られる3ピースユニット「DEEN」のミニライブも行なわれた。まず、バックスクリーンに「テイルズ オブ デスティニー」のプロモーション映像が流れるなか、「夢であるように」を高らかに歌い上げた。「ひとりじゃない」、「眠ったままの情熱」、「このまま君を奪い去りたい」の3曲を続けた後、「TOH」のテーマソング「永遠の明日」のゲームバージョンを、プロモーション映像をバックに初披露。「永遠の明日」は現在レコーディング中で、12月10日に1,260円(通常版)、1,575円(ビデオクリップDVD付属初回限定版)が発売される。このCDには「夢であるように」の「TOD Version」も収録される。
■ 長編スキット「消えたフィルム! 犯人は誰だ!?」
盗まれたフィルムをめぐって、次々に容疑者が現われ、その犯人を特定するまでの長編スキットということで、本編さながらのスキットと、各キャラクタの有名セリフを含んだ、ファンならではの楽しめる内容となっていた。
■ お約束のプレゼントコーナー、そしてまさかの檜山氏登場
そしてその後、それまでずっと会場後方からイベントを楽しんでいたという、「テイルズ オブ リバース」のヴェイグ・リュングベル役である檜山修之氏がステージに登場。本イベントのリハーサル時に出演できるということで登壇したそうだ。
ラストには、ゲストの声優の方々からファンに対しての感謝のコメントが贈られた。「テイルズ オブ ファンタジア」のチェスター役として最古参の「テイルズ オブ~」シリーズの声優である伊藤健太郎氏は「初代作品に出させていただいて、チェスターとして10数年間歩んできて、1つの役をこんなに長い間やらせていただけるのは役者冥利に尽きます。こんなにシリーズが長く続いてきたのは、今日集まった皆様の熱き声援のおかげだと実感しました。またどこかでチェスターをやりたいと思います! 本日はどうもありがとうございました!」の言葉にあったように、3時間30分にわたるファンと出演陣による「テイルズ オブ」シリーズへの親密度が伺えたファンイベントとなった。 (2008年9月24日) [Reported by 福田柵太郎]
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