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マイクロソフト、「Xbox 360 RPG Premiere 2008」開催
スクエニ「インフィニット アンディスカバリー」、バンナム「テイルズ オブ ヴェスペリア」など新作が目白押し

6月10日 開催

会場:渋谷「松濤ギャラリー」

マイクロソフト執行役員の泉水 敬氏
 マイクロソフト株式会社は、Xbox 360の新作発表会「Xbox 360 RPG Premiere 2008」を渋谷「松濤ギャラリー」にて開催した。

 本イベントは、名称にあるとおりXbox 360向け“RPG”新作にフォーカスした発表会。会場では、同社から「Fable2」、「Mass Effect」が、株式会社スクウェア・エニックスから「スターオーシャン4 THE LAST HOPE」、「インフィニット アンディスカバリー」、「ラスト レムナント」が、株式会社バンダイナムコゲームスから「テイルズ オブ ヴェスペリア」について、それぞれ説明が行なわれた。

 発表会の冒頭、マイクロソフト執行役員の泉水 敬氏は「Xbox 360は発売から2年半が経つが、その間、私たちはユーザーのみなさんに最高のゲーム体験をご提供すべく努力してきた。特にゲームラインナップについては、自信を持っておすすめできるタイトルをご提供できていると考えている。個人的にRPGファンということもあるが、パートナーのみなさんと一緒に取り組み、数多くのRPGを発売することができた。私たちは、世界中のRPGファンのみなさんに“Xbox 360に最高のRPG世界が展開される”ことをお伝えすべく、本イベントを開催した。これからも新しい世代のRPG、新しい感動をお届けしたい」とコメントした。

 初代Xboxの頃から、業界やユーザーの間では「XboxはRPG(のラインナップ)が弱い」と常々指摘されてきた。日本国内においてRPGの人気は非常に根強いものがあり、ファン層も幅広い。同社としても手をこまねいていたわけではなく「ブルードラゴン」や「ロストオデッセイ」といった大作の投入など随所で巻き返しをはかってきたが、惜しむらくは「次の一手」が欠けていたため、負のイメージを払拭するまでには至らなかった。「ブルードラゴン」や「ロストオデッセイ」を堪能したプレーヤーが欲する「次の1本」。質はもちろん、その先があるという展望こそ、プラットフォームの信用にもつながっていく。

 その点、今回のイベントは、単に大作RPGがリリースされるというだけでなく、Xbox 360のRPGラインナップが「単発」ではなく「継続していく」という主張も込められている。同社ではE3や東京ゲームショウでより詳しい情報を明らかにするとしており、RPGファンならずとも今後の展開には注目しておきたいところだ。

試遊台が設置された会場内。すでに発売済みのRPGタイトルもまとめて展示されており、初代Xbox時代から「一般向け、特にRPGが弱い」と揶揄されていたラインナップの拡充が着実に行なわれていることを改めて実感した



■ スクウェア・エニックス 〜「インフィニット アンディスカバリー」、「ラスト レムナント」〜

プロデューサーの小島氏
プロデューサーの上田氏
 「スターオーシャン4 THE LAST HOPE」については速報を参照していただくとして、ここでは「インフィニット アンディスカバリー」、「ラスト レムナント」の2タイトルに関する情報をお届けする。

 「インフィニット アンディスカバリー」は、後述する「ラスト レムナント」同様に昨年9月のメディアブリーフィングで初公開されたRPG。開発元は株式会社トライエース。

 デモプレイで目を引いたのは、最初のメニュー画面に「難易度設定」と「マーケットプレース」があること。前者は「アクション性が強い作品(小島氏)」という本作の特徴を端的に示すもので、アクションが苦手な人にも楽しんでもらえるようにという配慮から設定されたもの。後述のマーケットプレースについては一切触れられなかったが、恐らくは関連コンテンツにすぐアクセスできるよう設定されたものだろう。

 最新バージョンによる実機デモでは、ゲーム開始直後のチュートリアルを中心にゲームシステムなどが解説された。主人公の少年「カペル」は、英雄「シグムント」と瓜ふたつだったことから、兵士につかまり投獄されてしまう。カペルをシグムントと勘違いしたのは、兵士だけでなく本作のヒロイン「アーヤ」も同様。監獄に潜入し、命がけで助け出したのはシグムントのそっくりさん。最初は落胆したものの、放ってはおけないとカペルの手を取りふたりで監獄からの脱出を試みる。

 昨年9月のメディアブリーフィングでも触れられたとおり、本作は「シチュエーションバトル」と呼ばれる特殊な戦闘シーンが随所に登場する。たとえば監獄から脱出するシーンでは、背後から負ってくる巨大な鬼「オーガ」につかまらないよう階段をのぼって出口を目指す。アクションRPGなのでキャラクタを直接操作して階段を駆け上がっていくが、その途中に兵士やバリゲードなどの障害物が登場。このとき、障害物などにどう対処するかがポイント。バカ正直に剣で壊したり、兵士をひとりずつ倒していくことも可能だが、そんなことをしていたらオーガに追いつかれて大変なことになってしまう。

 こんなとき、本作のキーワード「サーチ&ディスカバリー」、「ディスカバリー&インパクト」が意味を持つ。前述の状況でフィールドをよく見渡すと、障害物の横に怪しい樽がある。これを「コネクトアクション」と呼ばれるシステムで仲間の能力を利用し、この場合はアーヤの弓で射抜くと爆発して障害物がまとめて消し飛ぶといった具合。他にも、階段をショートカットしてくるオーガが手すりに手をかけた瞬間に腕に切りつけて階下に落すシーンには、思わず「なるほど」とうならされた。また、アーヤを抱えて武器もアイテムも使えないカペルがドラゴンが吐き出すブレスから逃げ回るシーンでは、ブレスを利用して障害物を壊し逃げ道を確保するといったシーンも披露された。こうした映像は、後日マーケットプレースでムービーの配信が予定されている。気になる人はぜひともチェックしていただきたい。

 発売日は9月11日。現時点では「完成間近……と呼べる状態になっている(小島氏)」といい、鋭意調整が進められているという。アジアでの発売日は日本同様9月11日。北米は9月2日、欧州は9月5日となっているが、これは出荷日で発売日ではないため、実質敵に「ほぼ世界同時発売」になるという。

【インフィニット アンディスカバリー】


(C)2008 SQUARE ENIX CO.,LTD. / Microsoft Corporation. All Rights Reserved. / Developed by tri-Ace Inc.

 「ラスト レムナント」の紹介では、プロデューサーの上田氏が登場。進捗状況は、察するところあまり芳しくない様子で、公開されたのはプリレンダではない実機映像を用いたトレーラーのみ。このトレーラーは、本日よりマーケットプレースで配信が開始されるという。

 「大きなニュースはふたつ」と前置きして公開されたのは、Xbox 360版が多機種に先駆けて発売されること。これは日本、北米、欧州ともに同様。もうひとつの大きなニュースは発売日で、今冬発売予定であることが明らかにされた。ゲーム内容などの詳細については7月のE3で改めて説明するといい、「近いうちに、実際に体験してもらえる機会を作りたい」とコメントした。

【ラスト レムナント】


(C)SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved. Unreal Engine, Copyright 1998-2008, Epic Games, Inc. All rights reserved.


■ バンダイナムコゲームス 〜「テイルズ オブ ヴェスペリア」〜

プレミアムパックに同梱されるフェイスプレートを掲げる樋口氏(左)と郷田氏(右)
 弊誌でもたびたびご紹介している「テイルズ オブ ヴェスペリア」は、日本語版オープニングムービーを初公開。発売日は、日本国内が8月7日で価格は7,800円。北米は8月、アジアは今夏、欧州は2009年予定。

 マイクロソフトから、ソフトとXbox 360本体がセットになった「Xbox 360 テイルズ オブ ヴェスペリア プレミアムパック」が同日リリースされる。価格は37,800円で、ソフトとXbox 360(20GB HDDモデル)本体のほか、オリジナルフェイスプレート、収録台本レプリカといったオリジナル特典が付属。パッケージは数量限定のため、なくなり次第販売終了となる。

 関連媒体では、テーマソングのシングルCD「鐘を鳴らして(BONNIE PINK)」が8月6日、サウンドトラックCDが8月20日に発売決定。角川書店からは、書籍「テイルズ オブ マガジン」が発売される。Vol.1が8月7日、Vol.2が10月10日で、以降は月刊化される予定。予定価格は780円。

 同社では、本作の体験版を6月中にリリース予定。イベント会場には体験版の試遊台が設置されていたため、筆者も早速プレイ。戦闘システムは「テイルズ オブ ジ アビス」を発展させたもので、一定のフィールド内を自由に動き回り敵を攻撃。HDクオリティで炸裂するエフェクトは、豪快かつ華麗のひとこと。実は筆者「テイルズ〜」シリーズは初体験だが、サクサクと遊べて好印象。体験版は約15分ほどの内容だが、出現するボスが相当手ごわく、担当氏いわく「体験版なのに、地道にレベルを上げないと倒せない(笑)」という。このあたり、正式発売前の予行演習には最適といったところか。

【スクリーンショット】

【Xbox 360 テイルズ オブ ヴェスペリア プレミアムパック】


(C)藤島康介 (C)2008 NBGI


■ マイクロソフト 〜「Fable2」、「Mass Effect」〜

マーケティング担当の山内氏
 「Fable2」は、鬼才ピーター・モリニュー氏が代表を務める英Lionheadの作品。GDC 2008の弊誌特集でもインタビューなど多数の記事が掲載されており、RPGファンならずとも(改めて)目を通していただきたい。

 プレーヤーの行動次第で、善悪どちらにも傾いていくキャラクタ。前作は強烈な自由度の高さが印象的だったが、今作は前作をはるかに上回る体験ができるという。ゲームの舞台は、前作から500年後の世界。テーマはずばり「愛」といい、プレーヤーの行動は自身はもちろん、社会にも影響を与えていく。社会に貢献するなら、それはすなわち「社会愛」であり、その一方で“無償の愛”の象徴として、プレーヤーに忠誠を尽くす犬が登場。出産や育児といった要素までサポートされており、このあたり「恐るべし、ピーター・モリニュー!」というほかない。

 本作は、Xbox LIVEを介した協力プレイが可能。ここで山内氏は「確かに協力プレイは可能だが、その行動もゲームの世界に影響を与えるので注意して欲しい」という。普段は「愛など知らぬ」とばかり悪行に突っ走っていたプレーヤーが、友だちと協力プレイになったとたん善人として振舞えば、それは確かに色々な齟齬がでてもおかしくない。このあたり、実際にやってみたらどうなるか非常に興味深いところ。2008年の発売予定が待ち遠しくて仕方がない。

 「Mass Effect」は、昨年のE3で最優秀RPG賞を受賞するなど、全世界で100を超えるアワードを獲得した注目作。北米や欧州ではすでにリリースされており、140万本を越えるヒットとなっている。銀河を救うべく立ち上がったにも関わらず、地球人というだけで信用されない主人公たちの葛藤と、のしかかる重圧。SF映画のなかにそのまま入っていったかのような深遠な世界観とストーリーは、日本のファンにも強烈にアピールするクオリティ。現時点では「日本発売が決定」というだけで、それ以外は未定。少々物足りないが「1本でも多く、より良いタイトルを紹介していきたい」という山内氏の言葉を胸に、ここは続報を心待ちにするとしよう。

【Fable2】


(C)2008 Microsoft Corporation. All Rights Reserved.

【Mass Effect】


(C)2008 Microsoft Corporation. All Rights Reserved.

□Xbox 360のホームページ
http://www.xbox.com/ja-JP/
□スクウェア・エニックスのホームページ
http://www.square-enix.co.jp/
□バンダイナムコゲームスのホームページ
http://www.bandainamcogames.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.xbox.com/ja-JP/press/release/20080610-1.htm
http://www.xbox.com/ja-JP/press/release/20080610-2.htm
□関連情報
【5月30日】バンダイナムコ、新キャラクタとバトルシステムを公開
Xbox 360「テイルズ オブ ヴェスペリア」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080530/tov.htm

(2008年6月10日)

[Reported by 豊臣和孝、船津稔]



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