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【連載第141回】ゲームライフに役立つグッズをレポート

年末年始のゲームライフをもっと充実!
スタンド機能を持つPSP用シリコンジャケットやWiiで使える振動コントローラなど

当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。


 いよいよ2007年も残すところわずかということで、研究所も年末体制で、従来よりも多めにグッズをレポートしてみた。クリスマスや年末、お正月に新たにゲーム機、ゲームを購入するというとき、一緒に買いたいゲームグッズ。これまでのバックナンバーともども参考にしてもらいたいと思う。

 今回レポートしたのは、PSP-2000用グッズでは、スタンド機能や液晶保護機能を持つ特徴の多いシリコンカバーであるCAPDASE(輸入販売はミヤビックス)の「ソフトジャケット for PSP-2000」や、定番と言えるHORIのシリコンジャケット「シリコンカバーポータブル2」。さらにゲームテックのフロントカバー「クリスタルフェイスP2」。

 Wii用グッズからは、かゆいところに手が届く、ちょっとユニークな「CYBER・フタ(Wii用)」、振動機能や連射機能を持つ「CYBER・振動連射コントローラ(Wii/GC用)」を試してみた。最後に、携帯電話用の保護フィルターを多く扱うアスデックのDS Lite/PSP用保護フィルター6枚を一気に試してみた。

【今週のおしながき】
PSP CAPDASE 「ソフトジャケット for PSP-2000」
PSP HORI 「シリコンカバーポータブル2」
PSP ゲームテック 「クリスタルフェイスP2」
Wii サイバーガジェット 「CYBER・フタ(Wii用)」
Wii サイバーガジェット 「CYBER・振動連射コントローラ(Wii/GC用)」
DS アスデック 「DS Lite用下画面専用保護フィルム(3種類)」
PSP アスデック 「PSP用画面保護フィルム(3種類)」



● 本体保護、スタンド機能、液晶画面カバーと嬉しい機能満載のシリコンジャケット!

「ソフトジャケット for PSP-2000」

    メーカー:CAPDASE
    価格:1,680円
    カラーバリエーション:ブラック、グラファイト、クリア、ブルー、ピンク


シリコンジャケットほか、ストラップ、液晶画面を保護する「液晶カバープレート」が付属する
 海外メーカー「CAPDASE」のPSP-2000用シリコンジャケット「ソフトジャケット for PSP-2000」が、ミヤビックスの運営するオンラインショップ「ビザビ」で輸入発売されている。こちらはシリコンラバーとUMDスロットを保護するプラスチックカバーに加え、液晶画面も液晶カバープレートで保護するという、PSP-2000本体を丸ごと保護するグッズで、斬新なアイデアが光る一品。カラーバリエーションはブラック、グラファイト、クリア、ブルー、ピンクで、今回はピンクを使ってみた。

 シリコンラバー本体は側面が厚めになっているが、前面は薄くなっている。特に□、△、○、×ボタン周りは一段薄くなっていて押し込みやすい。方向キーやアナログパッド周りは厚めになっているのが少し気になるが、方向キーの操作性は悪くない。アナログパッドは持ち方によっては親指が少しラバーに当たり、ひっかかってしまうのが気になった。

 各端子やスロットはくりぬかれており、しっかりアクセスできる。側面の電源スイッチとメモリースティック DUOスロットはラバーの厚みが少しあるため、指先というよりツメ先で操作する感触に近づく。他のシリコンラバー製品と異なるところは、PSPの側面上部にシリコンカバーがきちんと回りこんでいるおかげで、カバー全体がしなっとしてしまわないところだろう。

 ラバーの手触りはスベスベとした感触が気持ちいい。グリップ力の向上と言えるほどの効果は薄いが、背面に線状に太めの突起が4本ついていて、ここに指がしっくりとひっかかる。手触りにこうした工夫もあって、手に持った感触はいい。ラバーと本体の一体感も高く違和感も少ないのが嬉しいところだ。

シリコンジャケットをPSP-2000に装着。一体感の高さやたわみのなさが嬉しい。背面にはライン状の滑り止めがあり、柔らかく指をとらえてくれる。方向キー、ボタン周りともに薄くなっていて操作性もよい。電源スイッチはラバーの厚みに埋もれてしまい、ツメ先で操作するようになるのが少し残念

このグッズの大きなポイント、「スタンド機能」。写真のようについたてを立てて視聴に適したスタイルにできる
もうひとつのポイント「液晶カバープレート」。従来シリコンジャケットグッズでは大きい液晶を保護できなかったが、このプレートで保護できる
 背面のUMDスロットには、開閉式のプラスチックカバーがある。プラスチックカバーは底面側がヒンジになっていて、ラバーの左右にあるカバー固定用の突起で固定する。UMDスロットを開閉するときに、突起からカバーを外して開けるが、PSP本体のUMDスロットのカバーを開くだけで、プラスチックカバーも開くことができるほど、カバーの開閉は楽にできる。その反面、ラバーを少し広げれば突起は外れるぐらいの固定力で、不意にカバーが外れる可能性も感じた。

 このプラスチックカバーには、スタンド機能で使う“ついたて”がついている。これもカバーにヒンジで繋がっている作りで、ついたてを開くとPSPを立てかけて置ける。ついたてはプラスチックカバーに留め具で固定されているが、ここが少し堅め。最初は力をいれていいものか不安になったぐらいだったが、慣れると自然に扱えるようになった。

 ついたては本体に対して50度ほどの角度まで開く。だいたい丁度いい机の高さに置けば、液晶画面が正面に見える角度になる。ついたてを調整すればもう少し垂直に近い角度にもできる。

 もうひとつの特徴である液晶カバープレートは、他にあまり例のない液晶保護方法として面白い。液晶サイズより少し大きいぐらいのクリアプレートをラバーの溝に差し込み、液晶の位置に固定する。片側からプレートを差し込んでいき、四方を馴染ませるようにすればきっちりはめ込むことができるだろう。クリアプレートは装着中に液晶側に指紋などがついてしまうと拭けないので、クリーニングクロスなどで拭きながらセットするときれいにはめ込める。

 ラバーの溝に差し込むという固定方法なので、少し固定力に不安を感じるところもあるが、シリコンジャケットグッズでは従来保護されない大きな液晶画面がしっかり守られるのは嬉しい。また、PSP-2000での液晶保護シートでは、周囲に段差ができたり、完全に液晶をカバーできる大きさでないものもあるので、保護面積の面でも優れている。シートよりもラフに扱えるのも楽だ。シリコンジャケットの手触りと保護性、フロントカバーのような液晶保護が両方得られるものとして面白い。

 スタンド性能を持ち、シリコンジャケットとフロントカバーのメリットを併せ持つことなど特徴と工夫が光るグッズ。感触も一体感もかなりよい。いくつか気になった点を挙げているが、それ以上に工夫やギミックの魅力や手触りの良さに喜べる、オススメしたい製品だ。

 だが一点、注意点がある。液晶カバープレートの存在があるうえ、ラバーの強度を保つためと思うが、前述のとおり、このカバーではPSP本体の上部にあたる部分もシリコンラバーに覆われている。USB端子と、固定用のネジ穴は開けられているものの、ワンセグチューナーやGPSレシーバーなどを差し込むときは、ラバーを挟むため、接触が悪くなる。いくつかのPSP-2000と複数の同製品を試してみたが、普通に差し込み固定しただけでは認識されず、少しワンセグチューナーを本体に押し込むと使えるようになったり、どんなに押し込んでもワンセグチューナーが認識できない組み合わせもあった。周辺機器のネジは片側止めになっているため、片側のみが浮いてしまうこともある。

 せっかくスタンド機能を単体で有している優れた製品なのに、実に惜しいところだ。どうしてもダメならUSB端子周りのシリコンを切り取ってしまう手段もあるかと思うが……。他には、背面のプラチスックカバーや前面の液晶カバープレートは持ち運び時に強い衝撃がかかると外れてしまうかもしれない。できるかぎり本体ケースを併用したい。

本体の上部もラバーが包んでいるため、USB端子に装着するユニットの接触が少し不安定になる面も。写真のように、普通にワンセグチューナーを装着すると認識されなかったのだが、しっかり押し込んでからだと無事に使えたり、まったく使えなかったりと、個体によっては不安定になるようだ。あまりネジをきつく締めすぎるとネジ穴にダメージを負ってしまうことも考えられるので、むりやり使うのはオススメしかねる



● グリップ力を大幅に向上する、PSP-2000用のスタンダードなシリコンジャケット

「シリコンカバーポータブル2」

    メーカー:HORI
    価格:1,029円
    カラーバリエーション:ブラック、ホワイト(ブルー、ピンクは12月20日発売)


左右のフチにあるふくらみなど、デザインに少し特徴があるシリコンジャケット
 HORIから発売されたPSP-2000専用のシリコンジャケットグッズだ。カラバリエーションはブラック、ホワイトで、ブルー、ピンクが12月20日に追加発売される。今回はブラックを使ってみた。

 シリコンは全体に薄めで、手触りは少しスベスベ感が薄く、ラバーそのもののマットな感触がある。前面、背面ともに左右のフチがふくらんでいたり、背面の滑り止めの突起がくっきりと目立つところなど、外観に個性を感じる。少し無骨な印象を受けるだろうか。

 方向キーやアナログパッド、□、△、○、×ボタン周りは見た目ではっきりとわかる段差がついていて、薄くなっている。周辺に余裕の少ないアナログパッド周りも薄くなっている部分が広めになっていて、親指のひっかかりが少ないのが嬉しいところだ。スタート、セレクトボタンなどが並ぶ下部はラバーにボタン型の起伏がはっきりと付けられていて、ボタン名の刻印もある。

 各端子やスロットはほとんどが綺麗に抜かれているが、メモリースティック DUOスロットの箇所だけは開いていない。普段からメモリースティック DUOを取り出さず、USBケーブルでデータをやりとりしている人なら気にならないが、抜き差しの多い人はチェックすべきポイントだ。

 手に持った感触としては、背面の突起が強く、本体フチのふくらみが手をとらえることで滑り止め効果はかなり高い。その反面、少しラバーの摩擦感が強いだろうか。特に背面の突起は人によっては長時間持っていると、刺激に感じてしまうかもしれない。

 上部のUSB端子周辺は大きく開けられているので、ワンセグチューナーなどの装着も支障がない。電源スイッチ周りもラバーが薄く、大きく空けられており、未装着状態と変わらない感覚で操作できる。だが、その代わりに液晶上部のあたりのラバーはかなり細く、たわみが気になった。

 全体の作りは堅実で、方向キーやボタンなどの操作系周りもきれいに処理されている。たわみがない本体左右を持ったときの一体感はよく、ラバーが薄めなので全体が小ぶりな印象なのは嬉しい。左右端のふくらみや背面の突起などからくる無骨ともいえる外観の印象、そしてそれらの手触りなどに、好みが分かれるところを感じたところ。メモリースティック DUOスロットの箇所が塞がれている点をあわせ、選択の一助としてほしい。

方向キーやボタン周りなど操作する各部のアクセスの良さがポイント。定番メーカーならではの堅実な作りだ。ただ、フチのふくらみや背面の滑り止めの刺激の強さなど、好みがわかれるところを感じた



● PSP-2000の前面をガッチリガード! 3色のカラーバリエーションがポイント

「クリスタルフェイスP2」

    メーカー:ゲームテック
    価格:780円
    カラーバリエーション:クリア、クリアブルー、クリアブラック


液晶画面ごと前面を保護するフロントカバー。写真はクリアブラックカラーを使っている
 ゲームテックより発売されたPSP-2000専用のフロントカバーグッズ。液晶画面ごとPSP本体の前面を保護してくれる。カラーバリエーションはクリア、クリアブルー、クリアブラックと3色で、今回はクリアブラックを使ってみた。

 さて、この製品だが、本連載の第139回で紹介したサイバーガジェットの「CYBER・フロントカバー(PSP2000専用)」とかなり作りの近い製品だ。手触りや固定方法、各部端子に対する開口部の寸法などにかなり近いものを感じる。

 両製品が明確に異なるのは、□、△、○、×ボタン周りの開口部が「CYBER・フロントカバー(PSP2000専用)」だと丸いが、「クリスタルフェイスP2」だとボタンに沿った丸みのある十字型に開けられているところ。ほかにも部分的に形状が違うところがあるが、どれもとても微妙な違いだ。先発の製品をよく研究して作られているということなのだろうか。

 使用した感触なども特筆するほどの違いは感じられなく、価格もほとんど同じ。今回は「クリスタルフェイスP2」はクリアブラックカラーを使っているので、写真での比較に差を感じられるかもしれないが、これはカラーの問題だ。むしろこの点が大きな違いで、このゲームテックの「クリスタルフェイスP2」にはカラーバリエーションがある。そこを選択のポイントと考えていいだろう。

装着が簡単で扱いやすく、液晶がばっちり保護されるのが嬉しい。右下はサイバーガジェットの「CYBER・フロントカバー(PSP2000専用)」と並べた写真。細部が異なるが、基本的な作りが非常に近い



● WiiのGC用コントローラポートを活用する人に嬉しい、ちょっと変わった一品

「CYBER・フタ(Wii用)」

    メーカー:サイバーガジェット
    価格:オープンプライス(購入価格:980円)


一見するとWiiのどこに使うのかわからないかもしれない
 Wii向けにちょっとユニークで、かつかゆいところに手が届く的なグッズが登場した。その名も「CYBER・フタ(Wii用)」で、これはWii本体にあるゲームキューブ用コントローラポートと、ゲームキューブ用メモリーカードスロットのフタを交換するグッズだ。

 Wiiの上部(縦置きの場合)には、ゲームキューブ用コントローラポートと、ゲームキューブ用のメモリーカードスロットがある。コントローラポートとメモリーカードスロットは、開閉式のフタでそれぞれ保護されている。ただ、横置きにした場合は、ポートが側面にきて、標準のフタだと開閉しづらいうえ、開いたフタが接地面に当たってしまうのがきになる。フタの裏にある説明にも、本体を横置きにした場合は、このフタを外すように解説されている。

 標準のフタを外すとポートがむきだしになってしまうし、Wii本体のカラーであるホワイトと、ポート周辺の黒いカラーでちょっと違和感が出てしまう。それに、コントローラスロットを全部使うこともそうそうないし、メモリーカードも2枚を常に使う人もあまりいないだろう。そのためにカバーが全開になっているのは気になるという人に向けて、この「CYBER・フタ(Wii用)」はいかかだろうか、というわけだ。本体色とほぼ同じ色のホワイトカラーで、ポートがむきだしにならないし、開閉を個別に行なえる。

 ゲームキューブ用コントローラポートはシャッター開閉式になっていて、上に押し上げる。少し感触が堅く、パチッと音が鳴る。ゲームキューブ用メモリーカードスロットはラバーキャップで、こちらは柔らかい。なにぶんこれ以上の機能はないので、良し悪しというのもほとんど感想はないのだが、装着後の一体感のよさ、なにより標準のフタを外している状態の違和感が気になっていたところをカバーしてくれるのが嬉しい製品だ。

 Wii本体を横にセッティングしていて、かつ、ゲームキューブ用コントローラポートと、ゲームキューブ用メモリーカードスロットを活用しているという人に限定されるグッズだが、ちょっとした不満を補ってくれるという、ゲームグッズならではの一品だ。

Wii本体のゲームキューブ用コントローラポートやメモリーカードスロットのフタを外し(外しかたはフタの裏に解説されている)、かわりに「CYBER・フタ(Wii用)」を装着する
「CYBER・フタ(Wii用)」では、使うポートだけを開閉できるのが魅力。見栄えもいい



● 実はWiiでも振動付きでゲームが楽しめる! 振動機能と連射機能を持つWii/GCコントローラ

「CYBER・振動連射コントローラ(Wii/GC用)」

    メーカー:サイバーガジェット
    価格:オープンプライス(購入価格:2,480円)


振動機能と連射機能を持つゲームキューブ用コントローラ。Wiiにもばっちり使える
 Wiiにも使えるゲームキューブ用コントローラ。連射機能、アナログスティックの感度調整機能、そして振動機能を備えるのがポイントだ。いずれも純正のゲームキューブ用コントローラ単体やクラシックコントローラが持ち合わせていない機能で、このグッズならではのメリット。

 形状自体は純正のゲームキューブ用コントローラと基本的に近い。違いとして大きいのは左下の十字ボタン部分。任天堂特有の十字ボタンではなく、丸形のキーになっている。グリップ部分がひと回りほど大きくて、背面には、ラバー素材の滑り止めがついている。そのほかにも、十字ボタンやL/R、X、Y、Z、スタートボタンにはメッキパーツが使われている。

 コントローラごとに重さを比較してみると、クラシックコントローラが単体で110g、ゲームキューブ用コントローラが201g、CYBER・振動連射コントローラ(Wii/GC用)が215gとなった。振動用のモーターがあり、グリップも大きくなってラバーがついているにも関わらず、ゲームキューブ用コントローラと大差なく、感覚に大きな差がないのは嬉しいところだ。ケーブル長は1m80cm(実測)で、ゲームキューブ用コントローラの2mと比べると少し短い。

 ポイントはやはり製品名にも挙げられているように振動機能と連射機能の存在だろう。セガの「ナイツ~星降る夜の物語~」をプレイしてみたところ、ステージに入る扉を開けたシーンや、ステージ中の攻撃を受けたときなど、随所で振動した。クラシックコントローラでのプレイより一段体感が増す。小ぶりなクラシックコントローラにはない、グリップの存在や、しっかりと握りやすい形状も嬉しい。

 バーチャルコンソールのシューティングタイトルなどをプレイする際には、本製品の連射機能の存在は嬉しいことだろう。連射設定したいボタンを押しながらLボタン側の「スペシャルボタン」を押す。このボタンもゲームキューブコントローラにはない独自のものだ。スタートボタン以外、十字ボタンを含めて全てのボタンが連射設定できた。アナログスティックの感度は、中央にあるスイッチでNORMAL、Low、HIの3段階に設定できる。

 アナログスティックやボタンの感触は、いずれも純正のゲームキューブ用コントローラと比べてかっちりとしている。写真でもわかるようにボタンの出っ張り具合なども純正より高く、クリック感が強い。がっしりとした外見の印象どおりの感触だ。

 しっかりとしたグリップを持つコントローラとして、ゲームキューブ用コントローラの使い勝手はなかなかいい。現在入手が容易なもので、Wiiに使える連射機能を持つコントローラというものはあまりない。まして振動機能も併せ持っているとなるとますますないのが現状だ。また、メッキパーツが派手ではあるが、Wiiで使用することを考えたカラーリングもありがたい。連射機能は昨今のゲームタイトルだと活用の場面が減っている印象があるが、振動は大きな魅力だろう。

全体におおぶりで、小柄な人や小さな子供の手には大きいだろうか。グリップも純正のコントローラより大きい。大きさが手にフィットすれば、背面のラバーなどもありグリップ力はバツグン。振動を存分に楽しめる



● DS Liteの下画面を保護する、3種類の特徴がある保護フィルター

「DS Lite用下画面専用保護フィルム3種類
(光沢 / 反射防止 / 指紋が目立たない)」

    メーカー:アスデック
    価格:3種類それぞれ購入価格570円


 主に携帯電話用の保護フィルター製品を多く手がけるアスデックより、DS Liteの下画面用保護フィルターが新たに3種類発売された。種類は、「光沢」、「反射防止」、「指紋が目立たない」と特性ごとになっていて、いずれも2枚セットになっている。価格は570円。

 まず「光沢タイプ」から試してみた。透明度の高い光沢フィルムで、ハードコート加工がされている。フィルターは大きめの台紙に1枚ずつついていて、これを剥がしながら貼り付けていく形式だ。他の2種類と比べて薄めで、堅さも柔らかい。下画面のタッチパネルに対して1mmないぐらい小さめになっていて、位置合わせしやすい。フィルターの吸着もよく、すんなりと貼り付けることができた。

 DS Liteの下画面用フィルターというと、タッチペンで画面を操作するだけに、保護フィルターによってタッチパネルの反応が悪くなるのでは? という不安があるが、このフィルターはとても薄くて柔らかい。試したかぎり反応は良好だ。貼り付けのしやすさもあって、オススメしたい。

「光沢タイプ」を貼り付けてみた。中央は液晶の半分、右は全部に貼り付けたところ。透明度はなかなか高く、薄くて貼りやすい

 続いて「反射防止タイプ」。太陽光などの映り込みを未装着時に比べて4分の1に抑えてくれるという。表面の硬度も高いということで、「光沢タイプ」と比べて堅さがある。このフィルターにだけ、表面側を示すタブシールがついていて、貼り付け後に表面のフィルムを剥がす形式になっている。貼り付け時にはタブを持てるので貼りやすい。

 かなり堅いのでタッチペン操作を念入りに試したが、こちらも特に問題なし。光沢タイプよりも少しツヤがあり、「光沢タイプ」よりも多少摩擦が強い感がある。操作に障害が出るというほどではないが、スーッとペン先が流れていくというよりは、キュッキュとした感触がペン先から伝わってくる。

 また、摩擦の関係からか、指紋汚れなどに対して少し拭き取りに苦労する。皮脂汚れを拭き取ろうとすると、汚れが広がっていき、ほかのフィルターに比べて何度か多く拭くことで綺麗になる感じだ。

「反射防止タイプ」は台紙のほかに、表面にもフィルムが貼られている。かなり堅いフィルターで、ツヤの感触が強い。そのツヤの強さは少しタッチペンの滑りにも影響してきた

 最後は「指紋が目立たないタイプ」。新開発の表面加工により視認性の低下を防ぐという。また特殊マット加工により反射防止効果も持っている。表面を触ってみると、あきらかに他の2種類とは違う手触りで、ツヤがなく、紙を触っているかのような感触がした。

 この表面加工は、皮脂汚れや指紋が確かにつきづらいと感じた。他の2種類にあるツヤの感触をガラスと表現すれば、こちらは紙の感触で、よほど強く押しつけたり、指でこすらない限りは目立たなかった。ただ、透明度には少し難があって、フィルターを透かしてみると粒状になっているのが見えた。この粒状の膜が、汚れを付着しにくくしているのだろう。

「指紋が目立たないタイプ」は最も特殊な質感だった。粒状感が強く、写真では肉眼よりもそこがおおげさに映ってきた。半分だけ貼っている写真では違いがはっきりとわかる

 3種類それぞれ特徴が異なるフィルターで、透明度を重視するなら「光沢タイプ」、傷防止と反射低減なら「反射防止タイプ」、指紋汚れに徹するなら「指紋が目立たないタイプ」というところだろう。研究所員としては光沢タイプが気に入った。薄く透明度が高くて、タッチパネルの反応にも不安を感じない。



● PSP-1000/2000両用、「光沢」、「反射」、「指紋」で選べる保護フィルター

PSP アスデック 「PSP用画面保護フィルム(3種類)」
(光沢 / 反射防止 / 指紋が目立たない)」

    メーカー:アスデック
    価格:3種類それぞれ購入価格520円


 上で紹介したDS Lite用保護フィルターと同じく、PSP用にも「光沢」、「反射防止」、「指紋が目立たない」の3種類が発売されている。こちらはPSP-1000、2000両用で、フィルターが1枚入っている。

 基本的な作りはDS Lite用と同じで、それぞれの素材、特性も同じだ。異なるのは保護する液晶画面の大きさの違いだけだろう。DS Lite用とは違ってフィルターが1枚なので、より慎重に扱いたい。

 PSP-2000は液晶のフチに盛り上がりがあって、それゆえ液晶フィルターの端が浮いてしまいがちなのだが、それは残念ながらこのフィルターにおいても同様だ。1000/2000両用ではあるが、液晶画面のサイズに対して1mm弱小さいサイズになっているものの、やはり端にかかってしまう。

 それぞれ貼り付け後の見栄えや印象もDS Lite用とほぼ同じと言い切っていいので、主だった部分は省略するが、液晶画面が大きいぶん、「指紋が目立たないタイプ」の粒状感はより目立つ。逆に、「光沢タイプ」の透明度の高さはより好印象を受けた。

上段から、「光沢タイプ」「反射防止タイプ」、「指紋が目立たないタイプ」。フィルターの質感はDS Lite下画面用と同じと思えたが、液晶画面の広さや本体の違いでまた印象は変わってきた。PSPではよりフィルターによる差が強く表われている



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□ ミヤビックスのホームページ
http://www.miyavix.co.jp/
□ 「ビサビ」のホームページ
http://www.visavis.jp/
□ HORIのホームページ
http://www.hori.jp/
□ ゲームテックのホームページ
http://www.gametech.co.jp/
□ サイバーガジェットのホームページ
http://www.cybergadget.co.jp/
□ アスデックのホームページ
http://www.asdec.co.jp/

(2007年12月18日)

[Reported by ゲーム環境向上委員会]



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