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会場:東京ミッドタウン・ホール Hall B
発表会の冒頭、会場の大型スクリーンに投影されたのは、歴代「桃鉄」シリーズの映像年表。'88年に任天堂ファミリーコンピュータで発売された「桃太郎電鉄FC」に始まり、以後PCエンジン、スーパーファミコン、プレイステーション 2など、さまざまなプラットフォームを股にかけ進化を遂げてきた本シリーズ。その集大成ともいうべき作品が、今回発表されたDS「桃太郎電鉄 20周年」だ。
DS「桃太郎電鉄 20周年」は、シリーズ初になるというWi-Fi対戦機能を搭載。ニンテンドーDSで発売された前作はグラフィックスが2Dだったが、キャラクタやマップ上のオブジェクトなどグラフィックスを3D化し、電車の移動や物件購入など主だった動作をタッチペン1本でまかなえる快適な操作性を実現。物件駅はシリーズ最多。「坂本竜馬」など、その土地にちなんだ歴史上の人物が多数登場するほか、新たな貧乏神「ロシアンボンビー」がゲームに激しい展開をもたらす。12月発売予定で、価格は未定。
ハドソン執行役員副社長の石塚通弘氏は「桃太郎電鉄シリーズは、ハドソンにとって非常に重要なタイトル。その柱に向けて、日本でもっとも売れているプラットフォーム(DS)に新作を投入することで、さらに多くのお客様に楽しんでいただけるものと期待しております。20周年を迎えるにあたり、プロモーションも色々と考えています。CD、DVD、書籍など、メディアミックスでキャラクタを盛り上げていきたい」とコメントした。また、DS以外にも携帯コンテンツで桃鉄シリーズの新作を年内に2タイトル追加するという。 石塚氏のコメントにもあるとおり、同社では20周年記念プロモーションを多数予定している。TVCMは、5年前から“シリーズの顔”となっているタレントの陣内智則さんと若槻千夏さんを引き続き起用。「20周年=成人式」ということで着物姿で登場したおふたりは「絶対どっちかひとりが(CMから)居なくなると思っていた(若槻さん)」、「1年目から『もう次はないんちゃうか?』、2年目は『もう無いで』いいながら、お互い笑いを振りまいていこうということで(陣内さん)」とコメントし会場内の笑いを誘う。
陣内さんと若槻さんは、4月23日にDVD「セレクト☆桃の陣」が発売される、桃太郎電鉄をモチーフにした関西ローカル(MBS)のバラエティー番組「桃の陣!」のメインパーソナリティを担当している。先日発売されたCD「歌合戦 ~桃太郎電鉄20周年記念アルバム~」でもヴォーカルを披露しているが、陣内さんは「ボク、歌ってないんですよ。桃鉄と都道府県を順番に言っていっただけ。音痴なのをわかってくれたうえでの作詞なんやろうけど(笑)」と、他の参加者とはちょっと違ったテイストに下げられており、一方の若槻さんの曲は「一番最初、うちの事務所は私を歌手としてデビューさせたかったんですよ(若槻さん)」、「だから上手いねや(陣内さん)」と、こちらは(元?)正統派の歌唱が楽しめる。
イベント関連では、「桃の陣」夏冬2回の特番放映、桃鉄ナンバーワン芸能人決定戦「桃-1グランプリ」、由比ガ浜「桃鉄CDライブ」などを予定。CD、DVD、攻略本、桃鉄人形焼、桃鉄きびだんご、ぬいぐるみ、ストラップ、プライズ景品など関連商品も順次新製品が追加され“桃鉄ワールド”は20周年を迎えてさらなる広がりを見せていく。ファンはもちろん、興味がある人たちにとって今年は“桃鉄”から目が離せない1年になりそうだ。
(C)2008 HUDSON SOFT ※画面はすべて開発中のものです
□ハドソンのホームページ (2008年4月2日) [Reported by 豊臣和孝/船津稔]
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