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「救声主 for NINTENDO DS」は、DSに収録する音声データを、高音質、高圧縮で扱えるようにするサウンド再生システム。セリフ再生に特化した独自の音声コーデックを採用し、高音質を保つためのさまざまな機能が搭載されている。 「C-TST」は、録音された人の声を、声質を変えずに再生速度を速くしたり、遅くすることを可能にするリアルタイム音声再生技術。従来の技術では再生速度を速くすると高音に、遅くすると低音になってしまったが、「C-TST」を導入することでこの欠点を解消することができる。再生速度の変更には±30%まで対応し、CPU負荷は約1%という軽さも特徴の1つとなっている。 利用方法として、語学学習ソフトや小説、絵本ソフトにおける文章読み上げ速度の変更や、高齢者向けに「ゆっくり・はっきり」とした音声が必要なソフトの開発、また、RPGやAVGなどの収録ボイス数の多いゲームで、スキップされてしまうセリフも速度を上げることで聴いてもらいやすくするといった例が挙げられる。また応用例として、音声データ量を圧縮し、C-TSTを使用し低速で再生することで、音声データのサイズを小さくすることも可能という。
「C-TST」は「救声主 for NINTENDO DS」のパワーアップモジュールとして提供され、価格は「救声主」込みで1タイトルあたり44万円より。
□CRI・ミドルウェアのホームページ (2008年1月9日) [Reported by 滝沢修]
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