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価格:18,900円(HDD) メモリーユニット(512MB)は、従来の64MB版と比べて容量が拡大したほかは、Xbox Live Arcadeの「Geometry Wars: Retro Evolved」のフルバージョンが収録されているという違いがある程度。「Geometry Wars: Retro Evolved」は、シューティングファンに向けたなかなか面白いタイトルなので、フルバージョンをまだ購入しておらず、メモリーユニットを購入する予定があるなら、512MB版を検討してみることをオススメしておきたい。
さて、ここからは、HDD(120GB)を中心に見ていこう。20GBを装備した通常版からの移行手順などを中心にチェックしていく。 ■ 体験版を多数収録。ただしパッケージタイトルの体験版は英語版
コアシステムにHDDを増設する場合は、電源をOFFにしたXbox 360に、縦置きした本体上部のハードディスク ベイにHDDをカチッとはめ込むだけで使用可能となる。あとはスムーズに使用できるはずだ。 ■ 20GB版からのアップグレードは時間がかかる
通常版のXbox 360のユーザーは、あらかじめセットされている20GBのHDDからデータを移動させる必要がある。120GB版のパッケージには、データ転送用のディスク、そしてHDDと本体を接続するための転送ケーブルが付属している。これらを使って、20GBのHDDからデータを移動させれば、Xbox Liveアカウントやダウンロードしたコンテンツデータをそのまま、120GBのHDDへと乗り換えられる。 この転送には注意点がある。一度120GBの方へデータを移動させてしまった後は、残った20GBのHDDは初期状態に戻ってしまう。また、120GBからは20GBへのデータの移動はできない。複数のHDDからの移動させたデータを120GBでまとめることもできない。最後に転送されたデータのみが反映される。この3点だ。
ここで1つ問題が生じた。マニュアルを見ると「本体背面のコントローラ端子(これがUSB端子)に接続してください」と書いてあるのだが、転送ディスクでは、本体正面のコントローラ端子に接続している図が表示されている。実は、今回テストしたケースでは、背面の端子に一度は接続してみたものの、120GB版HDDが認識されていなかったようで、いつまでたってもウィザードを先に進ませることができなかった。 マニュアルにもあるとおり、コントローラ端子にHDD接続ケーブル以外のものを接続していると、うまくHDDをうまく認識してくれないようだ。そこで、すべてのケーブルを端子からはずし、転送プログラム表記のとおり、前面のコントローラ端子に接続してみたところ次へと進むことができた。 20GB版には10GB程度のデータが収録されていたが、転送には「1時間24分」の時間がかかると表示された。もともと主にコントローラを接続するための端子だけに、予想はしていたもののやっぱり時間がかかるのだ。実際に転送をスタートしてからしばらく放っておいたが、途中でスクリーンセーバーが起動してしまい、正確な進行度がわからなくなってしまった。転送が終了するまでには実質1時間以上はかかっていた。
無事データの移動が終了したら、一度本体の電源をOFFにし、本体の20GBにあるつまみ(ボタン)を押しながらHDDを引き上げる。ボタンを押しながらHDD本体を引き上げるので、片手でやると楽にできるのではないだろうか。はずしたドライブベイに、今度は120GBHDDを設置する。これであとは本体を起動するだけだ。
なお、HDDの速度を純粋に計測するちょうどいい手段がなかったため、CD1枚をHDDに取り込むまでにかかった時間を計測してみたが、20GBも120GBもほとんど差はなかった。
大容量以外に目立った特長のない120GB版HDD。だが、カスタム サウンドトラックのために、CDをどんどんHDDに貯めこんでいる人もいるかもしれない。「Forza Motorsport 2」のリプレイ保存などのHDDが付いているからこそ実現できる機能もある。また、北米で発売されている「Xbox 360 エリート」の日本上陸が待ちきれない人には、ハードディスク(120GB)をチョイスするのはありかもしれない。 (2007年6月8日) [Reported by 佐伯憲司]
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