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価格:5,040円
DS「マール王国の人形姫 天使が奏でる愛のうた」は、1998年にプレイステーション用ソフトとして発売された「マール王国の人形姫」をアレンジ移植したもの。PS版のシステムを踏襲しつつ、より幅広いユーザーが楽しめるよう、戦闘システムのリニューアル、クルルのパーティメンバー登録が可能、上画面にナビマップを表示、ゲーム本編で見たミュージカルを再演する「アンコール劇場」など、新要素の追加やさまざまな工夫が施されているという。 本作は、主人公「コルネット」が悪い魔女にさらわれた王子を救出すべくマール王国を冒険する物語。人形と会話ができるという、不思議な力を持った女の子コルネット。マール王国のオレンジ村に住むコルネットは、ある日、仲良しの人形「クルル」と一緒に出かけた森で、悪い魔女の一味に襲われてしまう。危機を救ってくれたのは、マール王国の王子「フェルディナンド」。コルネットは、強くて優しい王子さまに一目ぼれしてしまう。
身分違いの片想いに悩むコルネットだが「女は行動力」というクルルの励ましに背中を押され、王子の花嫁候補を決める“ミス・マールコンテスト”に出場。友人のエトワールをはじめ、ライバルと競った末に見事優勝。コンテスト優勝者として王子と再会し、お城で開催された王子の誕生パーティーでダンスを踊ることに。2人は見つめあい、雰囲気も最高潮……と思ったその瞬間、王子を逆恨みした魔女の一味がお城に乗り込んできた。お城のなかは大混乱で、魔法で石に変えられた王子は魔女のアジトへと連れ去られてしまう。目の前で王子をさらわれたコルネットは、ショックから立ち直ると魔女の一味を倒して王子を取り戻すべく立ち上がることを決意する。
本作はオーソドックスなRPGスタイルを採用。ダンジョンや町を冒険しながら目標を達成することでストーリーが進展していく。冒険を重ねていくうち、コルネットたちはさまざまな“人形”たちと出会う。人形たちは話しかけることで仲間になり、戦闘に参加してくれる。これら人形は、本編のストーリーに関わることは少ないが、1体ずつサブイベントが用意されている。 戦闘パートはコマンド選択システムを採用。敵と遭遇したら「こうげき」、「とくしゅ」、「ごほうび」、「アイテム」のいずれかひとつを選んで敵味方交互に手順を進めていく。各キャラクタには“属性”が存在。味方の弱点をカバーしつつ敵の弱点を突いていくことで戦いが有利に展開していく。 「こうげき」は、各キャラクタが手持ちの武器で物理的な攻撃を行なう。「とくしゅ」は魔法やラッパを演奏して体力を回復するなど、特殊な行動を行なう。「ごほうび」は、ラッパを演奏すると蓄積される“感謝ゲージ”を消費して“とくしゅ”技を使うというもの。ダメージなどの威力だけでなく、エフェクトなどの演出も他の攻撃や魔法とは異なる少々変わったものが多いという。「アイテム」は、アイテムを使って体力、毒、麻痺などの回復を行なうもの。とくしゅが使えないキャラクタなどにとっては、とても重要なコマンドだ。
絵本のような温かみのある可愛らしいグラフィックと、ゲームの進行にあわせて随所に挿入されるミュージカルイベント。さまざまなアレンジおよび追加要素は、新規ユーザーだけでなく既に体験済みのシリーズファンにも要注目といえそうだ。
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□日本一ソフトウェアのホームページ (2008年5月31日) [Reported by 豊臣和孝]
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