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SCEJ、PS3「無限回廊 -序曲-」
ユーザーから投稿された選りすぐりの追加ステージを限定配信中!!

4月17日 より順次配信中

【無限回廊 -序曲-】
価格:1,800円(PLAYSTATION Networkで配信中)


全体的なデザインはモノクロで統一され、非常にシンプル。無駄なものは何もない
 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントは、3月19日からPLAYSTATION Networkにおいて1,800円で配信しているプレイステーション 3用パズルゲーム「無限回廊 -序曲-」の追加ステージを4月17日から配信を開始した。

 今回配信されている追加ステージは、ユーザーから専用サイトにアップロードされた投稿作品から選りすぐったステージを集めたもの。第1回目は4月17日から24日まで、第2回目は4月24日から5月1日まで、第3回目が5月1日から5月8日まで、第4回目が5月8日から5月15日までとなっており、それぞれ10ステージずつ配信される。PLAYSTATION Network接続時に自動受信し、PS3のハードディスクに追加される。

 「無限回廊」については発売前に何度かお伝えしてきたが、人間の目の錯覚を上手くゲーム化したパズルゲーム。ゲームでは、画面上を歩く白い人形 (キャスト) を“影 (エコー)”と呼ばれる灰色の人形のようなアイコンに導いてあげることとなる。

 ポイントとなるのは、このゲームの世界では特別なルールが存在するという点。現実では離れたところにある道でも、見る位置によっては人間の目が錯覚を起こし繋がって見えることがある。もし繋がって見えればそこを通ることができるのだ。このほかにもたとえば落とし穴があってもその手前に障害物があり見えなければ、この落とし穴はないことになる。

 つまり、いかにして目の錯覚を作るかというのがテーマとなる。操作方法は実に簡単だ。アナログスティックや十字キーで視点をグリグリ動かすだけ。キャストは「左手の法則」に従い自動的に歩き回るので、リアルタイムに上手く視点を動かし、障害物が邪魔なら遮蔽物で隠し見えなくしたり、道が行き止まりだったらこれまた視点を移動させ、目の錯覚を作りだし道を繋げたりすることとなる。

 言葉で説明すると難しく感じるが、プレイして画面をクルクルと回していると、何となくコツが掴めてくる。たとえば繋がらないはずの道を繋ぐように錯覚を作るとき、高低差があると作りやすいといった点だ。少し斜めになっていると錯覚は作りやすく、そう言ったことがステージをクルクル回しているとそれだけで何となく掴めてくるから不思議だ。

 ひとつ残念な点があるとするならば、道がうまく繋がらない時があることだ。繋がるはずと思ってもほんの少しずれているだけで道が繋がらなかったり、逆に繋がっているように見えているのに判定は繋がっていないようでキャストが真っ逆さまに落ちていったり、少しいらつくときがある。そう言ったときは“□ボタン”を押すと「スナップ」と呼ばれる機能が作動し、ピタッとくっつく。“□ボタン”を積極的に使っていけばプレイしやすくなるだろう。また視点の移動方向などについてもoptionで変更できる。しっくりこない時は調整してみると良いだろう。

 以前掲載した記事にも書いたことだが、「無限回廊」では一定時間を迎えるまでゲームオーバーにはならず、何度落ちても基本的にはペナルティになら無い。このため、いけるかどうかと悩んだときは“△ボタン”を押してシンキング状態にすることも大事だが、ドンドン動かしていくのもひとつの方法だろう。そうすることで道が開けてくることもある。

 そして一度解けたからといってこのゲームは終わらない。何となくクリアできることも多いのだが、クリア手順をヒントに色々と考えより短い時間でクリアするのもストイックなゲームの楽しみ方のひとつだろう。ちなみに“×ボタン”を押すとキャストが早く移動するので、時間を短縮していくという方法もある。もちろん基本は「どうやって錯視を作るか?」だが、ゲームのクリア方法はひとつではない。クリア時間の短縮をモチベーションにして新たな解法を見つけることは無駄ではないだろう。

 そしてcanvasで新たなるステージを作るのもまた楽しみのひとつ。可能性のあるステージを作り出すことができるということは、今回配信されている先輩達の作品を見ればわかるはず。ぜひ色々な楽しみ方を見いだしていただきたい。ちなみに「無限回廊」は「ゲームやろうぜ!」賞を受賞している。何度も楽しめるパズルとして様々な楽しみ方を発見してもらいたい。

【第1回、第2回配信中ステージからオススメ!!】
ユーザーがアップロードした「無限回廊 -序曲-」の投稿作品。第1回目の配信は4月17日から24日までと記事掲載時点で残すところ当日のみとなっているが、第2回目は4月24日から5月1日までの配信を予定している。この第1回目と第2回目の配信ステージの中から弊誌のオススメとして選択したのはこの「maou」。難易度は“3”。その実際の難しさよりも、何よりこれだけ入り組んでいるとその迫力に圧倒される。階段がたくさんあるようで、実は階段ではない。また、入り組んでいるようで比較的平面で構成されているので、上下の移動が難しい作りになっている。実は一番上に設置された影にたどり着くのがなかなかに難しい
【第3回、第4回配信中ステージからオススメ!!】
5月1日に第3弾が、5月8日からは第4弾が配信開始となる。これらの中からオススメとして選んだステージは「DROP THE G.」。作成者は「anonymous」となっている (匿名と言うこと)。難易度はこれまた“3”。恐ろしく移動できる面積が狭いステージ。高所恐怖症としてはあまりチャレンジしたくないような面だ。おまけにそれぞれにジャンプ台が設置されているので、これらを使って移動することになる。「無限回廊」はアクションパズルだが、比較的パズルの要素が強い。しかしこの面はアクション要素が強調された作りとなっているのが面白い。こういった面も作成可能なところが、「無限回廊」の奥深いところと言えるだろう。ジャンプアクション命なステージ
【スクリーンショット】
ステージの作り方によってはこんなお遊びも可能。ステージ名は「333」で難易度は“2”。実は高低差がありブロックがズレて配置されているので錯視が作りやすく、移動しやすい作りと言える。第3回配信予定 ステージ名は「lunatic home」で難易度は“3”。こちらも「maou」同様見ただけで圧倒される複雑さだ。あちらこちらに落とし穴が仕掛けられている。第3回配信予定 ステージ名は見たとおりで「Maze」。影はスタート地点に集中しているので、簡単かと思いきや、その後プレーヤーは迷宮に迷い込むこととなる。一度迷い込むと脱出不可能か? 第3回配信で難易度は“3”
「無限回廊」をまさに体現しているステージと言える。ステージ名は「Mugen Kaidan」。難易度は“2”。ここまでプレイしてきたユーザーにとってはすぐにクリアできる難易度だが、「『無限回廊』とはこういうものだ!」と原点に立ち返る意味でもプレイしておきたいステージ。第4回配信予定 こちらも絵心溢れるユニークなステージ。第1回配信の「sky」。空を飛ぶ飛行機をイメージしており非常に可愛らしい。太陽の部分が若干離れているのが若干悩むポイントかもしれない。難易度は“2” ステージ名は「Spiral 3」。ドリル型というか栄螺堂というか二重らせん構造となっており、全てが1本の道となっている。工夫次第では短縮できそうだが……。第2回配信で、難易度は“3”


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□プレイステーションのホームページ
http://www.jp.playstation.com/
□「無限回廊」のページ
http://www.jp.playstation.com/scej/title/mugen/
□関連情報
【2月8日】PSP「無限回廊」、PS3「無限回廊 -序曲-」
発売前の予習を兼ねて「錯視クイズ」第2問目!!
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080215/mugen.htm
【2月8日】PSP「無限回廊」、PS3「無限回廊 -序曲-」
「どうすればクリアできるのか?」を簡単な例題で解説
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080208/mugen.htm
【2007年9月20日】
東京ゲームショウ2007、SCEJブースレポート
PS3&PSP用タイトルを大量にプレイアブル出展!
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070920/sce1.htm

(2008年4月24日)

[Reported by 船津稔]



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