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Xbox 360のスタンダードモデル(60GB)
消費電力などをチェックしてみた

9月11日 発売

価格:29,800円(スタンダードモデル:HDD 60GB版)
   19,800円(アーケード)
   39,800円(エリート)
   15,750円(ハードディスク 120GB)




Xbox 360スタンダードモデル(60GB)
 9月11日から、Xbox 360本体3モデルの価格改定が行なわれ(いずれもプライスダウン)、スタンダードモデルのHDDの容量が20GBから60GBにアップした。そこで、編集部としては久々に本体を購入し、60GBに増強された新しいXbox 360の様子を見てみることにした。

 都内某量販店に昼ごろ訪れてみると、最上位版のエリートは在庫がなく、スタンダードモデルとアーケードの2種類の在庫があった。今後行なわれるシステムアップデートのこと(秋には日本を含めた全世界同時にXbox Liveのアップデートがかかり、HDDにソフトをインストールする事ができるようになる)を考えると、アーケード+120GB HDD(別売)という選択肢も十分魅力的ではあるが、ここはあえて新しい容量設定である60GB HDDが同梱されているスタンダードモデルをチョイスすることにした。


■ バリューパック版の360同等品か? ドライブ部の静穏化などは初代ユーザーには魅力的

 まず、同梱物をチェックしてみると、Xbox 360本体、ワイヤレスコントローラー、メディアリモコン、D端子HDAVケーブル、LANケーブル、ACアダプターという内容。ソフトは付属しないが、2007年11月の価格改定時に発売された「バリューパック」同様の構成で、HDDの容量が異なる以外、大きな違いはない。

 Xbox 360本体をチェックしてみよう。HDMI端子がAV出力端子の下に搭載されているのが、「エリート」発売前のXbox 360との違いだが、2007年の「バリューパック」以降のXbox 360と同じと思われる。

「60GB」の表記が新しいHDDの証明 AV端子の下にHDMI端子が搭載されているモデルだ
上が120GB版(発売初期購入)、下が60GB版。どちらもタイ製 ロットナンバーは「0831」だった


 各オプションを接続し、起動してみると、HDDの空き容量は49GBと表示された。Xbox LIVE ARCADEの体験版19タイトルと、「Call of Duty3 St.Lo DEMO」など4タイトルのデモ版が収録されている。本体からHDDを取り出してみると、120GB版と同じくタイ製だった。

HDDの空き容量は49GBと表示された。各種体験版の収録ラインナップの変化があまり感じられないのが残念だが、Xbox LIVEに接続すれば問題ない話ではある



■ 「インフィニット アンディスカバリー」を起動してみる

 編集部にある発売初期購入のXbox 360と比べてみると、起動時のDVDドライブからのスピン音や、ファンの音が圧倒的に小さくなっていることが感じられる。経年変化はもちろんあるが、同じ時間つけっぱなしにしていても、熱をあまり感じさせなくなっていることもあり、やはりハードウェアとしての完成度が向上していることは明らかだ。

 続いて、僚誌PC Watchでの「バリューパック」のレポートにあった消費電力の測定をやってみることにした。測定はサンワサプライの「ワットチェッカー」で行なった。PC Watchでの計測時は、バリューパック版ではダッシュボード時に103W、「Forza Motorsport 2」では122Wという結果が出ている。今回は、発売されたばかりのスクウェア・エニックスの「インフィニット アンディスカバリー」を使ってテストしてみた。

 結果は、バリューパック版と同じく、ダッシュボード時は100W前後、ゲームプレイ時は120W前後という結果が出た。つまり、今回も消費電力面からの計測では、Falconと呼ばれる世代のXbox 360であることが類推できる。今後はさらにハードウェアのシュリンクが進むことが後藤弘茂氏の連載で紹介されているが、新型Xbox 360には期待したいところだ。

 また、Xbox 360本体を発売当初に購入したいわゆる初期型世代の人たちも、もし、周りで今回新たにXbox 360ユーザーが増えたら、ぜひ、その静かさと涼しさ(?)を体験してもらいたい。ひょっとしたらそれだけで、買い替えを考えてしまうかもしれない。消費電力も初期型の約3分の2になっているのは大きい。ネットワークもゲームも充実してきたこの年末、Xbox 360の日本でのさらなる躍進が期待される。

左がダッシュボード時(ディスクは未挿入)、右が「インフィニット アンディスカバリー」起動中のゲームプレイ時の消費電力(デモ中を除く)。どうやらバリューパック時にアップデートされた本体とあまり変わらないようだ


□Xboxのホームページ
http://www.xbox.com/JA-JP/
□ニュースリリース
http://www.xbox.com/ja-JP/press/release/20080911.htm
□関連情報
【9月1日】マイクロソフト、「Xbox 360」スタンダードモデルは60GBに増強し29,800円に
「Xbox 360 アーケード」は19,800円に
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080901/xbox1.htm
【2007年6月8日】Xbox 360のHDD(120GB)とメモリーユニット(512MB)を試す
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070608/360.htm

(2008年9月11日)

[Reported by 佐伯憲司]



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